【火災にならない木造耐火建築物の燃焼比較実験】
日本の木造建築・防災技術を世界に発信を!
■はじめに・ご挨拶
現状、地球的環境改善への新しい時代の要求の一つとして世界的な木造建築ブームです。
一例としてロンドンでは、「オークウッド・ティンバータワー」という地上300mの木造高層ビルがケンブリッジ大学を始めとするチームにより設計中ですし、日本でも多数の木造高層建築の計画が話題になっています。
しかし一方で、英国高層マンション「グレンフェル・タワー」の火災で多くの人が亡くなっていることをご記憶でしょう。
また世界的にも、近代建築物や耐火建築物・高層建築で火災が発生したら現状の消防活動ではもはや限界との報道があり、それが災害の現実です。その一方で更に世界的木造建築ブームが進んでいるのです。
私は45年間建築家として活動しながら、18年間消防団の活動を体験していますが、命と財産を守るべき建築の基準・規制と建築商品に多くの矛盾を感じ、実体験を通じて「新しい時代のテクノロジーによる、火災にならない新しい安全安心な生活空間」の創造に取り組んでおり、世界中の社会環境向上に貢献したいと考えております。
そこで今回、国内(および今後「第2弾」として海外も視野)における「木造耐火建築物の燃焼実験」の実施を通じて、当社の持つ世界安全技術の発信を行おうと計画した次第です。その成果は必ずや、これから日本のみならず世界で木造建築と「安全安心」に共生する社会づくりに資するものだと確信しておりますので、どうか皆さまにおかれましては、よろしくご支援を頂けま
す様、心からお願い致します。
株式会社アサノ不燃代表取締役
当社の技術を象徴する燃焼比較 (不燃化技術研究組合代表)
(左)無処理木材 (右)当社の不燃液を含浸させた木材 浅野成昭
■環境問題と木造建築の今後について
■アサノ不燃について
株式会社アサノ不燃 (本社:東京都江東区 設立:2001年10月 代表取締役社長:浅野成昭)
(会社ホームページ:https://funen.jp/ )
《事業内容》
①セルフネン(不燃剤)による不燃木質材料及び不燃繊維材料等の製造・販売
②セルフネンによる不燃木質材料及び不燃繊維材料等の 製造技術および製造設備の販売
③セルフネンによる不燃木質材料及び不燃繊維材料等の製造・販売に関するコンサルティング
④不燃木質材料及び不燃繊維材料等への不燃液の研究、開発並びに製造・販売
⑤セルフネンによる不燃木質材料及び不燃繊維材料等の新素材の研究、開発並びに製造・販売
《企業理念》
「新たな価値の創造を通じて社会貢献」
この理念のもと、消費者、災害弱者に対して、より安心安全、生活の質的向上に資する新技術・新製品のたゆまぬ開発と事業化を推進してまいります。
「森林資源の高付加価値化による地域の活性化」
持続可能な社会へ向けて、新しい産業と雇用の創出による地方創生を目指します。
「安心して生活できる環境の実現」
火災時において延焼せず、命と財産を護る不燃化技術を提供し、より豊かな社会を創造します。
《受賞歴》
日本で最初の「不燃木材」認定取得
日経BP賞/林野庁⾧官賞(木材利用技術開発賞)/JIPA新技術賞(日本インテリアプランナー協会)
福井県技術奨励賞/HIPA推奨(北陸インテリアプランナー協会)/川崎市産業振興財団優秀賞
東京都江東区=江東ブランド/「新世代」木材・木質材料と木造建築技術/新日本様式100選選定=日本ブランド (後援:経済産業省)/政府・内閣官房、「国土強靭化計画」 2022年版 民間の取組み事例集に掲載
《メディア掲載実績》
外務省海外PR発信6ヶ国語動画/NHK TV全国、中部地区放送/NHK 海外ニュース、短波放送
民放TV全国放送ニュース/テレビ東京「WBS」/フジテレビ「スーパーニュース」/TBS「夢の扉+」
BSジャパン「アジアの風」/日本経済新聞/日刊建設工業新聞/日経ホームビルダー/ライフスタイル誌「リクウ」「ゲーテ」/ハウジング専門誌/日本商工会議所会報/ジパング機関紙(全国自治体向) その他多数
《主な施工実績》
ANAクラウンプラザホテル内チャペル/東京国際展示場ビッグサイト天井格子/福井県立図書館内ふるさと文芸館
福井県議事堂/福井県立病院/福井県こども教育センター/鯖江警察署/福井県「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」
成田空港第一ターミナル/都営地下鉄汐留駅/JR福井駅/JR長浜駅/JR九州観光列車「海幸山幸」/西武鉄道観光列車特装車輛/海外ブランド全国チェーン・コーヒーショップなど飲食/商業施設 内装
(不燃和紙) サントリー美術館/富山市ガラス美術館/ぎふメディアコスモス(岐阜市中央図書館)
(不燃繊維ベルベット) ペニンシュラ東京ホテル内宝飾店シャンテクレール
■アサノ不燃のキーテクノロジーについて
今回、燃焼実験を行う「不燃木材」もこの当社特許<発火せずに煙や有毒ガスを抑える>不燃化技術に基づいています。
■今回の 「木造耐火建築物 燃焼実験」 について
《臨むに当たって~浅野成昭》
なぜ「火災にならないこと」が必要な理由、それは現在の建築基準法での木造耐火建築物は燃えても倒壊しなければ良い基準であるからです。
日本の木造建築物は地震に耐え、世界的な技術で1000年の歴史を誇りますが唯一火災がネックです。
そのネックを補完し火災にならないのは、たゆまざる人の管理で行っていたからです。しかしながら、当然ヒューマンエラーは考慮しなければなりません。
昭和25年(1950年)に制定された建築基準法では、火災になっても倒壊しなければ良いのが木造耐火建築物で、一般国民常識から解釈すると木造耐力建築物です。火災になるのが前提の建築基準法なのです。しかし世界的な木造建築ブームにおいては、日本の木造建築技術と新しい火災にならない技術を世界に発信するチャンスです。更に木材の活用は、地球環境改善や地域活性化に繋がります。
加えて、建築基準法制定後約70年経ち高度成長期も終え、新しい安全安心な法改正が必要な事を知ってもらうことが必要です。
生命を自ら守り、地球環境に貢献できる、新しい火災にならない木造建築を提案をするために燃焼実験を実施します。
日本からの 「木造建物の長期財産化と命を守れる新しい持続性社会の創造」 の発信です。
これは、約20年間続けた私共の事業の大きなターニングポイントと考えています。
《実施の目的》
現状の社会・環境問題の改善に役立てるため、日本の当社で生まれた世界唯一の「延焼せず煙と有害ガスを抑える」処理技術を活用し、通常の木材材料と断熱材そして内装材において<不燃処理を加えた簡易建物>と<無処理の簡易建物>による火災比較実験を行い、通常材でも処理によって火災は防げることの実証を図ります。またその実証を通じて、日本と世界において「生命を守れる新しい安全安心な生活空間の創造と技術」を発信し、新しい社会づくりに貢献したいと考えています。
《実施概要》
■実験会場: 国内・福井県内を予定 (*以降、海外・欧州での実施も計画中)
■実験時期: 2023年1月ないし2月を予定
■実施プロジェクト進行スケジュール(概論)
《実験の内容》
現在の「木造高層建築」の構造を模した、2階建ての「燃焼実験棟」を当社技術による<不燃化処理済み><不燃化処理無し>の材料による2棟をオープンスペースの会場に建築し、行政機関・消防関係・メディアなど関係者への公開のうえ両者を燃焼させ、その模様の比較により当社不燃化技術の有効性(着火せず煙や有毒ガスを出さない)を実証して発信。
各位による拡散のうえ、日本・海外におけるその採用促進ひいては今後の木造建築物での安全化を促進したく考えます。
(参考:当社では2012年岩手県石巻市にて、簡易な形式での比較燃焼実験を実施しその模様はTBSドキュメンタリー番組「夢の扉プラス」でも放映されました。 今回は実験棟をより大型・実情を反映した構造とすること等により、より正確で有益なシミュレーションとなることを計画したものです)
2017年に70人もの犠牲者を出した、英国高層マンション「グレンフェル・タワー」火災の主要原因は外壁の断熱材※です。その外壁構造体の構成は内側のコンクリート250㎜に断熱材150㎜そして空間があり その上に亜鉛性金属外装材と公表されています。
今回の試験構造体は、世界的木造建築ブームにおける影響とグレンフェル・タワー火災を参考に考慮して、木材でも火災にならない事を重点に下記仕様とし、温度センサー・煙や有害ガス感知センサー・内外燃焼確認カメラを設置してセルフネン処理済みと処理無しの比較燃焼確認を行う。実験棟の大きさは幅3m×奥行3mの壁構造で2階建てを想定し、火災の原因とする外壁構造体を下記の様に設定する。また床、屋根、開口部、内装材は設計図による。
(※断熱材の不燃化について)
今回の燃焼実験でも主要な項目として検証を行いますが、「断熱材」の火災安全性確保も建築物の重要な要素です。
当社では今秋、その主要素材である「発泡ウレタン」における不燃性能の確保に成功しました。
(左)無処理 (右)当社の不燃液の塗布処理を行った発泡ウレタン:炎をあげて燃えることなく、煙や有害なガスも出ていません。点火ろうそくのススにより⿊くなっている部分が広がるのみで、着⽕せず、実験終了時でも、炎をあげて燃えることはありませんでした。
動画: https://youtu.be/VeulbOIDxq8
《設営物など》
*セルフネン処理済みの実験棟 1棟
外壁構造体と屋根の構成は、コンクリートの代わりにセルフネンLVL(単板積層材)30㎜にセルフネン塗布断熱材100㎜、そして空間を設けその上に亜鉛性金属外装材を配する
・床の構成は、セルフネンLVL30㎜とセルフネン処理木材
・内装、開口部構成は、セルフネンクロス・カーテン。セルフネン処理木製建具
*処理無しの実験棟 1棟
外壁構造体と屋根の構成は、コンクリートの代わりにLVL30㎜に断熱材100㎜、そして空間を設けその上に亜鉛性金属外装
材を配する
・床の構成は、LVL30㎜材と一般木材
・内装、開口部構成は、クロス・カーテン。木製建具
*試験データー関連
温度センサー / 煙・有害ガス感知センサー / 燃焼状況確認カメラ
*その他協議事項
・公開実験の関係者、実験立合者の確認
・燃焼実験に関する事前協議とスケジュール及び技術の確認と費用範囲の確認
(行政機関の承諾等、マスコミ等、現地施工者等、現地調査及び運送、滞在など)
・実験棟の設置場所(風、環境)、消防車配置、立ち合いテント等設営など
燃焼実験棟の試験後の後処理・復元手筈
《クラウドファンディング概要》
どうか完全なかたちでこの燃焼実験を実施させてください!
この成功は、第2弾として海外での実施にもつながります
クラウドファンディング目標金額:400万円
クラウドファンディング形式:All or Nothing
(目標金額を達成した場合のみご支援金を受け取れる)
(目標金額に満たない場合にはご支援を返金)
【資金使途】
※当プロジェクトの実施にあたり、下記総費用の大半は私共サイドで調達いたしますが、今後の「社会を火災から安全にする」 事業を展開するにあたり、広く市民の皆様とのコミュニティ創りの一歩として、また当社の本実験に込めた思いや当社製品の性能のほどをより多くの方々に共有していただくために、全体の一部を補填する費用をご支援お願いいたします。
※ご支援が目標金額に満たずに、資金が得られなかった場合でも、実験が実施中止となることはありませんが、随所での「簡略化」がやむを得なくなってしまいます。
(例:「実験棟」の仕様グレードダウン、センサー機器等の削減による取得データの減少)
●設計図書及び仕様、検討、計画
設計図書作成、燃焼計画、材料確認、実験検討、研究所等、実験体制協議
●燃焼実験棟(計2棟)関連
セルフネン処理実験棟/処理無し実験棟 各1棟
組立可能な加工による試験体
●試験データー関連
温度センサー/煙・有害ガス感知センサー/ 燃焼状況確認カメラ
●梱包、送料
当社工場~福井県内 実験現地
●現地組み立て、諸経費
実験に関する現地調整経費、交通費、滞在費、経費、実験後の始末費用
立ち合い、指導
計画人員=アサノ不燃5名、不燃化技術研究組合2名、確認者2名、補助員2名
《クラウドファンディングご支援・リターン内容》
(防災シンパシー・コース)3,000円
●当社の防災活動へのご共感への証しとして当社からサンクスメールを差し上げます
(防災サポーティング・コース)10,000円
●当社「木造耐火建築物燃焼実験」(予定:1月下旬・福井県福井市)実施現場の「立ち合い」ライブ配信にアクセスいただけます
(なお、希望される方は現地集合・解散にて、現地会場での参加にもお招き致します)
(※「旅行業許可」との兼ね合いにより、現地集合・現地解散であり、当社は交通手段や宿泊場所に関する費用負担や手配を行わず、旅行日程や費用に関する相談にも応じることも出来かねます。また公共交通機関をご利用ください)
●燃焼実験時に作成するリリース/印刷物/HPにご支援者としてお名前を表示します
なお、当プロジェクトの「防災と環境対策」 主旨へのご賛同の方、ということで敢えて物品的なリターンは外しておりますが、
●ご要望の方には、当社技術にて不燃処理を施した以下の 「建築用資材」 を特別レート(一般小売価格の30%OFF)にてお譲りいたします。 リフォーム/新築などを予定され、工務店さんへの建材 「持ち込み」 が可能な場合には、当社HPにてご確認のうえ、どうぞお問い合わせください。
■セルフネン不燃木材<スサノヲ>
■セルフネン不燃木ぬり壁(ペースト状の壁塗り材)
■和紙・断熱発泡ウレタン材への不燃処理加工
《最後に:ご支援お願いのメッセージ》
日本の木造建築物は、これまで世界的な技術で1000年以上の歴史を誇りますが、一方それは人々が英知を尽くして懸命に火災と闘ってきた歴史でもあります。
技術の進歩により今、木造で数十階建て・数百mもの巨大なビルディングさえもが建築が可能な「新時代」に突入しようとしていますが、さすがにここまで来ると、「そのままでは」人間の注意や努力だけでは及びがつかない段階です。
しかし一方で、科学の力を用いれば 「木材でも火災にならなく出来る」のです。私たちアサノ不燃では、永年の研究とノウハウ蓄積により、<発火せず煙や有毒ガスを抑える>不燃木材の技術を創り上げました。それを広く社会の皆さんにも知っていただき、その利用を少しでも図っていただくことが安全安心な世の中を造り人々の生命や財産を守ることにつながる、と信じて今回の燃焼実験の実施を決心しました。
木造建築には脱酸素やリサイクル可能という大きなメリットがあるため、これまで石造り文化の海外でも今後の置き換えが進むであろうことは確実です。今回日本での実験が成功した後には、欧州での実施も計画しており、その地での不燃木材の認知を目指しております。もしこの技術が普及したら例えば、やがて来たるべきウクライナの復興と新たに安全な街づくりにさえも役立つものであるのです。
今回の燃焼実験は、その第一歩でありますが、どうか皆様の積極的なご支援をいただき、小さな芽を大きな成果に実らせていただけますように、心からお願い申し上げます。
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