(絵:最年少ボランティアスタッフのなこちゃん)
はじめに
私たちは、埼玉県さいたま市で活動している「なないろフードパントリーさいたま」と申します。
地域の専門職有志で2019年に立ち上げた"さいたま市内初"のフードパントリーです。
現在は定期的にフードパントリーを開催し、ひとり親等の家庭に対して「食」の側面から子育てを応援しています!
当団体は、地域で働くソーシャルワーカーが、「頑張っているひとり親等の子育て家庭を食で応援したい!」と考えて立ち上げました。
ソーシャルワーカーが出会う家庭には、
・貧困の家庭
・支援や福祉を必要とする家庭
・支援や福祉を必要としているのにSOSが出せない家庭
・様々な事情で栄養のある食事を十分にとれない家庭
・必要な社会資源との繋がりがない家庭 などあります。
また、進級・進学の時期に学用品や制服を揃えるのに大変な家庭も少なくありません。
私たちは、フードロス問題対策に寄与しながら、食を通した支援を入口に、必要な支援を必要としている方々に届けたいという想いで、この団体を立ち上げ活動を開始、継続しています。
【フードパントリーとは】
フードバンクやフードドライブ、各ご家庭や企業・地域の農家等で集まった「もったいない食品」を支援が必要な家庭に直接提供することで、食品ロス削減に寄与すると同時に、食を通して支援を必要とする家庭につながるきっかけとなる活動です。
このプロジェクトで実現したいこと
200名の子どもたち1人ひとりに、進級・進学のお祝いとして図書カード1,000円分とお菓子を手渡したいです。
「たくさんの本を子供たちに読んで欲しい」と言う思いを込めて、図書カードに決めました。
図書カードを手に持って、自分で好きな本、好きな学用品を嬉しそうに選んでいる子供たちの顔が浮かびます。
今回のプロジェクトでは、困難な生活背景を持った子育て家庭のお金がかかる進級・進学の時期に、
・必要な学用品や書籍などを購入できる助けになりたい!
・子供たちが笑顔で進級進学できるようにしたい!
とスタッフ一同の想いを込めて始めました。
春には、少しでも子供たちの笑顔が増えることを祈っています。
私たちの地域のご紹介
少しだけご紹介させていただきます。
見沼区はさいたま市の北部中央寄りに位置し、人口・面積ともにさいたま市10区の中で2番目の大きさを誇ります。
見沼区には、『見沼田んぼ』と呼ばれる田園地帯が広がります。平たんな土地のため災害時の被害の心配がない地域として注目されており、のどかな風景が都会の風景に慣れた人の心のオアシスになっています。
埼玉県は東京からも近いので、土地の利便性から人気が高いスポットでもあります。緑が豊かな地域でありながら、住宅地も多いため、にぎわいもあります。
程よくのどかさを感じながら暮らせることが魅力です。
見沼田んぼの桜回廊は見沼代用水の西縁と東縁に沿って市民や団体による桜の植樹が行われてきたものを、さいたま市が「目指せ日本一!サクラサク見沼田んぼプロジェクト」として継承しました。
2017年3月に総延長20kmを超え、『桜の下を散策できる日本一の桜回廊』となりました。
さいたま市は、中学生まで子供の医療費が無料など、子育て支援にも力を入れていて子育てしやすい地域と言えるでしょう。
テレビでも話題になるほどの東大進学コースとして有名な進学校「栄東高等学校」があるのもさいたま市の見沼区です。
なないろフードパントリーさいたまの活動地域にある「七里小学校」は明治5年(1872年)に開校して今年度150周年を迎えました。親子3代で同校を卒業するなど、長らく地域・保護者に温かく見守られて大切にされてきたかが伺えます。
プロジェクトを立ち上げた背景
コロナ禍以前から、地域でひとり親で頑張る支援を必要とするご家庭のご相談を受けながら、子育て家庭が健康な生活を送るうえで、「食」がいかに大切かを改めて考えるようになりました。
また、食品の配布を通して、支援を必要としている家庭が、必要な支援に繋がりました。
このことにより、子供の笑顔が保護者の笑顔になり、保護者の笑顔が子供の笑顔になり、それを支援する私たちスタッフも笑顔になることも実感して参りました。
この笑顔の連鎖を充実させるため、2023年2月のフードパントリーに参加する進級・進学する子供たちに、ボランティアスタッフが、一人ひとりにお祝いのメッセージとプレゼントを手渡したいと考えこのプロジェクトを立ち上げました。
これまでの活動
発足から現在まで、延べ1,600世帯の応援をしてきました。
[2019年9月]
なないろフードパントリーさいたま 発足!数名の福祉分野のサポートメンバーが集まってスタート!!
[2019年11月]
なないろフードパントリーさいたま 初回開催(参加世帯数約30件)。
買い物かごを使い、決められた数量内で、各家庭が必要なものを取っていくスタイル以降、偶数月第一日曜日を基本開催日として、運営開始。
[2020年4月~]
開催場所として提供して頂いていた特別養護老人ホームの会場をコロナ禍で使用出来なくなり、開催場所を地域の自治会館に変更。
この頃から、地域のサポートメンバーが増え始める。食品管理方法について、オンデマンド学習。新型コロナウイルス感染対策のため、食品を布方法を各世帯毎の箱詰めにて渡す方式に変更。検温・消毒・マスク着用の徹底を図る。
[2021年9月~]
さいたま市の協力で対象者に情報が行き渡り、参加申込世帯数が100世帯を越える。埼玉県の他パントリーとの協力体制強化。スタッフの人数も増えこれまでの、SNS内で協議・共有に加え、 第1回スタッフミーティングを開催。スタッフユニフォームが完成し、団結力アップ!
(2022年8月のパントリーで実施した「かき氷」提供の様子)
毎回このようなイベントをボランティアで考えて実施し、子どもたちに喜んでもらっています!
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フードパントリー利用者の声をご紹介します。
※個人情報に配慮し、一部改変してあります
①参加者より2022年10月パントリーのご感想
本日もお暑い中、ありがとうございました。
スタッフの皆様方、お一人お一人が笑顔で、ご親切ご丁寧に、ご案内下さいました。
帰り際、ボランティアのかわいい女の子にじゃがバターを薦めて頂き、夕飯に頂きました。
帰り際まで、駐車場にいらっしゃったスタッフの方が、満面の笑みで見送って下さいました。
いつもありがとうございます。次回もまた、よろしくお願いいたします。
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②参加者より2022年8月パントリーのご感想
メロン付きのかき氷が大変美味しく、子供も大喜びでした。
コロナ増加であまり外出ができなかったので、良い夏の思い出となりました!
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資金の使い道・実施スケジュール
30万円を目標に、下記の使途を考えております。
※図書カードは、近所の本屋さんで購入します。
※お菓子は、NPO法人あけぼの会様(就労支援B型の福祉作業所)より購入します。
クラウドファンディング募集期間
2022年11月15日~2023年1月15日
プレゼント準備期間
2023年1月15日~2023年1月31日
パントリー開催・プレゼント配布
2023年2月5日
リターンのご紹介
ご支援いただいたリターンとして、お礼メール、活動報告、子供たちからのメッセージ、子どもたちの手作りプレゼントをお届けいたします。
お礼のお手紙・手作りプレゼントは、郵送にてお届けさせていただきます。
お礼メール・活動報告、子供たちからのメッセージは、メールにてお届けさせていただきます。
※リターンの参加には本人と保護者の許可を得ています。
※活動報告は、2023年3月に1回とさせていただきます。
※手作りプレゼントは、UVレジンで手作りしたキーホルダー1個になります。子どもたちが一つひとつ作成しますので、見本とは色合いなど多少異なることがあります。ご了承ください。
代表よりメッセージ
こんにちは。なないろフードパントリーさいたま 代表の井上と申します。私が、なないろフードパントリーさいたま の代表として、昨年度に引き続き本プロジェクトを立ち上げた理由は、私自身が母子家庭で子どもを育てた経験からです。
私は、子どもの進級・進学の時期になると、『本当は、新しい学用品や本を買ってあげたいけど買ってあげられないな』と思っていたところに、図書券などの頂き物があり、気持ち的にも経済的にもとても救われ、子どもの喜ぶ顔を見られたことが、とても嬉しかったからです。それは、とてもとてもありがたいものでした。
そして、仕事と育児のバランスをとりながら、弱音を吐くこともままならないまま、子どもも私も必死に生活をしておりました。子どもにも苦労をかけたと思います。
ですから、1年に1回、進級・進学のお金のかかる時期に、頑張っているご家庭に、私のように、ちょっとだけ気持ちがホッとする時間を持って欲しいと思い、このプロジェクトを企画しました。ちょっぴり贅沢なクッキーは、親子のホッと時間を紡ぐきっかけになればいいと思っています。
皆様のこのプロジェクトへのご理解・ご支援・ご協力は頑張っているひとり親等の家庭を温かく支える一助となると思います。よろしくお願いいたします。
代表 井上百合枝
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今回のプロジェクトにより、長期休暇中の子供たちの食の支援や、普段頑張っている家庭や子供たちへの年度はじめの楽しい思い出づくり、「支えてくれる地域の大人」への親近感や信頼感、子供たちの健康な心身の成長の一助になっていけると思っています。日ごろから我慢するシーンが多い子供たち、そして傍でその姿を見ている保護者の方の笑顔が少しでも増えることを願ってご支援のほどよろしくお願いします!!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。目標金額が達成出来なかった場合は、一人ひとりに配る図書カードの金額を下げてプロジェクトを遂行します。目標金額を超えた場合は、一人ひとりに配る図書カードの金額を上げてプロジェクトを遂行します。
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