岐阜県立東濃実業高等学校吹奏楽部保護者会です。
子どもたちが活動している当吹奏楽部は、地域一番校を目標とする東濃実業高等学校の顔として、地域に根付き、地域に愛される吹奏楽部を目指して日々活動に励んでいます。
今年度から吹奏楽部の顧問が変わり、また、依然終息することのない新型コロナウイルスの感染拡大を考慮しながらの活動に不安を抱えながらのスタートとなりましたが、夏の吹奏楽コンクールに取り組み、無事に参加することができました。
コンクールを皮切りに、地域のイベントや文化祭でも演奏させていただく機会に恵まれ、現在は12月に予定しています定期演奏会の準備を進めながら活動をしています。
東濃実業高校の吹奏楽部は、2015年度より従来の活動に加えてマーチングにも取り組み、年々活動の幅を広げてきました。岐阜県より文化部活動推進指定を受けており、校内や地元地域はもとより、県を代表する部活動として活動しています。
当吹奏楽部保護者会は、子どもたちが安心・安全に活動ができるよう、吹奏楽部顧問の先生と手を繋ぎ、日々の活動を支援をしています。
近年、少子化や先生方の「働き方改革」により、部活動は全体的に縮小する傾向にあります。地域の中学校でもクラブ化が進み、その波は高等学校の部活動にも大きく影響するようになってきました。当保護者会では、このように子どもたちを取り巻く環境が大きく変化している中、東濃実業高等学校吹奏楽部の伝統を引き継ぎ、持続可能な活動に繋げるべく支援をしたいと考えています。
課題解決のために
保護者会では、「子どもたちの練習時間の確保」について取り組んでいます。
子どもたちの練習時間の確保
休日練習の一部において監督業務を分担して行っています。顧問の先生方が不在でも子どもたちが安心して練習に取り組めるように、保護者間で連絡を取り合って当番を決めています。
保護者会の活動により、部員たちが本来ならば活動できない時間を確保していただいているという感謝の気持ちを持って練習に取り組むようになり、限られた時間の中で効率よく練習を行う姿勢が育っています。「時間」という資産を大切にしようとする気持ちが部員たちに根付き始めていると、顧問の先生からも感謝の言葉をいただき、継続することの大切さを実感しています。
この監督業務は2年前にスタートし、最初は大きな戸惑いがありましたが、今では通常のオペレーションとなっています。何か新しいことを始める際に疑問や不安はつきものですが、この監督業務の経験から、まずは一歩踏み出すことが大切であることを学びました。
新たな課題 〜活動資金の調達〜
定期演奏会の打ち合わせの中で収支予測の話になり、その際、保護者から演奏会用に例年通りの特別追加集金を行ったとしても、来場者数によっては全体でマイナスになることが判明しました。新型コロナ感染症の影響が落ち着いてきた状況ではありますが、以前の来場者数を見込めるほどではなく、保護者に例年以上の負担をお願いする方向で話を進めていました。
しかし、顧問の先生より資金調達の一つの方法として「クラウドファンディング」という方法があることを聞き、新たな活動資金の調達について検討を始めました。クラウドファンディングについて調べていくにつれ、東濃実業高校が専門高校であることから、子どもたちの学びや経験にもつながる相性の良さと可能性を実感し、プロジェクトの実施に踏み切る決断をしました。
東濃実業高校は実学を学ぶ専門高校であり、代々顧問の先生は「吹奏楽部の活動を通じて、社会で活躍できる人材を育成する」ことを目的に指導をされてきました。クラウドファンディングの活動は、企画の立案から実行、またSNSを用いた広報活動など、子どもたちが社会に出たときに経験する「プロジェクト実践」そのものです。私たち保護者がその過程を経験することで、子どもたちと会話ができる機会を増やせますし、一緒に目標に向かって活動できることを期待しています。
子どもたちに「頑張れぇ!」と言っているだけではなく、保護者自身が、子どもたちの活動をどのようにアピールし、どのようにお金を集めるか。新しいことにチャレンジすることで経験できる、この試行錯誤や実践の経験が大変有益であると判断しました。
みなさんにご支援をいただきながら、子どもたちが安心・安全に部活動に取り組み、持続可能な活動に繋げられる方法の追求と、プロジェクトマネジメントを実践して学ぶ活動を通じて、親子で一緒に成長できる場とさせていただけたら幸いです。
近年の少子化、先生の「働き方改革」などにより部活動は縮小傾向にありますが、部活動は、子どもたちが社会性を身につけるためには大切な活動だと考えています。安心・安全に子どもたちが部活動に参加し、将来、自律した社会人として活躍できるよう成長できる環境作りのサポートをするために、私たち保護者が子どもたちのためにできることは何かを考えています。
職場でも時々子ども活動について話をする機会がありますが、これら課題は、東濃実業高校吹奏楽部だけの問題ではありません。地域の市民団体や高校、中学校でも同じく、部活動の運営やそれに関わる資金調達については大きな課題を抱えています。
本プロジェクトでは、「持続可能な部活動」を目指して、部活動での資金調達について焦点を当てて取り組むものです。
今回は、12月に開催予定の定期演奏会の実現を目標とし、必要な資金の一部を調達することを目的とします。
本プロジェクトを通して、クラウドファンディングを利用した資金調達に挑戦し、ノウハウの蓄積を目標としていますが、何より保護者と子どもを繋ぎ、共に成長すべく大切な活動の場として位置付けています。
本プロジェクトを実施することで、そのノウハウや経験を本保護者会で引き継ぎ、今後の活動に繋げることはもちろんのことではありますが、私たち保護者会での取り組みについて、地域で同じように活動する団体や仲間と共有し、新しい時代に向けた、新しい取り組みに向けて情報発信をしていきたいと考えています。
私たちの取り組みの輪が広がり、地域に、やがて岐阜県全体に広がり、新しい時代の、新しい活動の一助となることを願い、一歩を踏み出したいと考えています。
子どもたちの活動を紹介します。
現在52名の部員が在籍しています。近年のコンクール等の結果は次の通りです。
【令和4年度】
・県立高等学校文化部活動推進指定
・全日本吹奏楽コンクール岐阜県大会 金賞
・中部日本吹奏楽コンクール岐阜県大会 金賞
【令和3年度】
・県立高等学校文化部活動推進指定
・全国高等学校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」 岐阜県代表団体として出場
・全日本吹奏楽コンクール岐阜県大会 金賞
・第28回定期演奏会 (可児市文化創造センター)
【令和2年度】
・県立高等学校文化部活動推進指定
・全国高等学校総合文化祭「WEB SOUBUN」 吹奏楽部門 文化連盟賞
・第27回定期演奏会 (ぎふ清流里山公園)
これらのほかに、地元の小・中学校の芸術鑑賞会、また各種イベントへの出演等、多くの演奏の機会をいただいております。その様子はSNSでも発信していますのでぜひご覧ください。
▶︎ 特設サイト
▶︎ インスタグラム
▶︎ ツイッター
名称:岐阜県立東濃実業高等学校吹奏楽部 第29回定期演奏会
日時:令和4年度12月11日(日)
開場|13:30 開演|14:00
▶︎ チケットについてはこちら
場所:可児市文化創造センター
主劇場「宇宙のホール」
岐阜県可児市下恵土3433−139
TEL|0574−60−3311
主催:岐阜県立東濃実業高等学校吹奏楽部保護者会
後援:岐阜県吹奏楽連盟
岐阜県高等学校文化連盟吹奏楽部会
・会場施設設備使用料
・会場空調費
・会場警備費
・照明設備費
・著作権使用料
・楽譜購入費
・楽器運搬費
・広報活動費
・通信費
・CAMPFIRE手数料
リターンについて
アーラ『宇宙のホール』での開催にちなんで、
サポーター名は「惑星の名前」になっています!
サンSP(太陽サポーター)
500円 数量指定なし
①応援メッセージを特設サイトに掲載
②お礼のメッセージ送信(部員全員のメッセージを画像にして、メールにてご送付)
③「太陽」をモチーフにしたデジタルアート(シリアルナンバー入り)を進呈
※お礼のメッセージ、デジタルアートは12月中に送信予定
※デジタルアートは、SNSの円形のプロフィール画像に使っていただけるようなオリジナル画像データ
マーキュリーSP(水星サポーター)
1,000円 数量指定なし
①応援メッセージを特設サイトに掲載
②お礼のメッセージ送信(部員全員のメッセージを画像にして、メールにてご送付)
③お名前を特設サイトに掲載(希望者)
④「水星」をモチーフにしたデジタルアート(シリアルナンバー入り)を進呈
※お礼のメッセージ、デジタルアートは12月中に送信予定
※デジタルアートは、SNSの円形のプロフィール画像に使っていただけるようなオリジナル画像データ
※ヴィーナスSPとは金額が異なるだけで、内容は変わりません。
ヴィーナスSP(金星サポーター)
2,000円 数量指定なし
①応援メッセージを特設サイトに掲載
②お礼のメッセージ送信(部員全員のメッセージを画像にして、メールにてご送付)
③お名前を特設サイトに掲載(希望者)
④「金星」をモチーフにしたデジタルアート(シリアルナンバー入り)を進呈
※お礼のメッセージ、デジタルアートは12月中に送信予定
※デジタルアートは、SNSの円形のプロフィール画像に使っていただけるようなオリジナル画像データ
※マーキュリーSPとは金額が異なるだけで、内容は変わりません。
アースSP(地球サポーター)
3,000円 ×50本
①応援メッセージを特設サイトに掲載
②お礼のメッセージ送信(部員全員のメッセージを画像にして、メールにてご送付)
③お名前を特設サイトに掲載(希望者)
④「地球」をモチーフにしたデジタルアート(シリアルナンバー入り)を進呈
⑤2階特別優待席
⑥生活デザイン科所属の部員が作製した布製小物を進呈
※お礼のメッセージ、デジタルアートは12月中に送信予定
※デジタルアートは、SNSの円形のプロフィール画像に使っていただけるようなオリジナル画像データ
※2階特別優待席は、応募順に、前列中央から良い席順にこちらで割り当てます。座席指定はできないため予めご了承ください。
※布製小物は当日お渡しします。
マーズSP(火星サポーター)
2,000円 ×20本
①第3部の中の1曲で、パーカッション部隊に混じって「野菜マラカス🥬」を振れる権利
②「火星」をモチーフにしたデジタルアート(シリアルナンバー入り)を進呈
※デジタルアートは12月中に送信予定
※デジタルアートは、SNSの円形のプロフィール画像に使っていただけるようなオリジナル画像データ
※入場料は別途必要
※リハーサル等はありません。ぶっつけ本番でお願いいたします。お気軽な気持ちでご参加ください。
ジュピターSP(木星サポーター
10,000円 ×4本
①演奏会の第3部で、サポーター企業様として、「生徒直筆の会社名・ロゴ」をステージ両脇に立て看板形式で掲示
②サポーター企業様の「ウェブサイト」「インスタグラム」「ツイッター」のリンクを特設サイトに掲載
③「木星」をモチーフにしたデジタルアート(シリアルナンバー入り)を進呈
※デジタルアートは12月中に送信予定
※デジタルアートは、SNSの円形のプロフィール画像に使っていただけるようなオリジナル画像データ
※特設サイトへの掲載は2023年3月31日まで
※個人でも応募可
※掲示物製作の都合上、ジュピターSPは12月2日(金)までの募集とさせていただきます。
ビッグバンSP(ビッグバンサポーター)
10,000円 ×4本
①ステージで告知ができる権利
②「ビッグバン」をイメージしたデジタルアート(シリアルナンバー入り)を進呈
定期演奏会の舞台入れ替えの際に、ステージにて5分間(入れ替え・準備含む)の告知・宣伝をしていただけます。
※デジタルアートは12月中に送信予定
※デジタルアートは、SNSの円形のプロフィール画像に使っていただけるようなオリジナル画像データ
※入場料は別途必要
※本演奏会は学校教育の一環であることをご考慮いただき、その場に相応しい内容の告知をお願いいたします。事前に内容のご確認とお打ち合わせをさせていただきます。
11月7日(月)~プロジェクト掲載スタート
~12月7日(水)プロジェクト掲載終了
~12月16日(金)リターン実行期間
定期演奏会終了後、実施報告・引き継ぎ
地域団体への情報発信
正直に申し上げると、いろいろな手間暇を考えると追加集金の金額を上げた方が楽だったかもしれません(笑)。
しかし、クラウドファンディングの話を顧問の先生より聞かせていただいた時に、保護者役員の多くが、漠然とではありますが、大きな可能性を感じました。
確かに資金調達が第一義ではありますが、それに留まらない何かを想像することができました。よく考えると、子どもたちがこれから出ていく社会は一昔前とは異なり、不透明で不確実性の高い世界です。その世界を目の前にして、守りに入り、これまでと同じことを繰り返しているようでは、新しい問題や課題に立ち向かうための力を養うことはできないのではないでしょうか。大人も一緒にチャレンジして、一緒に関わることで、お金には変えられない貴重な体験ができるのではないかと期待しています。
子どもたちは東濃実業高校で商業と生活産業の専門教育を受けています。その学びを実社会の活動に応用し、その経験から更なる大きな学びを得てもらいたいと思っています。今ではクラウドファンディングは素晴らしい教育機会だと捉えています。その機会を活かし、成功に導くために、子どもたちはもちろんのこと、保護者会も汗をかきます!
そして、地域で同じく頑張って活動している仲間たちと手を繋ぎ、新しい時代に合った、新しい活動の可能性を広げていきたいと思います。
ぜひ、新しい時代の『持続可能な部活動』づくりに、皆様の力をお貸しください。
ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る定期演奏会、無事に終演いたしました。
2022/12/14 10:32吹奏楽部顧問の水野です。2022年12月11日(日)可児市文化創造センター主劇場にて、第29回定期演奏会を予定通り実施させていただき、おかげ様で無事に終演することができました。直前に体調不良でやむを得なくステージにあがることができない部員もいましたので、残念ながら全員揃っての演奏会は実現できませんでした。しかし、部員たちは、ステージで演奏するものは、会場に来られない仲間の想いを理解し、みんなでフォローをすべく楽譜の書き換えや役割の変更を進んで行っていました。また、会場にこられなかったものは、定期演奏会の成功を信じて自宅から熱いメッセージを送り、みんなを応援してくれました。場所は違えど心を一つにして、みんなで一丸となって成功に導いた演奏会でした。その思いは会場に広がり、1部の演奏から涙を流しながら聴いていただいていたお客さんが多く見られたようです。気迫のこもった演奏は、最後まで途絶えることなく会場に響いていました。やるも勇気、しりぞくも勇気…なにを心の落とし所にして前に進むべきなのか…本当に悩みましたが、部員たちの姿を見て、部員たちの声を聞いて、部員たちの想いを形にすべく決断をし、定期演奏会の実施をさせていただきました。後日、会場に来られなかった部員を交えて、何らかの形で一緒に演奏する機会を設けたいと考えています。まずは、多くのご支援とご理解のもと、無事に演奏会の実施ができましたことをここに報告させていただきます。ただいま、リターンの実行に向けて準備を進めております。ご支援いただきました皆様には、今しばらくお時間をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 もっと見る
Current Locatin|2022.12.05
2022/12/05 01:29吹奏楽部顧問の水野です。保護者会主催のクラウドファンディングも残すところあと2日!申し遅れましがが、この活動報告については、顧問が本吹奏楽部の「現在地」を直接お伝えさせていただいています。12月4日(日)、吹奏楽指導者講習会のモデルバンドとして参加させていただきました。神奈川県の海老名市立海老名中学校の顧問の上高原先生よりご指導いただきました。定期演奏会の1部で演奏予定の曲を中心にご指導いただきましたが、上高原先生が丁寧で分かりやすくアプローチされていく際の、その言葉一つひとつの説得力、そして熱意にどんどん引き込まれ、みるみる変化していく音色と表現に、周囲で聴いている私たちはもちろん、実際に演奏している部員たち自身も驚き、自信に満ちた響きのある演奏になりました。今回は大変貴重な体験をさせていただきました。このような機会をつくってくださった高山西高等学校の永瀬先生をはじめ、岐阜県吹奏楽連盟のご担当の先生方に、この場をお借りしまして感謝を申しあげます。本当にありがとうございました。何かしらの…いくつかのピンチを乗り越えながら活動していますが、定期演奏会の本番まで、いよいよあと1週間となりました!引き続きあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
Current Locatin|2022.12.04
2022/12/04 06:53吹奏楽部顧問の水野です。定期演奏会まであと1週間となりました。部員一丸となって、最後のひと押しを頑張っています。写真は、ステージ進行について打ち合わせをしている様子です。1部、2部ともに、形になってきました。3部…あとひと押しが必要です。応援していただいていますお客様へ、地域の皆様へ、学校関係者の皆様へ。多くの方に感謝の気持ちをお届けできるように頑張ります!先日、私たちの取り組みについて、岐阜県吹奏楽連盟理事長の和田先生よりコメントをいただきました。▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼岐阜県吹奏楽連盟 理事長 和田隆明岐阜県を代表する吹奏楽部である東濃実業高等学校吹奏楽部さんは、現在全国で課題となっている「部活動の地域移行化」や「教職員の多忙化」など、諸問題の解消に向けて、保護者のみなさんと協力しながら先駆的な取組を行っておられます。また、部活動の運営資金についても、学校や保護者だけでなく、地域社会の支援を広く得ることにより、継続的な活動の維持を目指されています。この様な取組に対し、多いに賛同すると共に全国の吹奏楽団体の先駆けとなるとを祈念し応援させていただきます。▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲和田先生と岐阜市内でお会いする機会をいただき、今後の部活動のあり方についてお話しさせていただきました。とても充実した時間を過ごすことができました。お忙しい中、お時間を作っていただき、本当にありがとうございました。さて本校吹奏楽部は、本日、美濃加茂市文化会館にて、吹奏楽指導者講習会のモデルバンドとして講習会に参加させていただきます。先日の和田先生との対談の内容と、講習会については後日報告させていただきたいと思います。クラウドファンディングもあと3日! 最後のひと推し(ひと押し)をどうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
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