LINEで送る小さな畑から始まった大きな夢 ～第1章～
はじめまして、新潟県十日町市でネギやタラの芽、ナスを栽培しているIkeIkeファームこと、池田太一と申します。
農業がやりたい！！
しかし、開業資金も農機具も農地さえも私にはありませんでした。
それでも夢を諦めきれず、両親に相談…。
返ってきた答えは「無謀すぎる。」、当然のごとく反対されました。
「2年で結果が出なかった諦める。」
条件付きで何とか説得し、鍬1本での農業が始まりました。
父が荒らしていた畑5アールを開墾し、ナスを200本植えるところからスタートしました。
畝を立てるのも鍬1本、手にマメを作りながら必死に作業しておりました。
農機具を一切持たない私の農業は、とにかく効率が悪い。
朝早くに起きて畑に行き、日中は農業研修。
帰宅後は日が暮れるまで畑で農作業の毎日でした。
そして、初めて収穫した梵天丸ナス。
極少量ではあったけれど、喜びは大きかったです。
この時の気持ちは忘れる事はないでしょう！
初めてナスを収穫したこの日から、私の農業への情熱はより一層強いものになりました。
どうせやるなら味にもこだわりたい！
味へのこだわりも強くなっていきました。
どうしたら美味しい野菜を作れるのか、肥料や収穫時間など…、試行錯誤を重ねました。
そんな努力の結果なのか、私の栽培した野菜への評価も高まり、私の農業は勢いを増していきました。
それから3年…。
父母も加わり、家族での農業経営が始まりました。元々、農地を持っていなかった私たちは荒れた畑をひたすら開墾し、経営規模を拡大。
いつのまにか、荒地を開墾する事が地域で話題となっておりました。
そして、「この畑も開墾してほしい！」という要望を沢山いただけるようになり、栽培面積が10ha以上にも拡大する事が出来ました。
農地を順調に拡大する事が出来ましたが、次の悩みは冬の農業でした。
新潟県十日町市は豪雪地帯です。
大雪の年では積雪が約4メートルにもなります。
そのため、多くの農家は冬はスキー場等にアルバイトに出ます。しかし、私の想いは違いました。
冬でも農業がしたい！
試行錯誤の末、たどり着いたのがタラの芽の促成栽培。
目標にしていた1年中農業をすることが出来るようになりました。
今では農業に興味がある若手も参入し、家族+従業員2名でIkeIkeファームを運営しております。
順調に規模を拡大し、さらなる規模拡大を狙った2020年…。
突然のコロナ禍…
度重なる自粛モードで農産物の売れ行きも低迷し、せっかく作った野菜たちも廃棄する運命になりました…。
1年耐え忍べば…
そう思っていたコロナ禍も今年で3年目。
このままではいけない、何か手を打たなければ…
小さな畑から始まった大きな夢 ～第2章～
どうせ捨てるくらいなら…
知り合いに配ったり、安値で販売したりしていると「スーパーで買った野菜よりも美味しい！」という声を沢山聞くことが出来ました。
スーパーで販売させれている野菜も、農家さんがこだわりを持って作った一級品。
では何故ここまで美味しいと言っていただけたのだろうか？
大きな違いは１つ、それは「鮮度」でした。
採れたての野菜はとにかく美味しい！！
それを証明する事が出来た一幕でした。
採れたての野菜たちで加工品を作ったらどんなに美味しいのだろうか？
いつしかそんな疑問に取りつかれ、色々と試作品を作るようになりました。
早速従業員たちと試食してみると…
やっぱり美味しい！！
「新鮮な野菜たちで作った加工品を世に送り出そう！！」
そう決意した瞬間でした。
大きな夢に向かって無我夢中に規模を拡大した第1章。
第2章は6次産業化に挑戦。皆さんと共に築き上げていきたいです！！
資金の使い道・スケジュール
食品加工所の内装工事は現在着工中であります。
2022年12月：加工所がオープン予定
2022年12月：商品開発
2022年12月～23年6月：賞味期限設定分析及び商品開発
2023年7月：加工品完成※5～10品目を予定しております。
ご支援いただいた金額は商品開発の運転資金に充てさせていただきます。
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