はじめに・ご挨拶
東京は西の果てJ、R青梅駅真裏に聳えます旧北斗山(現永山公園グランド)頂に鎮座されます”武州青梅金刀比羅神社”とお宮にお仕えします仲間たちです。
このプロジェクトで実現したいこと
武州青梅金刀比羅神社(通称こんぴら様)は、「未来永劫続く器の広い神社」をコンセプトに掲げ、神聖な場を提供することにより、関わる人々とご縁あるモノ・コトたちと地域を繋ぎ、発展繁栄させていきます。
しかし今現在、拝殿は不特定多数の雨漏り箇所からの滴りが、屋根や壁・床を浸食し、カビの発生や床板の腐食を招いております。
社務所や物置等もないため、ご神事に必要な神具や準備用品、お客様用座布団なども拝殿の中で管理しなければならず、雨漏りによる湿気や虫の発生からお道具を傷めてしまうなど更なる悪循環を招いております。
拝殿の修繕と、必要な物を整然と整理の出来る社務所の設置が早急に必要な状態です。
また、昨今ではお賽銭ドロボーにも悩まされております...
「取る人にもよほどの事情があるのでしょう」と、大目に見ておりましたが、段々と大胆になってくる犯行と、修繕の必要なこんぴら様の現状から、悠長なことも言ってられず、鍵の強化や防犯カメラの設置など対策をしてみるものの、鍵と一緒に乱暴に壊されてしまうお賽銭箱の実態があり、プロジェクト実現後も今後のため安全な方法でのお賽銭箱の管理が必要となっております。
このプロジェクトを通し、こんぴら様の雨漏りや腐ってしまった天井壁床の修繕、賽銭箱の管理、境内の整備等を進めることにより、祭事やご奉納などの活動を更に活発化させ、地元青梅から日本全国の発展に寄与します。
こんぴら様と私たちの地域のご紹介
こんぴら様は正式名称を「武州青梅金刀比羅神社」といい、香川の金刀比羅宮より勧請された虎ノ門金刀比羅神社から更に青梅へ勧請されました。
元々の元宮様は、拝殿裏に鎮座されます妙見大権現と七星大権現です。
星の神様は古典古事記にも表記されておらず、隠された存在であり、日本全国においても珍しいです。
妙見様は北極星を司り、玄武のお姿をされておられ、私たちの行き先をお導きくださいます。
七星大権現は北斗七星を権化したもので、運命を司ります。
7つの星が生まれ干支に対応しており、ご自身の守護星を祈ることで寿命を全う出来ると言われております。
こんぴら様では、毎月9日夕刻より宵宮、10日午前中に月並祭を執り行っております。
宵宮の後には、その場に居合わせた方々にて直会が開かれます。
老若男女一期一会のメンバーで、井戸端会議から社会問題、文化活動などなど多種多様な話題を共有しております。
10日の月並祭後には、地元有志による「こんぴらふねふねご縁市」を開催。
お宮からの飲み物や一口お菓子のお振る舞いを始め、主に地元で活躍する安心安全なマーケットの出店やイベント開催など毎月趣味趣向を凝らした催し物となっており、永山丘陵ハイキングコース入り口の立地からご参拝の方やハイキング途中の方々の憩いの場としてご利用いただいております。
なかでもその場で挽いて入れてくれる豆から手作りのコーヒーと、その季節にあわせ柚子や梅など毎月テイストの変わる自家製クラフト神社エール(ジンジャエール)は好評で、私たち神司の楽しみでもあります^^/
また、年間を通して様々な祭事も執り行っており、夏越しと年末の大祓い、星信仰による七夕まつり、随時ご奉納など、都度関わる方々とご相談しながらひとつひとつ丁寧に、歴史を大事にしつつ当社らしくオリジナルな要素も加えながら執り行っております。
そしてこんぴら様名物となっている節分祭は、稀少な独自の祭事となっております。
各方位に対応した色の矢を手作り、独特のかけ声と共に各方位へ向けて厄払いの矢を放ちます。
祭主「ようござるか?」
参列者「ようござりまする!」
参列者も一緒に参加型のお祭りとなっており、終了後には使用した矢をお持ち帰りいただき、一年の守り神として家の中にて鬼門へ向けてお飾りいただくという大変有意義な祭事であり、年々参拝者が増えております。
プロジェクトを立ち上げた背景
実は今のこんぴら様は、13年前(平成21年)に復興したお姿であります。
それ以前は約半世紀の間、山の造成と崖崩れ等により、人足が途絶え、廃墟と化しておりました。
江戸時代、青梅の町は織物と豊富な資源の流通により宿場町として栄えておりました。
それまで地元の氏神様として北斗山山頂に鎮座されていた元宮様に、商いの流通が上手くいきます様に...と運航の神様であります金刀比羅様を虎ノ門より勧請しました。
昭和初期頃までは、こんぴら様は大変賑わい、祭礼日ともなると家族総出でこんぴら参り、テキ屋が並ぶ参道には行列が出来、「こんぴらふねふね」という菓子の詰め合わせ舟が子供たちに配られ、みな大喜びでお土産に持ち帰ったそうです。
文化活動も盛んで、拝殿にて短歌や俳句が詠まれるなど、文化人たちのサロンのような役割も担っていたそうです。
しかし、織物業の衰退と共に、こんぴら様への信仰も薄れていき、前述の通り開発や災害により、人足が途絶え、そこが神社である事すら分からないほどにすっかり廃墟と化したのでした。
昭和平成と時間が流れ、住宅の建設や賑わいがだんだんと東の方へ移り、JR青梅駅前の商店街がどんどんシャッター街となっていくなか、元青梅市長 故田辺栄吉氏の一言により狼煙があがりました。
「こんぴら様の復興なくして、青梅商店街の繁栄なし」
平成二十年JR東日本財団からの基金を契機に、有志で金刀比羅宮修復実行委員会を組織、過去の経緯を辿りながら境内等の修復、資金の収集そして今後の在り方について等協議を重ね、平成二十一年三月修復が完了しました。
元通りとはいかずとも、お宮としての形を取り戻したこんぴら様は、その地に寄り添い、山の頂から青梅商店街とその町並みを眺めながら、ハイキングや観光等にいらっしゃる方々も含め、その安全を御守りいただいております。
毎年大勢の観光客で賑わう青梅大祭では、各町の山車が軽快な祭り囃子と共に町内を引き歩きますが、青梅駅前を拠点とする本町囃子連からは、毎年大祭の始まりには金刀比羅様のお宮に向かって奉納舞をお納めいただいております。
こんぴら様復興より13年が経過し、現在、お宮をお支えいただいた地元の名士たちも高齢化してきております。
ずっと祭主を務められてきた先生も、氏子代表として毎月月並祭に参列いただいている方々も、80~90代になられました。
皆さんいつまでも元気で居てくれると信じておりますが、先生がずっと気にかけ嘆いていらっしゃるお宮の劣化を、なるべく早く、先生たちがお元気なうちに修繕し、安心してまたお宮に通っていただきたいです。
これまでの活動
前述の通り、毎月の月並祭をはじめ各種祭事や、こんぴらふねふねご縁市、各種イベントの開催などを、有志の仲間たちで執り行っております。
仲間たちの構成も多様で、お年寄りからお子様まで地域の方々、ママ友、ハイキング愛好者さんたち、最近では各オンラインサロンのメンバーさんたちなど...
それぞれの所属や個人活動の枠を越えて繫がりあい、得意なこと好きなことを生かし実践しています。
ご神事を司る者は、定期的に武蔵御嶽神社様よりご指導いただき、学んでおります。巫女舞もそのうちのひとつです。
その他にも、境内の整備を担う営繕の方、ご神饌にあげるお野菜を作ることから始めているご神饌畑グループ、それらの活動の広報担当など役割も広範囲に渡っております。
最近では奉納も盛んに行われており、音楽やお囃子、サンバ、シャンソン、舞踏、書、舞いなど、多種多様なご奉納は地元青梅のみならず他地域からもご参加されており、文化芸術サロンを担ってきたこんぴら様にふさわしい祭事となり、参列される方々にも喜ばれております。
資金の使い道・実施スケジュール
拝殿修繕見積もりは、およそ700万円です。
資金用途にはCAMPFIRE手数料(17%)
リターン品の原価、発送手数料等含め
目標金額を950万円に設定しました。
11月後半~1月初旬 クラウドファンディング実施
2023年1月中 集計、リターン品準備、拝殿修繕の最終スケジュール調整、発注
2月初旬~ リターン品の発送、拝殿修繕開始
2023年10月頃 拝殿修繕完了予定
また、目標金額を達成した後もご支援を募り、金刀比羅神社には水道が引かれていない為、水の貯蔵や備品管理のための物置とお賽銭箱管理を兼ねた社務所の設置、市の指定文化財となっている十二方位碑周辺の眺望の整備、ハイキング客の休憩所設置などを進めていきます。
まずは何より拝殿の雨漏り修繕が早急に必要なので、今回のチャレンジの目処がたった時点で市内業者に発注し進めていきます。
もしも達成しなかった場合には、業者と最優先事項を確認しながら出来る範囲内で修繕していきます。
リターンのご紹介
各種リターン品の注目ポイントをご紹介します!
◎青梅夜具地柄ポチ袋
当こんぴら様とご縁の深い方が、蔵の片付けをしていた際に見つけた反物青梅夜具地の柄に魅了され、地元青梅の老舗印刷会社精興社と共に作り上げたポチ袋。
世の中がどんどんキャッシュレス化する中で、お年玉やお賽銭やお会計でのお金のやり取りはもう、今しか出来ない貴重なこと。いずれ、ポチ袋も青梅夜具地のように姿を消しゆく存在なら愛しさが湧いて来ます。
◎竹布で出来た祓布
いにしえより、竹は神霊が宿り、罪穢れや災禍を祓う力を備え持つものとされて来ました。
人々は神々のご守護を戴くため、竹の一片、竹玉(たかだま)を身につけていたといいます。
その竹玉が現代に姿を変えた「祓布」
1997年に会社を設立してから、「竹の繊維で糸を紡ぎ、生地にして、体にそっと寄り添うガーゼをつくる。」その想い一筋に、竹繊維100%のもの作りにこだわり、素材開発、技術革新に大半の月日を捧げ、竹の育成から始まり幾多の壁を乗り越えながら粛々と歩みを進めて開発された相田社長のご厚意で、当宮とのコラボ商品を製作いただきました。
日頃金刀比羅神社月並祭にて、こんぴらふねふねご縁市と称しお宮からのお振る舞いやマルシェを開催している団体が、オリジナルで製作したロゴを配置。
ロゴには玄武と月、北斗七星、そして金刀比羅様の「金」の文字が、まるでひとつに一体化し円を描くような、たくさんの方たちのご縁で成り立っているこんぴら様らしいロゴとなっております。首元に巻いたり、入浴時の洗体等にご使用ください。
http://www.nafa-take.com/?gclid=CjwKCAjw79iaBhAJEiwAPYwoCMu2Ilqa7JTPfw17xSrO5vbgBo9tiCec3B_Qy8VvolMJyZ1MLUFsbhoCA8AQAvD_BwE
こちらは当クラファンの目玉商品となっております!
◎cafeニウギニ コラボ御朱印
青梅市大柳町内にある異次元cafeニウギニには、パプアニューギニア大使館公認”現地人より現地人らしい”と言われている店主apoさんがいらっしゃいます。
apoさんにも以前当宮にて、ニューギニアの精霊を降ろしたマッドダンスを奉納いただきました。
コラボ御朱印も製作いただき、好評を博しております。
今回は、こちらクラファン限定の御朱印を考案いただきますので、お楽しみに!
◎新商品☆青梅金刀比羅神社オリジナル”御朱印帳”
国産檜を使用した御朱印帳に、ひとつひとつ手作業で江戸小紋を刷りこんだ、唯一無二のオリジナル商品。
江戸小紋とは、遠目には無地に見えるほどのごく小さな柄を、一色のみの型染めで染め上げた小紋のことです。
型染めという工法から小紋の一種ではありますが、他の小紋と区別するために江戸小紋と呼ばれています。
東京都青梅市勝沼にて、この江戸小紋を伝承する本場滋賀出身の職人さんがいらっしゃいます。
その方のご厚意により、こんぴら様オリジナルのデザインを製作。世界でたった一つのオリジナル御朱印帳(10冊限定ナンバリング入り)となっております。
◎JR青梅駅前”喫茶ここから”割引クーポン券
当クラファン立案者であります私が、店主を勤める喫茶店「喫茶ここから」でご利用いただけるクーポン券をご用意致しました^^/
喫茶ここからでは、通常の喫茶利用はもちろんのことですが、こんぴら様の仮社務所として御朱印授受も行っております。有り難いことに毎日のように地元氏子さんや、遠方からもこんぴら様に関わる方々ご興味いただいた方々にご来店いただき、ご縁が繋がる場としての役割も担っております。
珈琲、紅茶をはじめ、トーストなどの軽食、ランチ、デザートなど種類豊富なメニューを取り揃え、店内には音楽が流れるミュージックカフェとなっております。青梅にいらした際には、金刀比羅様へのご参拝後などに是非お立ち寄りください。
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
私たちと共に、こんぴら様を応援いただき、そして一緒に盛り上げていっていただけると嬉しいです!
よく「元々神道の家系に生まれたの?」とか「神主の資格を持ってるの?」などと聞かれることがあるのですが...私を含めお仕えしている仲間たちは、みんな特にその様な家系でも宗教などのお勉強をしたワケでもありません^^
ただ、たまたまこんぴら様とご縁があり、何となく集いたいから集い、そして自分たちに出来ることをやっている、それだけです。特に特別な境遇ではありません。
立派な神社仏閣をはじめ、自治会等地域で運営している地元密着のお宮も様々あるなか、こんぴら様という地域や特定の何かに縛りのない器の広い神社が身近にあるということは、とても有り難いことだと感じております。是非皆様方にも関わっていただけると更に楽しくなるかと思われます^^
今回のプロジェクトを達成することは”目的”ではなく、むしろ”再スタートライン”であり、境内の整備をはじめ更なる活動と器の広がりをお約束し、青梅の地から日本全国、地球全体の安寧と発展を祈ります。
ご支援どうぞヨロシクお願い致します!
今後のこんぴら様の様子はこちらからもご確認いただけます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る御礼
2023/01/06 18:32いよいよ当プロジェクトも最終日を迎えることとなりました。ご縁いただいた皆様、シェア拡散ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!最初は、”拝殿修繕のための資金集め”として始めたクラウドファンディングでしたが、行程を進めるにつれ、皆様方からのメッセージや思いがけないご縁などをいただき、当プロジェクトは全国の皆様と繋がることの出来るとても良い機会であると気づきました。金刀比羅様のこと、青梅のこと、大切な仲間たちのことを知っていただけて。そして実際、参拝してみたいと思っていただき。来てみたら青梅がイイトコロで。再訪いただく。そんな素敵な循環を生むことの出来る機会であると。私は青梅駅前で喫茶店を営んでいるのですが、当プロジェクトを開始した12/1~本日1/6までという短い期間にも関わらず、こんぴら様や喫茶店へ「クラファンを見て」と実際に来訪いただいた方々もいらっしゃり、このプロジェクトをやらなければ繋がることの無かった方々とお話する貴重なご縁と時間をいただきました。また、地元で普段お世話になっている方々からも直接のご支援そして叱咤激励もいただきました。日頃の繫がりも、ご縁も、再確認することが出来、本当に有り難く感謝の気持ちでいっぱいです。しかしまだ、集計は終わっておりませんが。全体を通しても目標金額には到達しておらず、引き続き何かしらの方法で発信していく所存です。いただいた御恩は、必ず拝殿の最善の修繕というカタチでお返しさせていただきます。今後の過程も、メールやSNS等でご報告させていただきたいと考えております。お付き合いいただけましたら幸いです。感謝を込めて。武州青梅金刀比羅神社出仕神司、出仕巫女一同 もっと見る
残り1日
2023/01/05 20:41本日は、仮社務所であります私の経営する喫茶店に出仕巫女たちが集いリターン品製作に勤しみました。御守り作りの前には必ず手を洗い、大祓祝詞を唱えます。気持ちが整い、とてもスッキリする瞬間です^^また本日は、リターン品のひとつ竹布の製作会社相田社長も金刀比羅様へ参拝にいらっしゃいました。帰りには店にお立ち寄りいただき、本プロジェクトの経過報告をさせていただきました。CAMPFIREでのクラウドファンディングは明日で終了です。目標金額へはまだまだ足りておりませんので、直接のご支援や、さとうみつろうさんにシェアしていただいたフォームの方は続けていく所存です。武州青梅金刀比羅神社クラファン もっと見る
提灯かけが新調されました☆
2023/01/03 20:23昨年12月も半ばを過ぎた頃、強風により提灯掛けが壊れてしまいました。屋根が見事にバラバラになってしまっており、残念ながら修復は不可能な状態...金刀比羅神社では、みんなの得意なことを持ち寄り貢献しています。大工仕事が得意な仁さんに早速お願いしたところ、年末年始でお忙しいなかなのにお正月に間に合うよう新しい提灯掛けを作り上げてくれました今までのモノは松の角材で高さ1m60cmくらいでしたが、今回は檜の角材で2m30cmくらいあり、立派な提灯掛けです☆節が沢山ある為加工が大変だったそうですが、新年を新しいお道具で迎えることが出来、有り難い限りです。2023年の三が日も終わろうとしております。泣いても笑ってもクラウドファンディング終了まで、あと3日!目標までは遠いですが、最後まで諦めず走り抜きます^^/リターン品の準備も少しずつ進んでおり、そちらもとっても楽しみです☆ もっと見る
コメント
もっと見る