ごあいさつ
みなさん、はじめまして。京都で中古レコード店「ホットライン」を経営している藤本一博です。72歳になります。ホットラインは京都市役所近くで昭和60年(1985年)から始めました。創業して今年で37年になります。現在は移転して御幸町通三条下るでやっています。商品は、アナログのみを扱っていて、クラシックを除くオールジャンルを取り扱っています。
店を始めた動機は、いわゆる趣味がこうじて職業にしてしまったという、よくある感じでした。こだわりは人並み以上にはあります。60年代~70年代の音楽をよく聴いていて、それを中心にやっとります。個人的にはビートルズ、ロック関係、ジャズをよく聴いています。店の方針は、できるだけリーズナブルな価格での提供を心掛けています。
私は音楽が好きです。音楽やエンターテイメントなどは、生きていく、生活していくのには絶対必要というわけではありませんが、今のご時世、心のケアが得に必要ではないでしょうか。生きづらい世の中、苦しいことも多く心が疲れている人が多いのではないでしょうか。音楽や演劇などのエンターテイメントは、癒しを与えてくれる大切なものだと思います。中古レコードの販売という形ですが、微力ながら疲れた人々の心を豊かにできる仕事なのではないかと思っています。
レコードの魅力
アナログレコードを扱っていますが、音質の違いは明らかです。これはかなり大きいと思います。高音部、低音部に特に関係しています。録音された年代、スタジオなどで変化がわかり、いわゆる臨場感が顕著です。デジタル録音でしたら、大体平均的な音、差し障りのない一般な音作りで録音されている気がします。聞き比べたら面白いかなと思います。好みの問題は大きいですが、私はレコードの音が大好きです。
ヴィジュアルの面でも、ジャケットのデザインは面白いものが多く、目でも楽しめます。日本版、海外版など、作られた地域でも違ったり、レアなものを発見した時の喜びは何とも言えません! 京都の河原町周辺では昔から中古レコード店が多く、店をはしごして目当てのもの探し歩くレコードファンが作り上げた文化に私の店も支えられてきました。
コロナで売上激減、断腸の思いで大量の在庫処分
このコロナの影響で、事業者の皆さんのみならず、いろんな方が苦しい時期を過ごされたと思います。私の店も経営状態が著しく悪化し、営業を続けていくのが困難な状況になってしまいました。
コロナ前までは月20万円の店舗の家賃を十分に払えるほどの売上があり、約2万枚のレコードを並べていました。コロナ禍で人通りが減り、売上も激減しました。オンライン申請には苦労しましたが、持続化給付金、家賃支援給付金はもちろん受給しました。しかし、家賃支援給付金は6ヶ月のみで、家賃を払い続ける見通しが立たず、2021年に賃貸契約を解約する決断をしました。在庫のレコードを大量に処分(二束三文で売ったり、知り合いに引き取ってもらったり)した時は、とても悲しかったです。
移転先は自宅マンションです。大家さんに許可をもらって玄関口を販売スペースにしました。規模は10分の1くらいになってしまいました。一時支援金30万円は給付されたものの、2021年4月以降の月次支援金については売上が半減とまではいかず、申請できない月もありました。今まで借金はしたことなかったのですが、生活費に困りコロナ禍で初めて借入をしました。そんな状態ですから、現金がなく、仕入れにも困り在庫が手薄になってしまって、お客さんにとってもつまらない店になってしまってるのではないかと、申し訳ない思いでいっぱいです。
一度きりの人生、やめる前に奮起してみたい
この3年、もう駄目だと、何度も廃業を考えました。でも、一度きりの人生、やめる前にもう一度だけ奮起してみてみようと思い立ちました。大好きな音楽の仕事をなんとか続けていくために、自分の店の魅力を最大限生かして何かできないか、試行錯誤しています。
常連さんに移転先をお知らせしたり、元の店には移転を知らせる張り紙をしたりと周知してきましたが、お客さんが来ない日もあります。ホットラインは京都のレコード界隈でも老舗で名は知られていると感じています。レコード自体聞く人が減っているとはいえ、宣伝すればお客さんが来るはずだと思いました。それで、宣伝のためにTwitterを始めてみました。スマートフォンは持っていましたが、電話とメールくらいでした。Twitterは無料だしやってみてはどうだろうと挑戦してみました。まだまだですが、今は入荷情報などを発信したりしています。こちらもぜひ、のぞいてみてください。https://twitter.com/hotline_kyoto
経営を続けていくためいろいろと試している時に、クラウドファンディングという新たな時代の資金調達法を知り、あつかましいですが、なんとか店の存続のため、経営を立て直す資金を皆様に応援していただけないかと思い立ちました。
京都のレコード文化を支えていきたい
最近では「京都でレコードを売るなら〇〇へ」という宣伝で実店舗のない東京の業者が大量に買い取りをしているということもあり、京都のレコードがどんどん他に流れて行ってしまっていると聞きます。京都のレコード店の廃業が続くことは、京都のレコード文化にも大きな影響を与え、衰退していくのではという危機感があります。レコード屋が密集しているからこそ、お客さんが集まってくれるのだと思います。その一角を崩されないためにも、もう一度踏ん張っていきたい、そう思います。
今、レコードの素晴らしい音質が見直され、また注目されています。店の営業を続けて、まだその魅力を知らない方にも広げて、盛り上げていけたらと思っています。
常連さんからのメッセージ、いしいしんじさん
ホットラインはずっと、京都でいちばんのレコード屋さんです。曲、ミュージシャン、アルバム、とかより、レコードそのものに対する愛情が並外れている。レコードの花屋さんみたい。ここがなくなってしまうなんて、音楽好きの名折れだ。
みなさん、ホットラインを応援しましょう! 是非拡散を!
いしいしんじ
同業者からのメッセージ、10マントンアローントコ・加地さん
京都にホットラインあり。長年多くの方々に親しまれてきた昔ながらの町のレコード屋、ホットラインさん。現在、若い同業者がネット通販、催事売りなどでコロナ苦境を乗り越えようと奮闘する中、手数を打てないご高齢の店主が営む人気店が、人知れず追い詰められつつあります。全世界のホットラインのファンの皆さん!レコード1、2枚ぶん、ご協力を!
10マントンアローントコ・加地
資金の使い道
・店の運転資金として約6か月分
・ネットへの広告宣伝費として
・応援いただいた皆様へのリターン
・クラファン手数料分として
リターンについて
●1,000円のご支援
心を込めてお礼のメッセージを送らせていただきます。
●1,500円のご支援
心を込めたお礼のメッセージ
店主お任せのシングル盤を1枚
●3,000円のご支援
心を込めたお礼のメッセージ
当店ホットラインで使える金券1,000円分
※金券の有効期限は2023年2月1日~2023年7月31日
●5,000円のご支援
心を込めたお礼のメッセージ
ホットラインオリジナル小冊子1冊(店主のエッセイとビートルズUK盤について)
●10,000円のご支援
心を込めたお礼のメッセージ
店主解説付きレコードを聴く会ご招待
実施スケジュール
11月15日 プロジェクト開始
12月29日 終了
1月中旬 リターンの発送
レコードを聴く会の開催
色々な方に支えていただいたこの店、体の続く限り守りたい
私が初めてレコードを買ったのは、中学3年の時です。その時は歌謡曲とかポップスみたいなのを買っていました。そして初めて衝撃を受けたのがべンチャーズ、そしてビートルズは経験したことないカルチャーショックでした。それからレコードに興味を持ち、収集の日々でした。その時は中古レコードが職業になるとは全然思わなくて、聴いていました。まあそれが下地となって今の店があると思います。ただ初めはこんなに長く続けられるとは全く思っていなかったのです。今思うと店に来て下さった、いろいろな方に支えて頂いてたのだと思っています。
コロナになって予想外の状態になり大打撃受けている今、小さな所に移転したり、人件費、諸経費などをいろいろ減らしてしましたが、かなり危ない状態になっております。自分の力不足につきると思いますが、もう少しこの仕事の片隅にでも続けて生かしてもらえればと、この度のクラウドファンティングでお頼みしたいと思いました。本当に自分勝手な事だと思いますが、音楽の一愛好者として本当に自分勝手な事だと思いますが、体の続く限りやっていければと思っています。皆様のお力をどうぞよろしくお願いします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るあと2日です。
2022/12/27 14:33みなさん、こんにちは。今日も寒いですね。クラファンは残り2日となりました。これまでのご支援ありがとうございます。目標金額にはまだまだですが、あきらめずに頑張りたいと思います。またSNSなどでシェアしていただけたら嬉しいです。支援と一緒に、たくさんの応援のコメントをいただいて励まされています。その中で、移転後のホットラインへ行ったことがないという内容も見かけます。遠方の方やいろいろご事情があるかも知れませんが、機会があればぜひ遊びに来てください。だいぶ狭くなったので、以前の店を知っている方は驚かれるかもしれません。前にも紹介しましたが、ホットラインがどんなところにあるかを紹介する動画にしてもらったものがあります。写真は動画から取ったものです。まだ来たことない方はこの動画を見て迷わずにいらしてください。YouTubeです。藤本 https://www.youtube.com/watch?v=CRo_CC_oHI8 もっと見る
50%達成しました。
2022/12/25 14:51みなさん、こんにちは。多くの方にご支援いただき、目標金額の50%を達成することができました。本当にありがとうございます。残り4日となりましたが、引き続き100%を目指して頑張りたいと思っています。みなさんの温かい応援のコメント、本当に嬉しく思っております。ささやかですが、リターンの品で楽しんでいただけたらと思っています。1番人気のオリジナル小冊子、私も完成が楽しみです。このクラファンがきっかけでレコードに興味を持ってくださった方もいるようで嬉しく思っています。引き続き、ホットラインがクラファンやっているよと宣伝していただけたらありがたいです。よろしくお願いいたします。藤本https://camp-fire.jp/projects/view/624567 もっと見る
あと5日となりました。
2022/12/24 15:47早いもので、残り5日となりました。一段と寒くなってきましたが、みなさんはお元気でお過ごしでしょうか。コロナになり、店の経営も今までのようにいかなくなり、行き詰まるたびに新しいことにチャレンジしてきました。クラウドファンディングもその一つです。それに、70すぎてTwitterをやるとは思っていませんでした。最近は引用リツイートを活用しています。フォロワーさんがホットラインの情報を拡散してくれるおかげもあると思いますが、ツイートを見て来店されるお客さんもいるので、なんでもやってみるものだなと思っています。ありがたいです。アカウントをお持ちの方はぜひこちらの方もフォローしていただけると励みになります。twitter.com/hotline_kyotoまだまだ頑張ります。藤本 もっと見る
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