皆さんはじめまして。いわき湯本温泉で、Guesthouse & Kitchen Haceを運営している三上健士です。いわき湯本温泉は東京から特急で2時間半でアクセスでき、日本三大古泉の一つと謳われるすばらしい泉質の温泉です。そんな伝統ある温泉街に ”誰もが安心して楽しめるプライベートサウナ” をつくるため、とある中古物件をDIYでリノベーションするプロジェクトを始めました。温泉街の魅力をさらに膨らませる新しいサウナ完成のため皆さんのお力をお貸しください! よろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
「private sauna さはこ前」 ただいま建設工事中!
現在、DIYでサウナの建設工事を進めているのが、いわき市湯本町三函にある中古物件です。この物件の2階の部屋が、プライベートサウナとして生まれ変わります。店名は、湯本のシンボルでもある公衆浴場「さはこの湯」の真ん前にあるので「private sauna さはこ前」という名前にしました。無事に工事が進めば、2023年の1月には、試験的に営業を始めることができそうです。ロゴもすでに完成し、残すところ私の工事だけです。
この物件は、かつてはスナックだった場所を無理やり住居に改装していましたが、十分な収納スペースを取ることができず、長い間、借り手がつかない状態でした。たまたま中を見せてもらう機会に恵まれ、その時にサウナにぴったりだなと思いました。思い切って大家さんに相談したところゴーサインが出まして、いまこうして工事を進めています。内装の設計は、いわき市中之作を拠点に活動する建築家の豊田善幸さんにご協力いただきました。すごくいいサウナになります。
現在は工事中ですので、なかなか写真だけではイメージが湧かないかと思いますが、この中にサウナ室、水風呂、ととのいスペースが入ります。まずサウナ室ですが、約2メートル四方の部屋になり、最大4人まで同時に入れる広さです。サウナヒーターは色々吟味を重ね、世界的なサウナメーカーであるフィンランドの「HARVIA」社のものを購入しました。決め手は電気ヒーターながら、本格的な”ロウリュ”を楽しめる事でした。
サウナのコンセプトは、店名にもあるように誰もが安心して楽しめる「プライベートサウナ」です。昨今、性の多様化が進んでいますが、温泉を旅館や公衆浴場で楽しもうとすると、一部の貸切風呂を除いて常に「男か女か」を問われ、どちらかを選ぶしかないという状況にあります。他人の目を気にする事なく、一人で、あるいは気が置けない仲間たちと気軽に楽しめるサウナを作りたいと考え、プライベートサウナのコンセプトが生まれました。
具体的に、サウナの利用方法ついてもご紹介します。わかりやすく箇条書きにしてみます。
・90分定員4名の完全貸切(水着にて利用)
・予約と決済はLINEで行う
・予約完了後、利用時間のみ有効な入口のパスコードを発行
・料金は人数に関係なく90分4800円を想定(最大4名まで)
・このほか、月額会員プランや、宿泊者割引などもあり
受付なども特には設けません。サウナから徒歩30秒の所にある、わたしが運営しているゲストハウスとネットでつないで、タブレット上でのチェックインを行う予定です。また上記のように、予約、決済、入退室管理をすべてLINEで完結するシステムを構築中です。だれかに直接会うこともありませんし、現金のやり取りも発生しません。この最高の温泉街で、人目を気にすることなくじっくりと汗をかき、身体をととのえていただけたらうれしいです。
いわき湯本温泉は、すでに東北有数の温泉地ですが、さらにサウナカルチャーを根付かせることで、今よりさらに魅力的な温泉地になるはずです。コロナ禍で「ワーケーション」が普及していることもあり、ワーケーションやヘルスケアに関心のあるビジネスパーソンも増えています。さらに、いわきには「熱波甲子園」で優勝した熱波師もいらっしゃいます。サウナのまちとして花開く大きなポテンシャルがあると思います。
今回の目標額は50万円です。皆さまからのご支援は、全額「予約、決済、入退出管理をするLINEの開発費用」に使わせていただきます。リターンは、サウナのデジタル利用券を中心に、いわきの物産などさまざまなものを用意しました。皆さまからのご支援、よろしくお願いいたします!
なぜ、いわき湯本温泉なのか
今年でいわき湯本温泉に移住して3年目になります。初めて湯本の温泉に入った時にはその泉質のすばらしさに驚きました。いわき湯本温泉は単一の源泉で、どこの立ち寄り湯に行ってもこのすばらしい泉質が約束されているのが大きな魅力です。また炭鉱町というルーツがあるためか、地元の方々は私の様なよそ者にも優しく接してくれて、全て受け入れてくれる懐の深さがあります。
観光客目線の魅力としては、関東圏から電車で2時間ちょい。特急の停車する最寄駅から徒歩圏内に温泉街があることです。中でも三函(さはこ)地区は、温泉街の雰囲気を残しつつ、新しいまちづくりのプレイヤーも増えてきていて、歩いて楽しい地域になってきました。
約1年半前、わたしはこの三函地区にGuesthouse & Kitchen Haceを開業しました。この土地に魅力を感じたのはもちろんの事、温泉旅館やホテルが多い伝統ある温泉街に、気軽に宿泊しつつ地元の方と旅行者の縁が作れるゲストハウスという新たな選択肢をつくりたいと思いました。コロナ禍でオープンした1年目は、経営的にキツい時期もありましたが、地域の方々にも支えられ、なんとか営業を続けることができました。
湯本温泉は、現在、ワーケーションに力を入れています。自然豊かな温泉街で仕事に集中しつつ、気軽に保養もできるというのはなによりの魅力だと私も感じますが、ワーケーションで湯本に来たお客様から「近くにサウナはないか」と聞かれるようになりました。
芸能人やビジネスパーソン、アウトドアのアクティビティを愛する方々を中心にサウナブームが広がるなか、温泉という資源のある湯本温泉は「サウナのまち」としての大きなポテンシャルがあるんじゃないかと感じ始めました。
ですが、実際には、湯本温泉にはサウナ専用の場所はなく、多くの場合、ホテルの温泉施設に併設されたものが多いのが現状です。宿泊していない人は気軽に利用することができません。
そこで「ないなら自分で作ってしまおう」と思いに至りました。現在運営しているゲストハウスはセルフリノベーションで作りましたので、そのノウハウを活かし空き物件にDIYでサウナを作っちゃおうと思い、このプロジェクトが始まりました。
今回のチャレンジでは、まずは一部屋のプライベートサウナを作ります。今後サウナの需要がもっと増えるようであれば、湯本町にあるほかの空き物件も同じ様に活用できるはずです。2軒目、3軒目とプライベートサウナが点在するようになれば、その点が線になり、新しい街の魅力や楽しみ方が生まれます。他にもプライベート空間を重視した「一棟貸しの宿」なんかがあっても楽しいと思います。
伝統ある温泉街に小さな宿やサウナが点在し、いま運営しているGuesthouse & Kitchen Haceがそれらの「総合受付」のような場所になった時、湯本の温泉街をひとつのホテルのように捉えることもできると妄想しています。今回のサウナプロジェクトは、そんな妄想の第一歩だと思ってます。
リターンや支援金の使いみちについて
今回のクラウドファンディングの目的は大きく2つです。
①サウナの予約、決済、入退出管理をするLINEを利用したシステム開発費を集めたい
②今まで私を支えてくれた、いわきの生産者さん達に恩返しをしたい
なので、今回のリターンは大きく分けて「サウナに関連したもの」もしくは「いわきの生産者さんの商品」になります。目標額は50万円です。LINEのシステムを応用し、独自に予約・決済システムを開発する予定で、皆さまからのご支援は、その開発費用に使わせていただきます。LINEを通じて、予約、支払い、入室から退室までを管理できるようになります。現金を持たずにスマホ1台で決済できますし、受付でだれかと直接顔を合わせる必要もありません。ですので、サウナの利用については、LINEのご登録が必要となりますので、その点、ご注意ください。
まずサウナに関連したリターンには、この予約・決済システムを活用した「デジタル利用券」があります。完成を見込んでリターンに加えたのですが、現段階ではまだ完成していません。
今後、エンジニアと詳細を詰めながら構築していく予定なので、予約や決済のシステムの詳細は、今後みなさまに丁寧にご説明していくということになります。その点も、お含みおきいただいたうえで、ご支援いただければ幸いです。もちろん、システムが完成してきましたら、ブログ機能などを使って決済方法や使い方などについて詳しく解説していきますのでご安心ください。
次にいわきの生産者さんの商品ですが、こちらは現在Hace一階の飲食店でお出ししている食材を中心にご用意しました。どの生産者さんもまだ私が何者でもなく、取引量も定かでは無い時から支えてくれ、メニュー作りに協力して下さった方々です。もちろんどの商品もすばらしいので、この機会に楽しんでいただけたら幸いです。
最後にスケジュールです。予定通り進めば、年内に工事が完了します。1月中旬よりプレオープン、2月中旬にはグランドオープンの予定です。
2022年12月上旬 クラウドファンディング開始
2022年12月中旬 予約・決済システムの開発完了
2023年1月上旬 クラウドファンディング終了 → デジタル利用券を発行し予約を受け付け
2023年1月中旬 サウナ完成見学会 → プレオープン
2023年2月 グランドオープン
2023年3月 リターンのご送付の完了
おわりに
現在、湯本温泉の玄関口であるJR湯本駅前の再開発が進められています。湯本温泉が大きく変化する気運を感じますし、実際、私が宿を構える三函地区にも、新しいお店や魅力的なスペースが増えてきました。駅前を「表」とすると、その「裏」のような位置にあることから、この地域を「裏湯本」と呼んで、地域の魅力を発信しようという動きも生まれています。
わたしも、ゲストハウスの運営だけでなく、個人的にも大好きなサウナを通じて、湯本全体をさらに魅力的な場所にしたいと思っています。オープンの暁には、ぜひ「さはこ前」のサウナに入っていただきたいですし、汗を流したら、ぜひ営業中のHaceへご来店ください。キンキンのビールをご用意してお待ちしています。皆さんからのご支援、どうぞよろしくお願いします。
『private sauna さはこ前』への応援メッセージ
この度の新たな挑戦について、大変励みになる応援メッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
GuestHouse&Lounge FARO iwakiオーナー/La Stanzaシェフ 北林由布子 様
三上さんとのファーストコンタクトはFAROのクラウドファンディングをやっている時でした。住所は地元なのに聞いたことない名前のゲストハウスから支援が入って、驚いて連絡したら、今は開業準備中でFAROと同じ時期にオープン予定とのこと。FAROはコロナ禍と同時オープンになってしまいましたが、Haceは逆にのんびりリノベを進める方針にしたそうで、自身が落ち着いた頃やっと現場を覗きに行くことが出来ました。いやいや、FAROのセルフリノベレベルじゃない。ガチで大工している三上さんにビビりました。内装のこだわりっぷりも、もう尊敬です。そんな三上さんが、今度はサウナを作るそうです。またガチで作っているらしいです。期待しかないです。(どうしよう。完成したサウナ見たら、私も作りたくなっちゃうかもw)
一級建築士/豊田設計事務所代表/NPO法人中之作プロジェクト副代表理事 豊田善幸 様
東日本大震災で解体が決まっていた古民家を買い取り海辺の町に移住することを決めた豊田と申します。移住後にNPO法人を立ち上げ趣味で港町の風景保存活動を続けている一級建築士です。
震災復興活動に深く関わったことでセルフビルド能力の重要性に気付き、7年前からは空き家再生の現場でDIY教室を実施するようになりました。三上さんはこの教室の参加者で「セルフビルドでゲストハウスをつくる勉強がしたい」と夢を語ってくれました。そして数年後には本当にゲストハウスを建ててしまうから驚きです。
私の主宰するNPOはコロナ禍の影響で大きなイベントができなくなり、ここ数年は家庭菜園、カヤック、デイキャンプなどの小規模なアウトドアイベントを増やしてきました。最近はテントサウナイベントを定期的に開催中で、いつかはサウナ小屋を建てたいと思っていました。そんなタイミングでのサウナ設計の依頼は、ボクの夢が適ってしまう相談でもあります。大喜びで設計図を描きましたよ。
アートディレクター/グラフィックデザイナー 髙木市之助 様
いわき市でデザイン事務所を営んでおります。 三上さんとは、Guesthouse&kitchen Haceのロゴをご依頼してもらったのがきっかけでお付き合いが始まりました。 Haceの『地元の皆さんと、旅行に来てくれた方が出会える場所を作りたい』という想いに大いに共感。そして三上さんはそれを実現。 今度は『サウナを作りたい』という野望を聞かせていただきました。Haceを軸に拡張していく三上さんの野望は、地域を楽しくしてくれる ワクワク感に満ちています。楽しい場所には巻き込まれてみたい! というわけで、DIYのお手伝いにも参加させてもらってます。
そしてHaceにつづき、この『さはこ前』のロゴも担当させてもらいました。依頼をいただいた時は僕はサウナの魅力がよくわかっていなかったのですが、
ロゴ作りを通じてサウナを調べたり体験していくうちに、今では週一サウナ通いをする立派なサウナーに成長しました。サウナは最高です。
湯本にサウナができるなんて最高じゃないですか! 温泉からのサウナ。考えただけでオロポです。
おっと、テンションが上がって少し取り乱してしまいましたが、何が言いたいかと言いますと、僕はこのプロジェクトを応援しています!
フォトグラファー/裏湯本kyotenカフェオーナー 中村幸稚 様
いわき湯本温泉の裏路地界隈を裏湯本と名付け、セルフリノベーションした「Photo Studio Catalyst」 と「Kyoten 裏湯本」を運営している中村幸稚です。
三上さんとは、彼が「Guesthouse & Kitchen Hace」を、そこから遅れること数ヶ月後に、私がスタジオを作り始めた頃に出会いました。きっかけはお互いにセルフリノベーションをしていた事もありまして、私の方で余った材料等があり、まだ制作中だった彼に必要かどうかを聞きに行った事が始まりでした。そこから色々と情報交換などしながら互いの店に通う様になり、今回の「private sauna さはこ前」の話を聞きました。お互いの店舗が同じいわき市湯本町三函にあります。この地域は私が来た時には少し寂しい印象があったのですが、彼をはじめ様々な動きをするプレイヤーが増え、お店も増えてきました。
そしてまた新しい動きをする三上健士。面白い男です。
いわき湯本温泉街になぜか今まで無かったサウナを作るという彼の考えに賛同しますし、出来る限りの協力をしたい。そしてこの「いわき湯本温泉」「三函」「裏湯本」を盛り上げていきたい。そんな思いです。
FlatNorm代表 小野夏伊 様
いわき市平でWeb制作・システム開発事業をしているFlatNorm代表の小野夏伊です。
本プロジェクトでは、弊社で開発したChatBookingというLINEを使った予約システムを導入予定で、サウナ予約の際には快適にサービスをご利用いただけるような専用のカスタマイズもされています。導入予定の予約システムは、三上さんと繋がるきっかけにもなった第19回いわきビジネスプランコンテストのときに僕が発表した「LINEからお店のサービスを簡単に予約するシステム」をベースに開発しました。当時はまだアイディアの段階だったにも関わらず三上さんからは興味を示していただきましたが、いよいよサービスの開始が近づいてきてとてもワクワクしています。今回三上さんが新しく始める個室型サウナは、いわきでは初めて(たぶん)の完全予約制で、プライベートな空間で安心して利用できるサウナでとても楽しみな上に、予約・支払いからご利用までにオンラインで完結して店員と一切顔を合わせること無くサービスを受けられてしまうという、今の時代で必要とされているDX面まで細かく拘って設計されたサービスの体験が受けられます!
【企業・ひと・技 応援ファンドとは?】
いわき市、いわき産学官ネットワーク、いわき信用組合、いわき商工会議所などが連携し、次世代に継承していく技術やサービス、商品を持つ事業者や、新型コロナウイルスを乗り越えるための新しいビジネスモデルを構築し、市民の安全・安心に取り組む事業者をサポートするために企画されたものです。新しい時代に、残したい・伝えたい。そんな企業を、ぜひ、みんなの力で支えましょう。応援よろしくお願いいたします。(事務局・いわき商工会議所 創業・承継委員会)
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