プロジェクト開始から3週間が経過しようとしています。この間、たくさんの方から暖かい応援とご支援をいただき、早くも目標金額の50%目前というところまできました。引き続き応援やシェア・拡散にご協力いただけると嬉しいです。
さて、今回、1万円以上ご支援していただいた方には『「あんにょんフェスタ」にご招待』ということで焼肉無料クーポンをお送りします。来年の秋にぜひぜひ足を運んでください。
「アンニョンフェスタ」とは
「あんにょんフェスタ」は、地域の方々と交流するために西2朝鮮学校が毎年秋(10月第2週日曜日予定)に企画するイベントです。
「ようこそウリハッキョ(私たちの学校)へ」と書かれた会場に入ると、そこは朝鮮の食と文化を感じられる非日常空間。子どもたちは日ごろから練習してきた朝鮮の歌や舞踊などを披露し、オモニ(母親)たちは、キムパプやトッポキ、チャプチェ、チジミなど、手作りの朝鮮料理に腕を振るいます。わたあめや焼きそば、フランクフルトなどの模擬店は縁日屋台さながら。日ごろ手に入れにくいおいしいキムチ数種や乾物、調味料などの販売も行われます。
なかでもとりわけご好評いただいているのが、七輪焼肉。青空の下で仲間たちと囲う七輪での焼肉は格別です。
青空七輪焼肉が美味い3つの理由
近年の焼肉ブームでお店でもご家庭でも焼肉を食べる機会が増えたと思いますが、屋外で七輪で焼いて食べる焼肉はご家庭はおろかお店でも味わえない独特な美味さがあります。
青空七輪焼肉が美味い理由は3つあります。
①炭火の美味さ
炭火調理の特徴は、焼きムラが少なく、「中はふっくら外はカリッと香ばしく焼き上げる」ことです。炭火調理は炎で直接あぶるものではなく、高温に熱しられた炭火の熱で焼き上げるもの。水素を含むガス火と違い、炭素のみの成分で構成される炭火は燃焼時に水分を発生させないため、カリッとした仕上がりに。高火力の熱が素早く均一に肉に伝わることで、肉表面ではカリッと焼き色が付き一気にメイラード反応が進みます。これが、炭火独特の香ばしさのメカニズム。そして、外を一気に過熱することで、旨みを中に閉じ込めます。その後、中まで熱が伝わりふっくらと仕上がっていきます。アウトドアでの調理器具としてバーベキューグリルなどたくさんありますが、珪藻土で作られる七輪は「中はふっくら外はカリッと香ばしく」を実現するための高火力が外へ逃げずに上方へと集中する優れた構造になっています。
②煙の美味さ
青空の下で焼き上げる焼肉の醍醐味は「煙」にあります。煙を気にせず肉を焼ける環境として屋外は最も優れた環境。煙モクモクの七輪焼肉は単なるワイルドさを超えた旨味のメカニズムがあります。七輪の高火力で肉を焼いていくと、肉の脂がタレとともに滴り落ちます。これが高温の炭火に接すると「ジュワッ」という音とともに瞬時に煙となります。この煙には脂とタレと炭の香りが絶妙に絡み合っています。香ばしいにおいというやつ。煙は熱風にのり上へと向かいますが、カリッと香ばしく焼きあがりつつある肉がこの煙に燻されることになり、さらに香ばしくなります。家ではもちろんですが、お店でもこの煙を出ないようでないように工夫したり、煙がでたとしてもすぐにダクトで吸ってしまうため、肉が煙をまといません。炭火の七輪焼肉はこの燻製効果により他では味わえない香りと風味を得ることができるわけです。
③仲間の美味さ
七輪の絶妙な大きさと形。「私を囲ってください」と言わんばかりのデザイン。肉を火であぶる時点で人間の本能がくすぶられますが、仲間とワイワイやって楽しいというのも人間の社会的本能。七輪焼肉での社会的存在としての本能回帰。 4~5人が円になって小さな七輪を囲い、焼肉を焼きながら談笑するとテンションはマックスへ。ソーシャルディスタンスが奨励され、「おひとりさま」の機会も増えた現代だからこそ、仲間と七輪を囲んでわいわい焼肉をたのしむ文化も大切になってきました。
来年の秋は町田の朝鮮学校で絶品の青空七輪焼肉でぜひぜひ交流を深めましょう。