いつも現場を支えてくれている、親子にとっての家でも学校(職場)でもない第三の居場所「あだちキッズカフェ」施設長の井野瀬優子さんからのメッセージをご紹介します!***12/17(土)、クリスマス・イン・ザ・シティ東京を開催しました。まずは、素敵な会場をお貸しくださった教会関係者様、協賛・ご協力くださった企業、個人のみなさま、前日準備から後日撤収作業までたくさんのお力添えをしてくださったチョイふるのボランティアのみなさまに心から感謝申し上げます。アメリカ・ボストン発のクリスマス・イン・ザ・シティとは、ホームレスや貧困を経験している子どもや家族でも、誰もが夢のようなクリスマス体験を、という精神を持つ100%ボランティア団体です。日本には路上生活をしている子どもはいないかもしれないけど、知らないうちに我慢することが当たり前になっている子どもはたくさんいます。私もその1人でした。私は母子家庭で育ち、周りの友達の家よりも家計が大変なことを知っていたから、友達と同じようには楽しめないことがたくさんあったけど、母には言わずに我慢していたことがたくさんありました。流行りの洋服もたくさん着たかったし、友達のようにお小遣いで好きな時にゲームセンターに行ったり、ゲームを買ってもらったりもしたかったです。でも、それが難しいことも分かっていました。自分の欲求や気持ちを「我慢すればいい」と思い続けることは、自分のことを後回しにする癖がついたり、自分よりも人のことを優先するようになって、自分の存在価値を自分自身が見失ってしまうことに繋がります。我慢する癖がついて、「自分が生まれて来なければ、お母さんがこんなに大変な思いをすることはなかったんじゃないか」って思ったことも、たくさんあります。だから、生まれ育った環境に関わらず、子どもたちが希望を持って育っていけるように、夢のようなクリスマス体験を届ける意味があるのだと感じています。長くてまとまりがない文章ですが、読んでいただきありがとうございます。***一番右が「あだちキッズカフェ」施設長の井野瀬優子さん