サツマイモのスイーツ「PoTaLa」(ポタラ)
街から離れた山奥にある私達が運営するお店「山猫瓶詰研究所」でも、休日は行列ができるほどの大人気のカフェメニューです。
何度も試行錯誤を繰り返し、ご家庭でも食べられるように、山猫瓶詰研究所の通販サイトでの販売より先駆けて、CAMPFIREにて先行販売いたします。
商品の特徴など
①口の中が幸せにつつまれるサツマイモのスイーツ「PoTaLa」
凍った状態のPoTaLaに温めた包丁を入れると、その断面が溶けだしトロッとした表情と甘い香りが漂います。
まだ固いうちに温めたフォークやナイフでパクッと口にいれると、最初は焦がした砂糖の香ばしさと甘み。
そこからサツマイモの風味がだんだんと口の中に広がるのです。
溶けてくると、よりいっそうトロッとして、サツマイモの風味とカラメルがマリアージュ。
鹿児島を代表するようなスイーツを作ろうと、山猫瓶詰研究所がOPENするまで1年もの間、試行錯誤し続けました。
目指したPoTaLaの特徴は大きく分けて2つ。
1つは、クリームブリュレの口の中でとろける滑らかさとカタラーナのどっしりと満足感のある存在。そこにサツマイモを使用して、食品添加物を使わないで美味しく、そして冷凍流通できるように仕上げること。
もう1つは、お皿にのせたらある程度すぐに食べられるようにすること。クリームブリュレやカタラーナは容器に入れて冷凍すると大丈夫ですが、それを容器なしでお皿にのせても形を保ったまま楽しめるようにしたい。けれども、解凍に1時間とか長くかかるのではなく、ある程度すぐに食べられるようにしたい。
理想を求めて、何度も試作を行いましたが、形がどうしても崩れてしまう。
米粉の量を調整すればある程度はできるけれども、そうなるとクリーミーさが少なくなってしまう。添加物などを使わずに健康的で形を保つにはどうすしたら良いのか。
そこで思いついたのが「寒天」でした。食物繊維をたっぷり含んでいて、サツマイモとの相性も抜群です。
山猫瓶詰研究所を代表するスイーツを作ろうと、試行錯誤を何度も繰り返し、この滑らかさと味を作り出すことに成功したのです。
②米粉や、からだにやさしい素材たち。グルテンフリーでサツマイモの食物繊維たっぷり。
「山猫瓶詰研究所」は鹿児島県の枕崎市という鰹節で有名な地域にあります。地元の鰹節や、日本最古のハーブ園のハーブなどを使ったピクルス、近隣の知覧紅茶を使ったチャイシロップ等々、素材にこだわった数多くの瓶詰商品を作っています。
その山奥のひっそりした場所で、山猫が健康的な人間を呼び寄せて、最後は食べてしまおうと考えているようなコンセプトのお店で築120年の旧郵便局をリノベーションしてできたのが「山猫瓶詰研究所」です。
山猫瓶詰研究所の中で「PoTaLa」は、からだにやさしい素材を使って作っています。
■甘みのあるトロっとした鹿児島産のサツマイモ
サツマイモは育て方も信頼できる鹿児島の農家さんと直接お話ししていただいています。
そのお一人である原田さん。
鹿児島の海沿いで霜が降りにくい場所で、減農薬で栽培しています。
収穫したサツマイモは室温約30℃・高湿度の中に約100時間入れることにより、収穫時についた傷が治療され、病原菌などの侵入を防ぐことができるのです。こうすることで、長期間保存する事ができます。長期間保存する事で、デンプンが糖に変わり、甘みをより一層増幅させているのです。
PoTaLaはこういった時間をかけて甘みを引き出したお芋を使用しています。
■グルテンフリーの世界に認められた米粉
米粉は昔からお付き合いがあり、信頼できる鹿児島県薩摩川内市にある小城製粉さんのものを、国産の米粉約400種類以上の中から選びました。
小城製粉さんは、うるち米やもち米を品種ごとに分類わけし、そのお米を米粉にするとそれぞれに様々な特徴があることを明らかにしてきました。それらの特徴をとらえて挽き方を変えたり、ブレンドする事で様々な用途向けの米粉を作っています。
長い歳月を経て完成した「米粉の製造技術」は2015年にアイデアと品質が認められ「日本食糧新聞社制定第28回新技術食品開発賞」を受賞。
さらにグルテンフリー先進国のヨーロッパでも注目を集め、2014年にはドイツへ米粉の輸出を開始しました。そして2017年にはドイツにKOMEKO社を設立し、ヨーロッパで150を超える店舗に提供しています。
「PoTaLa」にはそれだけの実績のある小城製粉さんの米粉を使用しています。
今年からドイツに渡っている小城製粉の取締役の小城吉輝さんからコメントもいただいております。
小城製粉取締役 小城吉輝 さん
『PoTaLa』の原料としてKOMEKOが採用され、微力ながら『PoTaLa』のプロジェクトに加わる事が出来ました事、大変嬉しく思います。また、味・コンセプト・パッケージ・作り手などなど、とっても良い商品です。
■太陽の光をのびのび浴びた喜界島産のきび砂糖
生地に練りこむお砂糖も上白糖ではなく、沖縄と鹿児島県の中ほどにある喜界島のきび砂糖を使用し、コクを感じる甘さになっています。
喜界島は蝶が舞い飛び、ダイビングスポットなどで注目されている、自然豊かな島です。
「PoTaLa」はこういった食品添加物を使わず、鹿児島県産のサツマイモやグルテンフリーの米粉を使った、地元の信頼できる生産者さん達の素材をふんだんに使った鹿児島らしいスイーツなのです。
③イタリアで修業したシェフや山猫スタッフが1つずつ手作り。
「PoTaLa」を開発したのは学校を卒業してからイタリアへ渡り、そこで料理を学んだ國崎耕大。日本に帰ってからも東京で寝る間を惜しんで料理に打ち込み続けました。
しかし、そんな中で体調も崩し、コロナの影響もあり実家のある鹿児島に帰って、今後の人生について考えました。今まで料理にひたむきに向かっていた自分がどのようにこれから生きていけばいいのか、ただ単に料理を作るだけではだめなのではないかと。
そんなときにSNSで気になる記事をみつけたのです。それが「山猫瓶詰研究所」の求人でした。ただ単に美味しいものを作るというのではなく、その地域の産品に一手間加える。山猫瓶詰研究所では様々な生産者の方々に直接お会いし、そして畑に行き、色んな話を聞くことができます。都会のお店ではこういった経験はなかなかできません。
そこから國崎は生産者の方々のたくさんの思いや信念を近くで見ることにより、今まで見ていたものでも全く違う見方ができるようになったと話します。
「生産者さん達が大切に育ててきた思いを大事にし、そこに一手間加えて様々な表現をすることで、生産者の方々にも喜んでもらえるし、そしてお客様も喜んでくれる。そんな様子をどちらも体験できるから作っている自分自身も幸せになれるんです。」
これからも色んな生産者の方々とお話しをして、そして作られる現場を見ることで、今までとは違った表現を導き出してくれるはずです。
④まるで作ったのは「ポタラさん」かわいいデザインのロゴや山猫袋。
山猫瓶詰研究所では食品だけでなく、雑貨やアパレルなど、 様々なオリジナル商品を販売しています。
上記に書いたようなロゴマークや資材を始め、山猫瓶詰研究所のほとんどのデザインをしているのが細原裕香さん。
ほぼ独学でデザインをし続け、色んな方と関わる中でお客様が広がっている細原さん。
Web関連のデザインから京都でのリノベーション案件の店舗に関わるロゴや様々なデザインをこなし、私達の会社下園薩男商店の本社のある鹿児島県の阿久根市に2015年に地域おこし協力隊として移住。
そこから直売所イワシビル関連のデザインなど様々な商品のデザインもお願いしています。
色んな仕事に関わるごとにその分野の勉強をし、色んな見せ方をしてくれています。
今回の山猫瓶詰研究所のロゴの山猫も、元金山だったミステリアスな雰囲気のある築120年の旧郵便局で、手ぐすねひいて人をおびき寄せようとしている「山猫」というお題に対して、500匹以上の山猫を描いてくれました。
その中から数匹選んでくれたのですが、この決定したロゴの山猫はイメージにピッタリ!
人をだましているような狸にも見えるお化け猫をイメージし、奥深く何かを考えているような山猫。
ほぼ即決で決まりました。
今回のPoTaLaもポタラさんというサビ猫をイメージ。このポタラという猫は頑固でかしこいおじいちゃんシェフで、1回なぐり書きしたPoTaLaのサインをそのままロゴにしたという設定のもの。
なんかそう思いながら見つめているとイメージが膨らみます。
⑤山奥にひっそりとたたずむ「山猫瓶詰研究所」の取り組み。
「山猫瓶詰研究所」は築120年にもなる旧郵便局をリノベーションして出来上がったお店です。壊される寸前だったこの建物を壊すのはもったいない、誰か何かに使いませんかというSNSの投稿を見て下園薩男商店の代表である下園正博が手をあげてお店をつくることにしました。
場所は鹿児島県の南にある枕崎市金山町。人口2万人のこの町の中でも中心地から車で15分ほど山奥に走った場所で、昔は金山として栄えましたが、今では同じ市民の方でも1回も訪れたことが無いという方も多いひっそりとした地域です。
観光地でもなく、人通りもないこの町で何故お店をしようと思ったのか。
これからは色んな価値観が多様化していき、それぞれの人生の目的、幸福感も変わってくるはずです。自然豊かな山奥で、子育てをしながら成り立つようなお店が成り立てば、日本全国どこでもできると考えています。
その地域の特徴ある産品やストーリーを活かすことで、その地域にしかないようなオリジナリティあふれる商品やお店にもなります。私達はそんなお店を全国に、そして海外にも作りたいと考えています。
どんな田舎の山奥でも、通信販売などで日本全国にお届けすることが可能になりました。私達はこれからも地域の産品を使い、お客様に喜んでいただけるようなストーリーのあるものを作り出していきたいと思います。
リターンについて
「PoTaLa」(ポタラ)は山猫瓶詰研究所の通信販売サイトで発売を開始しますが、まずはピクルスでもお世話になったCAMPFIREで先行販売します。
支援者の方には「超超早割、超早割、早割」価格で、山猫瓶詰研究所のカフェでこれまた人気のマフィンとのセットや、オリジナルのスペシャリティ珈琲等をご用意しました。
山猫マフィンやオリジナルブレンド珈琲豆
山猫のマフィンも小城製粉さんの米粉や地元のおからを使用したグルテンフリーのマフィンです。
近隣の信頼できる農家さん達からいただいている食材を使用したマフィン等があります。
山猫瓶詰研究所でお出ししているマフィンを6種類つけさせていただきます。
珈琲豆はスペシャリティコーヒーの品質の豆を地元鹿児島の関連会社で自家焙煎。
山猫瓶詰研究所のスイーツに合わせた珈琲豆になります。
1月中旬頃から先着順で発送開始
全て手作業で製造している事から一度に多くは作れませんが、ご注文に応じて毎日少しずつ作っていく予定です。ご注文いただいた方から先着順で発送させていただきます。冷凍便で着日の指定などはできず、ヤマト運輸で順次発送させていただきます。
ネット通販サイト「山猫瓶詰研究所」にて正式販売は2023年2月初旬から予定
現在公開している「山猫瓶詰研究所」のオンラインサイトで現在は瓶詰商品や雑貨関係を販売していますが、ここで2023年の2月初旬頃から「PoTaLa」についても販売開始予定です。
山猫瓶詰研究所ではPotalaを1本3,240円(税込/送料別)で販売開始予定です。
資金の使い道・スケジュール
●製造費:30万円
●人件費:10万円
●広報費:5万円
●CAMPFIRE手数料
12月:注文受付開始、製造開始
1月15日まで:注文締切
1月中旬頃:先着順発送開始予定
原材料
生クリーム(国内製造)、さつまいも(鹿児島県産)、卵黄、きび砂糖、米粉、寒天
サイズについて
1本あたり約350gで山猫瓶詰研究所のカフェメニューではこちらを5等分にして提供しております。
珈琲や紅茶など甘いものに合うお好きな飲み物をご用意してお楽しみください。
冷凍配送について
すべて冷凍にて配送させていただきます。
お召し上がりの際はPoTalaは解凍せず、お湯などで温めて温めた包丁で切ってお召し上がりいただけます。
切りにくい場合は少し自然解凍してください。
残ったものは冷凍にて保存可能です。
最後に
これから人口が減少していき、地方はとてつもないスピードで過疎化がすすんでいきます。でもそんな地域だからこそ、自由にのびのびと暮らしていけるのではないかとも思っています。その地域にある産品や歴史や雰囲気に一手間加えて、皆さんが喜んでいただけるような形で残していく事で、この場所にしかないものができあがり、未来へつながっていくと考えています。
現在は過去と未来を結ぶものです。今何かする事が未来に影響を与えていて、現在は過去の積み重なりで出来上がっています。
私達の企業理念は「今あるコトに一手間加え、それを誇り楽しみ人生を豊かにする」
この企業理念をもとに、楽しみながら日本全国に面白い場所を作ることで、私達や周りの方々の人生を豊かに楽しいものにしていけるのではないかと思っています。
この取り組みに共感していただければとても嬉しく思います。皆様のご支援どうぞよろしくお願い致します。
※この起案は、鹿児島県令和4年度かごしま6次産業化推進事業クラウドファンディングを活用した新商品の販路開拓プロジェクトです。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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