・ご挨拶
皆様はじめまして。
南米ペルーの世界遺産として有名なマチュピチュ遺跡、その麓にあるマチュピチュ村の観光大使として活動している片山慈英士(カタヤマ ジェシー)と申します。
(撮影:宮脇大輔)
「MACHU PICCHU SANTA PROJECT」はマチュピチュ村への恩返しとして観光認知拡大のため昨年から始動し、サンタクロース(スペイン語でPapa Noel)となった私がマチュピチュ村の子ども達にクリスマスプレゼントを配るというプロジェクトです。昨年は
・オリジナルTシャツ
・オリジナルマスク
・24色の色鉛筆
・塗り絵
・抹茶のブラウニー
を各スポンサー様や支援者様からのサポートで村の小学生500人を対象に1人1人手渡しで届ける事ができ、無事にプロジェクトは完遂しました。
(撮影:宮脇大輔)
プロジェクト2年目の今年。
何もかも手探りの中で進めた去年より現地での人脈や知見もでき、このプロジェクトを今後も継続できるよう一人ではなく今度はより多くの方々と一緒に成功させたい、今年はマチュピチュ村だけではなくペルーの他の地域の子ども達にもクリスマスプレゼントを届けたい、日本の皆様にマチュピチュ、ペルーをもっと知っていただきたいと思いクラウドファウンディングを活用する事に決めました。
あなたも一緒にサンタクロース(Papa Noel)になり、ペルーの子ども達を笑顔にしませんか?
・プロジェクトを立ち上げた背景
2年前の2020年10月10日。コロナ禍で閉鎖されていたマチュピチュ遺跡を1人の日本人がペルー政府の特別許可を得て訪問したというニュースをご存知でしょうか?
記事↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64966480T11C20A0000000/
その日本人というのが私であり、7ヶ月という長い日々をマチュピチュ村で過ごしました。
言葉も通じない中、マチュピチュ村の人々には本当に優しく接していただき、7ヶ月間なんの不自由もなく楽しく過ごしました。
また、ペルー中の国民が「この子を遺跡に行かせてあげて」と政府に訴えかけてくれた事によって念願のマチュピチュ遺跡の訪問が叶い、その日を境に私の人生は大きく変わりました。
マチュピチュ村、そしてペルーの人々には返しきれないほどの恩があります。
そして昨年6月。
日本に帰国していた私は衝撃的なニュースを見ます。
「ペルーの新型コロナウイルスによる死者数が人口比で世界最多」(2021/6/2)
このニュースを見た時、私はいてもたってもいられなくなりました。
お世話になったマチュピチュ、ペルーの人々が苦しんでいる。何か自分に出来ることはないのか...
そして考えに考えた結果、「ペルーの方々に元気や希望を与えたい」「悪いニュースばかりのペルーに1つでも"明るいニュース"を届ける事が今の僕にできることなんじゃないか」という答えに辿り着き、このプロジェクトを開始しました。
・サンタクロース(Papa Noel)になる理由
(撮影:宮脇大輔)
サンタクロース(Papa Noel)がマチュピチュ村の子供たちにプレゼントを届けにいくのには理由があります。
それは2020年に私がマチュピチュ遺跡を訪問できたのは村の子ども達のおかげだからです。というのも私はマチュピチュ村での滞在中、村の子ども達にボクシングを教えていました。
その活動がきっかけとなり、現地の新聞に取り上げられた際にはその事を多く書いていただきました。もしも滞在中に子ども達にボクシングを教えていなければ村人達、村人達から記者へと話は広がらず、取材なんてなかったかもしれません。ましてや自分の状況など知られないまま、マチュピチュ遺跡訪問は叶わなかったかもしれません。遺跡訪問が叶った事、今こうしてマチュピチュの観光大使として活動できていることは村の子ども達のおかげです。
子ども達が喜ぶ事ってなんだろう?自分が小さかった時にワクワクした事ってなんだろう?
そう考えた時に「クリスマスだ!!」と思いました。
直感的...と思うかもしれませんが、実はペルー国民はカトリック教徒が9割。カトリック教徒の方にとってクリスマスは1年に1度のとても大切な日であり、子ども達が最も楽しみにしている日です。
昨年のプロジェクトの際も私が村のどこにいてもPapa Noel!Papa Noel!とはしゃぐ子ども達ばかりで、ペルーの子ども達は本当にクリスマスを楽しみにしているんだと肌で感じましました。
・マチュピチュと日本の関係
地球の裏側にあるマチュピチュ。一度は訪れたい世界遺産ランキングでは常に上位にあり、「空中都市」「インカの失われた都市」として世界中の観光客が訪れる地です。その麓にあるマチュピチュ村の初代村長が日本人だということは皆様ご存知でしょうか?
私もペルーに深く関わるようになるまでは、世界有数の観光地の村を作り上げたのが日本人だとはもちろん思ってもみなかったです。
野内与吉さん。
当時何もなかったマチュピチュ村に1から水を引き、発電所を作り電気を引き、ホテル作り、今のマチュピチュ村の基礎を作りました。
そして与吉さんの故郷である福島県の大玉村は彼の功績もあり、世界で初めてマチュピチュ村との友好都市協定を結んでいます。
(昨年大玉村にて行われたペルー独立200周年記念国旗贈呈式)
私がマチュピチュ遺跡を訪れる事ができたのは与吉さんと同じ日本人だという事も大きく関係していると現マチュピチュ村の村長が仰っていました。
私は与吉さんが約100年前に残してくれた功績を次の世代にも繋ぎたい。そしてマチュピチュ村を作ったのが日本人だと言うことをプロジェクトを通してもっともっと多くの日本の皆様に知っていただきたい。私の個人的な想いから始まった「MACHU PICCHU SANTA PROJECT」は大玉村とマチュピチュ村、日本とペルーの友好関係を繋ぐ大きなものへとなっていきました。
・MACHU PICCHU SANTA PROJECT 2021
昨年末はちょうどオミクロン株が出てきた時期でもあり、ペルーに入国してからも数え切れないほどのトラブルがありました。
・オミクロン株の発生で入国規制がかかるかも
・発注したプレゼントが届かない
・マチュピチュ村へ続く道でデモが発生
・現地通訳が急遽来れなくなる などなど...
更にプロジェクト当日は急な大雨。。
一旦中止し、日を改めることとなりました。
その時にある子どものお母さんから言われた一言が今でも忘れられません。
「私の子どもはプレゼントをもらえなくて泣いていた」
ただただ村の子ども達に喜んでもらいたくて、ペルーに明るいニュースを届けたくて色んな人に頭を下げて、日本の企業様、ペルーの企業様とやりとりして何とかここまで辿り着けたのに子どもを喜ばせるどころか泣かせてしまった。その日は本当にショックで眠れませんでした。
でもここで終わらせる訳にはいかない。村の子ども達の為に、プロジェクトに協力していただいた皆様の為に必ず成功させてやる。
その想いで2021年12月24日、MACHU PICCHU SANTA PROJECT2021はなんとか無事に成功することができました!!
プロジェクトの様子(動画)↓
(撮影:宮脇大輔)
100点満点ではなかったのかもしれない、でもサンタクロースがプレゼントを配ったその日のマチュピチュ村は、子どもたち大人たちの笑顔で溢れていました。
村人達の笑顔を見た時、プロジェクト当日までの苦労やトラブルなども全て報われ、本当に幸せな瞬間でした。
もちろん僕が受けた恩はまだまだこんなものじゃありません。だけど少しだけ、ほんの少しだけお世話になったマチュピチュ村に恩返しができたんじゃないかなと思っています。
このニュースは現地ペルー国内で大きな反響を呼び、日本国内でも共同通信、毎日新聞、産経新聞、Yahooニュース、ORICONニュースなど多数大手メディアにも取り上げていただく事ができました。
記事↓
https://www.sankei.com/article/20211225-ROJODTUGGBLJFHTJSZT7JKBVP4/?outputType=amp
また、サンタクロースとしてプレゼントを配ること以外にも村で自ら教壇に立ち、マチュピチュ村の子ども達に日本の文化を教える授業もプロジェクトの前に行いました。
けん玉や駒、折り紙など日本の伝統的な遊びを村の子ども達と行い、日本の塗り絵や抹茶のブラウニーなど日本に関連するものを配りました。
(撮影:宮脇大輔)
国際交流の一環として、福島県大玉村の小学生から預かっていたクリスマスプレゼントも無事にマチュピチュ村の子ども達へ届ける事ができました。
(撮影:宮脇大輔)
マチュピチュ村でのプロジェクト終了後はクスコの児童施設数ヶ所でも子ども達にも文房具を届ける活動を行いました。
プロジェクトの成功には先ほど述べました福島県の大玉村、在日ペルー大使館、マチュピチュ村役場、日本ペルー協会、アメリカン航空などたくさんの方々のご協力があり成し得たことです。
改めましてこの場をお借りして御礼申し上げます。
【協賛スポンサー】
福島県大玉村役場 様
在日ペルー大使館 様
マチュピチュ村役場 様
アメリカン航空 様
日本ペルー協会 様
KYODAI Remittance 様
Pacifico 様
APJ 様
MATCHA VERDE 様
京都おぶぶ茶苑 様
IBU 様
Tokiwa-Sou 様
※順不同
加えてチャリティーグッズをご購入いただいた皆様にも大きなお力添えをいただきました。
皆様のお陰で村人達を笑顔にすることができました。本当にありがとうございました。
↓チャリティーグッズ2022販売ページはこちら
https://santaproject.base.shop/
・MACHU PICCHU SANTA PROJECT 2022
今年のサンタプロジェクトはマチュピチュ村の子ども達に加え、クスコ、タクナの子ども達にもクリスマスプレゼントとして文房具、そしてお菓子を届けにいきます。
また、今年のプロジェクトのフィナーレとして今度はマチュピチュ村の子ども達(小学生)500人全員にサンタクロースになってもらいます。
昨年のプロジェクトの際、私が着ていたサンタクロースの格好が欲しいと数えきれないほど言われました。そこで今年は子ども達にサンタクロースになってもらい、村をサンタクロースで埋めつくす予定です。
今年もプレゼントを抱えて帰ってきたPapa Noelに喜ぶ村の子ども達、そしてその様子を見てさらに笑顔になる大人達を想像すると楽しみで仕方ありません。
(撮影:宮脇大輔)
・MACHU PICCHU SANTA PROJECTが目指すものとは?
プロジェクトで文房具を配るのには理由があります。
昨年のプロジェクト準備の際、マチュピチュ村の小学校の校長先生に子ども達に何を届けることが喜ばれるのか聞き取りをしました。
すると「村の子ども達は身体を動かす機会はあるが、アートに触れる機会があまりない」とのこと。
コロナ禍で学校に行けない子ども達にアートに触れる機会を持ってほしい。尚且つ日本という国に興味を持ってほしい。ということで24色の色鉛筆と日本の塗り絵を届けました。
今後も多くのペルーの子ども達に文房具を届け、アートに触れる機会、そしてペルーの社会問題の1つである教育の質の向上にアプローチしていきたいと考えています。
プレゼントを受け取った子ども達が「いつか日本に行ってみたい」そう思ってもらえるよう今後とも続けていくつもりです。
(撮影:宮脇大輔)
・資金詳細
目標金額 ¥2,500,000
クラウドファウンディング手数料 -17%
リターン制作 -¥150,000
残り¥1,925,000
MACHU PICCHU SANTA PROJECT2022経費
・文房具(絵の具)×1000 ¥288,000
(現地工場Paul Martín Pérez Guzmánで見積もり)
・こどもサンタ服×500 ¥294,,000
(現地工場Beskoで見積もり)
・お菓子詰め合わせ×1000 ¥121,000
(現地工場Donofrioで見積もり)
・荷物発送費 ¥50,000
・現地通訳費 ¥100,000
・渡航費 ¥479,700
・滞在費 ¥300,000
(宿泊費・食費・移動費など2ヶ月分)
合計2,412,400
※カメラマン同行の為、渡航費と滞在費は×2で計算
※目標金額を超えた場合も全てMACHU PICCHU SANTA PROJECT2022の資金、もしくは来年度のプロジェクトの資金として使用させていただきます。
※目標金額に達さなかった場合も規模を抑えてプロジェクトを実行致します。
・スケジュール
【2022/11/5〜/12/5】 クラウドファウンディング
【2022/12/3】 ペルーへ向け出発
【2022/12/9】 タクナの児童施設でプレゼント配布
【2022/12/12〜12/16】 クスコの児童施設でプレゼント配布
【2022/12/20】 マチュピチュ村でプレゼント配布
【2023/1/31】 帰国予定
プロジェクト当日以外は準備や各団体へのご挨拶や打ち合わせ、メディア対応やPR動画の撮影を行います。
また、プロジェクトまでの活動を当ページ活動報告、SNSにて発信し続けます。
・最後に
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
2年前までただのバックパッカーだった私をマチュピチュ村の子ども達が変えてくれました。
恩返しがしたい、明るいニュースを届けたいと始めた本プロジェクトですが、気がつけば沢山の方々にサポートしていただき、意義のある大きなプロジェクトへと変わっていきました。
多くのペルーの子ども達に文房具を届けて未来の可能性を広げてほしい。
プロジェクトを通して多くの日本人にペルー、マチュピチュを知ってほしい。
そして何よりペルーの子ども達が笑顔になってほしい!!
その一心で今年も必ず成功させてみせます。
一緒に子ども達を笑顔にするのに力を貸してください。宜しくお願い致します。
【MACHU PIACHU SANTA PROJECT代表】
片山 慈英士(28歳)
・マチュピチュ観光大使
・ペルーSNS広報大使
・ボクシングトレーナー
大学卒業後、世界一周。
27ヵ国目であった南米ペルーにてロックダウンに合い、閉鎖中の世界遺産マチュピチュに7ヶ月間取り残される。 村の子ども達にボクシングを教え生活していると、偶然が重なりペルー国内で「最後の観光客」と話題に。 「彼に遺跡を見せてあげて」という声がペルー政府に殺到し、歴史上初めて世界遺産マチュピチュを独占。 「最初の観光客」としてBBC,CNN,NewYorkTimesなど世界各国のメディアに取り上げられる。 現在はマチュピチュ観光大使・ペルーSNS広報大使に就任として、旅行会社とのトークイベントやチャリティ活動などを通してマチュピチュのPR活動を行なっている。
旅行会社とのトークイベント
地震発生の際の福島県大玉村でのチャリティ活動
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