こんにちは!M1の平田悠です。当ページをご覧いただきありがとうございます。私は今年の4月から今の研究室のメンバーとして活動し始め、現在のウェルカムプロジェクトの一員として研究を行っています。学部時代は北海道大学の農学部で湿原の研究をしながら部活動に明け暮れており、まさか大学院でアフリカでのプロジェクトメンバーになるとは思ってもいませんでした(笑)。私にとってふとしたきっかけで飛び込んでみて知った新しい世界、ぜひ皆さんにも興味を持っていただき、何か新しい出会いのきっかけになればいいなと思っています。 さて、今回は前回の記事の「COPとは何か?」に引き続き、COPのこれまでを振り返っていこうと思います。 「教科書で見たことはあるけど、よくわからない」そう思う人は多いのではないでしょうか?僕も元々そうでした(笑)。今回は簡単に、COPのこれまでの変遷を一緒に辿っていきましょう。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1992年:『国連気候変動枠組条約(ブラジル リオデジャネイロ)』が採択世界全体で地球温暖化に取り組んでいこう、という合意がなされる⇒3年後の1995年から毎年COPが開催されるようになる。 1995年:記念すべき『COP1(ドイツ ベルリン)』が開催 1997年:COP3『京都議定書』。我らが日本・京都でCOPが開催。先進国でCO₂削減に向けて目標を設定しかし、「日本不参加」「アメリカ離脱」「排出量の多い中国やインドが途上国扱い」⇒先進国と途上国との間に隔たりが 2009年:『COP15(デンマーク コペンハーゲン)』先進国⇔途上国の利害調整のための取り決めを行う。しかし、「アメリカ不参加」「先進国⇔途上国の格差埋まらず」 2015年:『COP21(パリ会議)』全ての国が目標を設定することに合意。 ☝大きな進歩!2021年:『COP26 (イギリス グラスゴー)』より目標を高く設定。(産業革命前からの気温上昇を2℃ → 1.5℃に抑える)「誓約」(プレッジ)から「実施」(コミットメント)に移行した年と言われる2022年:『COP27(エジプト シャルムエルシェイク)』アフリカで開催されるCOP27の議長国となったエジプトは、途上国の立場や懸念を強く反映し、その他5つの優先課題を掲げる。・「適応」を着実に実現していくこと。・「損失と損害」への具体的な行動を起こすこと。・「資金」の流れを現実のものとすること。・円滑で「公正な移行」(ジャスト・トランジション)を進めること。・「気候行動を絶えず前進」させていくことーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2022年はCOVID-19の危機、ウクライナ侵攻という人道上の危機、広範囲に渡る環境破壊やエネルギー安全保障などの複数の課題を抱えた年となりました。その中でも変わらずに気候変動対策は続けていかなくてはならないことを強く主張しているようでした。エジプトが今回開催国となったのは、アフリカを中心に世界の食糧危機が深刻化しているからであると言われています。COP27では先進国と途上国が互いの利害を調整し、気候変動に関して一致した行動をとれるかどうかが注目されています。以上、これまでのCOPを簡単にまとめてみました。興味を持った方は検索してより詳細な内容を見てみると良いかもしれません。今後も活動報告をお楽しみに! 私たちの活動をもっとたくさんの人に知ってもらえる、所属研究室のInstagramアカウント、プロジェクトFacebookアカウントがございます!活動報告と同様に随時更新していきますので、是非こちらも見て頂けたら嬉しく思います。【Instagram】URL: https://www.instagram.com/environmental_biogeochemistry/【Facebook】URL: https://www.facebook.com/WELCOME_Pro_Kariba-108102928360007/



