プロジェクトの目標は2023年5月20日（土）、再び秋田市で秋田プライドマーチを開催することです。

私たちが掲げるテーマは〈ここにいるよ／ We Are Here 〉

マイノリティーを取り巻く現実は、まだまだ厳しいです。私たちが生きる社会はとても多様だということを、たくさんの人に知ってもらいたい。多様な人々が、互いを認め合い、誰にとってもより住みやすい秋田になってほしい。これが、マーチを通して私たちが実現したいことです。

秋田プライドマーチは、セクシュアルマイノリティーだけではなく「秋田が好き」「秋田をもっと住みやすくしたい」と思っている人々がともに歩くイベントです。年齢、所属、国籍、宗教、すべて不問です。マーチに共感してくださる多くの人と一緒に歩きたいと願っています。

はじめまして、私たちは「秋田プライドマーチ実行委員会」です。

「LGBTQ+は秋田にも存在することを、秋田のみなさんに知ってもらいたい」「誰にとっても、より住みやすい秋田になってほしい」。私たちはこのような思いから、LGBTQなどのセクシュアルマイノリティーやアライ（味方・仲間）のパレード「秋田プライドマーチ」を秋田市で開催したいと願って集結しました。メンバーは秋田県内の学生や社会人などさまざまです。セクシュアルマイノリティーの当事者、アライ（味方・仲間）といった枠を超えて、共に活動しています。

共同代表の３人をご紹介します。

伊藤月菜（国際教養大学ダイバーシティークラブ）
村田 葵（秋田公立美術大学大学院修士課程１年）
らっしー（秋田ブロガー／findomアンバサダー）

です。

プライド・パレードは「LGBTQ＋」（Lesbian＝女性同性愛者、Gay＝男性同性愛者、Bisexual＝両性愛者、Transgender＝出生時に決定された性別に違和感がある人、Questioning，Queer＝自分のセクシュアリティに迷っている人、既存の性のカテゴリーに当てはまらない人）などのセクシュアルマイノリティーの権利を求め、プライドを胸に行進するものです。その歴史は古く、1969年にアメリカ・ニューヨークで起きた「ストーンウォール事件」と呼ばれるセクシュアルマイノリティー弾圧事件をきっかけに全世界へと広まり、いま、日本各地でも開催されています。パレードで人々が掲げる「レインボー」の旗には一色一色に意味があり、そこには人としての権利を求めて闘ってきた先人たちのプライドと、深い歴史が刻まれています。

ではなぜ、秋田でプライドマーチを行うのか。それは〈ここにいるよ〉と多くの人に伝えたいからです。

セクシュアルマイノリティーをめぐる社会の状況は、プライド・パレードが始まった１９７０年代とは比べものにならないくらい、前進していると感じます。たとえば秋田県と秋田市は2022年４月、法的に結婚が認められない同性カップルなどに対し、婚姻に相当する関係を証明する仕組み「パートナーシップ宣誓証明制度」（秋田市はパートナーシップ宣誓制度）を相次いでスタートさせました。

しかし、私たちの日常にはまだまだ差別や偏見がひそんでいます。身近な人の言葉に傷つき、秋田を離れてしまう人がいます。自ら命を絶った仲間がいます。

自分のセクシュアリティーに悩む人、差別や偏見に苦しむ人、生きづらさを感じて都会へ出るしかなかった人。さまざまな思いを抱えながら生きる人たちに〈私たちはここにいる〉〈あなたの味方はここにいる〉とマーチを通して伝えたい。秋田をもっともっと暮らしやすい場所にしたい。そんな願いが、私たちが秋田プライドマーチを開催しようと考えた原点でした。

私たちは２０１９年春から「秋田でもプライドパレードをやりたいね」と話し合い、活動してきました。定期的に集まって企画を練り、県外のパレードの視察やチラシ作成、ＳＮＳなどを通じた広報を進めてきました。また、東北でパレードを開催している団体との交流や情報交換も重ね、多くの人がより参加しやすいパレードの形を探ってきました。

当初は２０２０年春、プライドマーチを開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期せざるを得ませんでした。そして２年後の２０２２年５月２８日、たくさんのかたのご支援のもと、秋田県で初めてのプライドマーチを開催することができました。

保守的、閉鎖的といわれる秋田で、果たしてどれだけの人が一緒に歩いてくれるだろうか―。そんな不安もありました。

しかし当日は、１００人を超える参加者が会場の秋田駅西口に集結しました。あいにくの小雨模様でしたが、虹色のミニフラッグやプラカードを手におよそ１時間半かけて秋田駅西口前を行進。沿道から手を振り、声を掛けてくれる人もいました。コロナ禍で交流が限られる場面はありましたが、参加者同士、思いを語り合うことができました。

「また歩きたいです」「もっと歩いていたかった」「来年は参加したい」

マーチの後、たくさんの方からうれしい声が届きました。セクシュアルマイノリティーの当事者、ご家族、アライ。このマーチは、さまざまな人が、それぞれの一歩を踏み出すきっかけになったのではないかと、大きな手応えを感じました。

秋田ゆかりのゲストもお招きします！

午後1時～　アゴラ広場集合（参加者受付）
※参加をご希望のかたは、事前申し込みをお願いいたします。受付は4月1日からとなります。定員は約200名です。

1時半～オープニング・セレモニー

2時～　パレードスタート！

3時半～エンディング・イベント

4時～　撤収
★撤収後にミニ交流会を予定しています

資金の使い道・実施スケジュール

秋田プライドマーチの実現に向け、私たちはこちらのクラウドファンディングを通じて、皆さまのご支援をお願いしたいと考えております。目標額は50万円です。

〈資金の主な使い道〉
音響経費（音響設備、著作権料など）10万円

印刷費（チラシ・ポスターなど）４万円

ゲスト招へい費（ゲストのお住まいがある沖縄から、秋田までの往復旅費と宿泊費）20万円

通信費（郵送料・宅配便）２万円

情報補償費（通訳者謝金）１万５千円

使用料（会場、振込手数料）1万5千円

公的手続き費用（税金・証紙・ボランティア保険料）5千円

クラウドファンディング手数料：10万円

〈実施スケジュール〉

プロジェクト終了：2023年3月30日

御礼のメールやお手紙の発送：順次

開催報告メールの発送：2023年5月下旬以降

リターンの発送：2023年5月下旬〜6月下旬

☆千円コース①
感謝の気持ちを込めたお礼のメール

☆千円コース②
・感謝の気持ちを込めたお礼の手紙
・手作りのレインボーグッズ1点（グッズは選べません。ご了承ください）

☆3千円コース
・感謝の気持ちを込めたお礼の手紙
・手作りのレインボーグッズ2点（グッズは選べません。ご了承ください）

☆5千円コース
・感謝の気持ちを込めたお礼の手紙　
・手作りのレインボーグッズ２点（グッズは選べません。ご了承ください）
・「秋田犬とレインボーグッズ」のコラボ写真のポストカード

☆1万円コース
・感謝の気持ちを込めたお礼の手紙
・Tシャツ（スタッフTシャツと色違いの白。 S・M・Ｌ・ＬＬのサイズがあります。各サイズ限定５枚となります）

☆3万円コース①
・感謝の気持ちを込めたお礼の手紙
・「秋田犬とレインボーグッズ」のコラボ写真のポストカード
・横断幕をもって行進する権利

☆3万円コース②
・感謝の気持ちを込めたお礼の手紙
・「秋田犬とレインボーグッズ」のコラボ写真のポストカード
・Tシャツ（スタッフTシャツと色違いの白。 S、M、Ｌ、ＬＬのサイズがあります。各サイズ限定５枚となります）

☆5万円コース
・感謝の気持ちを込めたお礼の手紙
・「秋田犬とレインボーグッズ」のコラボ写真のポストカード
・実行委員会メンバーが講演やワークショップをします！（※秋田県内限定となります。先着５名様とさせていただきます）

☆☆「上乗せ支援」ができます！
ご支援をしていただく際に、どのリターンも『上乗せ支援』をすることができます。
もしご都合がよろしければ、リターンの額に上乗せしてご支援頂けますと大変うれしいです！ 

最後に

私たちの最終的な願いは、「プライドマーチがなくなる日」がくることです。セクシュアルマイノリティーかどうかにかかわらず、一人一人の人権が認められ、存在を否定されない社会。その人が、その人らしく生きていける社会。そんな社会になったとき、プライドマーチは必要なくなると私たちは考えています。

マーチが必要なくなる日まで、みんなで一緒に歩き続けたいと思っています。

こちらのクラウドファンディングを通じ、皆さまからのご支援を募りたいと思っています。どうかお力をお貸しください。

＜募集方式について＞

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。