はじめに

この度は当団体のクラウドファンディングページをご覧いただきありがとうございます。ガクサポねっと代表の渡辺と申します。
さて、はじめに簡単に当団体の紹介をさせていただきます。当団体は大学生が運営する小さな小さな学生支援ボランティア団体です。「スポーツ支援部門」「療養児支援部門」「不登校訪問支援部門」の３つの部門で活動しており、今回新たに「学習支援部門」を設立することといたしました。新たに設立する学習支援部門では、様々な理由（不登校・病気やケガの療養など）により学校で勉強が出来ない中学生、家庭の金銭的な事情により学習塾に通えない中学生に対して無料で学習支援を行う予定でおります。なお、今後活動に余裕が出てきたら小学生も対象に含める計画でいます。

解決したい社会課題

現在、様々な理由により学校に行けない（不登校）状態にある子は小中学校合わせて全国で19万6,127人（2022年10月現在、文部科学省発表※1）、病気やケガの療養を理由に３か月以上学校に通えない子は小中学校合わせて全国で約6,000人（2014年現在、文部科学省発表※2）いるとされています。２つを合わせると合計で約20万2,000人いる計算です。

このように多くの子どもが様々な理由により長期的に学校へ通えない状況におかれている一方で、不登校児童生徒の学習をサポートする機関・団体は数少なく、院内学級に至っては愛知県内に小学校１８校（病院）、中学校８校（病院）※3しか設置されていません。院内学級が設置されていない病院に入院している子どもたちは、所属する小中学校や近隣の特別支援学校の先生が病室を訪問し、宿題を渡すなどして学習の手助けをしているといった声を耳にしたことがあります。
しかし、新型コロナウイルスの影響によりほとんどの病院で保護者も含め入院患者との面会が禁止されています。当然、学校の先生も同様に面会は禁止されています。そのような状況下で果たして子どもたちはどのように学習を進めているのでしょうか。

問題はそれだけに限りません。子どもの貧困問題も深刻です。
現在、日本では子どもの貧困率がOECD加盟国の中で最悪の水準にあり、7人に1人の子どもが貧困状態※4にあるとされています。そのような状況におかれた子どもは当然のことながら学習塾に通うのが難しいと思われます。問題解決のために生活支援の面では国や行政、NPO法人などが支援にあたっていますが、貧困状態にある子の学習面の支援は十分に行われているのでしょうか。
当団体の活動拠点である愛知県では、各市町村の教育委員会等が運営する貧困状態にある子どもを対象とした無料学習塾が設置されているところもありますが、運営方法の都合上、受け入れられる人数には限りがあります。
無料学習塾が設置されていない地域に住む子ども、運営の都合などにより学習塾があっても参加できない子どもはどのようにすれば学校以外のところで学習面のサポートを受けることが出来るのでしょうか。

そこで当団体では今回課題に挙げた不登校の子、病院等で療養中の子、家庭の金銭的事情により学習塾等に通えない子も気軽に利用できる学習システムを作成しようと考えました。

○出典・引用一覧
※1 「令和2年度 児童生徒の問題行為・不登校等生活指導上の諸問題に関する調査結果について」（文部科学省）
（https://www.mext.go.jp/content/20211007-mxt_jidou01-100002753_1.pdf）（2022年10月1日閲覧）
※2「長期入院児童生徒に対する教育支援に関する実態調査の概要」（文部科学省）
（https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/__icsFiles/afieldfile/2015/05/26/1358251_02_1.pdf）（2022年10月1日閲覧）
※3「院内学級設置一覧」（愛知県教育委員会）
（https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/395845.pdf）（2022年10月1日閲覧）
※4「子どもの貧困対策」（日本財団）
（https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ending_child_poverty）（2022年10月1日閲覧）

このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトでは誰もが無料で好きな時に気軽に学習できるオンライン学習システム「TEMS（Total Education Management System）」を製作しようと考えています。
当学習システムはオンライン上で行う選択形式のテストシステムです。当団体で事前に学年別、単元別の確認テストを設定し、利用者となる児童生徒は、設定されたテストを使って好きな時に好きな場所で学習に取り組むことが出来ます。オンライン上で行う学習システムであるため、児童生徒の所在地はシステム利用に関係ありません。自宅であろうと病院内であろうと日本国内にいれば誰でも登録するだけですぐに利用することが可能になります。
TEMSと同様の学習システムは、様々な企業によってアプリ化され一般公開されています。しかし、そのほとんどがサブスク形式によって提供されており、利用するには利用料が発生します。そのため、多かれ少なかれ児童生徒に金銭的負担が発生します。

当システムは運営にかかる費用をクラウドファンディングによって集めるため、当然のことながら利用料は一切かかりません。児童生徒に金銭的負担がないため誰でも始められます。
誰でも気軽に始めることが出来るため、先ほど挙げた課題を解決する糸口のひとつになると考えています。

実際に中学生に使った感想を聞いてみました！

実は、当プロジェクトと並行して既にシステム製作もスタートしています。
今回は現在完成しているベータ版を実際の中学生数人に使っていただき、その感想を聞いてみました。

資金の使い道

本プロジェクトで集まった資金は下記の通り利用させて頂きます。

システム製作費：約20万円（システムカスタマイズにかかる費用）
システム管理費：約3万円（サーバー契約代3年分）
手数料：約5万円 （手数料9%+税）

※なお、余った資金につきましては当団体の活動費として利用させて頂きます。

実施スケジュール

本プロジェクトは下記の計画に基づいて実施いたします。
また、本プロジェクトは目標金額達成の有無に関わらず実施いたします。

12月上旬  学習システムのカスタマイズならびにリターン実施
12月下旬  学習システム内のコンテンツの作成開始
翌年3月    学習システム完成
4月上旬～ 順次利用者登録開始

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン

本プロジェクトを行うにあたって下記の通りリターンをお届け・実施いたします。

《500円》
当プロジェクトページ内にある活動報告ページにて、お名前（ニックネーム可）を掲載※5させていただきます。
《1,000円》
お礼のメッセージメールをご指定のメールアドレスへ送らせていただきます。
《5,000円》
お礼のメッセージメールをご指定のメールアドレスへ送らせていただきます。
支援者名簿にお名前（ニックネーム可）を記載※6し、HPにて公開させていただきます。
《10,000円》
お礼のメッセージメールをご指定のメールアドレスへ送らせていただきます。
支援者名簿にお名前（ニックネーム可）を記載※6し、HPにて公開、ならびに学習システムの操作マニュアルに掲載させていただきます。
《30,000円》
お礼のメッセージメールをご指定のメールアドレスへ送らせていただきます。
支援者名簿にお名前（ニックネーム可）を記載※6し、HPにて公開、ならびに学習システムの操作マニュアルに掲載させていただきます。
 学習システムの操作マニュアルのスポンサー枠にロゴ・バナーを掲載※7させていただきます。
《50,000円》
お礼のメッセージメールをご指定のメールアドレスへ送らせていただきます。
支援者名簿にお名前（ニックネーム可）を記載※6し、HPにて公開、ならびに学習システムの操作マニュアルに掲載させていただきます。
 団体活動時に着用するポロシャツのスポンサー枠にロゴ・バナーを掲載※8させていただきます。（企業のみ）

○掲載サイズ・期間
※5 掲載文字サイズ：GoodMorningサイトデザインによる  掲載期間：プロジェクトの規約上、ページが削除されることはないため、実質永年。（最低掲載期間：2022年12月1日～2023年11月31日）
※6 掲載文字サイズ：12pt  掲載期間：活動終了まで（最低掲載期間：2023年4月1日～2026年3月31日）
※7 掲載場所：マニュアル最終頁  サイズ：５cm 横７cm  掲載期間：2023年4月1日～2026年3月31日  ※子どもの健全育成を害するものを除く
※8 掲載場所：左袖または右胸  サイズ：縦５cm 横８cm以内  着用期間：2022年12月1日～2023年11月30日  ※子どもの健全育成を害するものを除く

様々なニュースサイトで当プロジェクトが紹介されました！

大変ありがたいことに、多くのニュースサイトに取り上げて頂くことが出来ています。
これにより、さらに多くの方に当プロジェクト、活動について知っていただくことができ、大変うれしく思います。
今後も多くの方に知っていただき、さらにプロジェクトが拡大できたらと思います！
（掲載記事をこちらにも載せたかったですが、著作権等の関係により今回は控えさせて頂きます）

記事をご覧になりたい方はこちらから
zakzak by夕刊フジ 様
https://www.zakzak.co.jp/pressrelease/atpress/I572WBVJERKRFBC3WRLUTBQ7UU/
ウーマンエキサイト 様
https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_atpress_333161/
ポータルフィールドニュース 様
https://portalfield.com/news/life/4169597 
NEWS Collect 様
https://newscollect.jp/article/?id=960089214599675904&tid=2

最後に

当団体は「心をつなぐ。未来へつなぐ。」をモットーに日々活動しています。コロナ禍と呼ばれる現在も様々な工夫や感染症対策を実施しながら、約3000人を超える多くの子どもたちの支援を行ってまいりました。そしてなにより、私たち自身も新型コロナの影響により約2年間、大学に通えず、友人と会うことも出来ない日々を過ごしました。しかし、そのような状況だったからこそ経験出来たこともたくさんあります。今回挙げた学習に関する課題を見つけることが出来たのもこの新型コロナがきっかけです。

今後もより多くの助けを求める小さな声に応えるべく活動していきたいと考えています。そのためには皆様の温かなご支援が必要です。ほんの些細なお力添えも、塵も積もれば山となります。どうか皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

団体紹介・活動実績

団体名：ガクサポねっと
活動拠点：愛知県豊川市（活動範囲は全国各地）
設立年月：2022年4月
活動部門：
・スポーツ支援部門（スポーツを頑張る中高生のメンタル面をサポートする活動）
・療養児支援部門（病気やケガの治療を頑張る小中高生のメンタル面をサポートする活動）
・不登校訪問支援部門（不登校の子の生活面、メンタル面のサポート・相談活動）
活動実績：3部門を通して延べ3,000人以上、スポーツ少年団約10団体を支援
公式HP：https://gaku-sapo.net
活動実績：https://gaku-sapo.net/%E5%9B%A3%E4%BD%93%E7%B4%B9%E4%BB%8B/