INANNA のアユミです。
昨夜もお稽古でした。
今現在、演出・脚本家の中原さんが別の舞台のため、演出助手のまゆさんが
私たちの演技指導をしてくださっています。
なんかね…
毎回のお稽古の内容が凄すぎるんです。心と脳がグルグル。
まゆさんが伝えてくださることはあたまでは分かってはいるのに、心と一致しなくてグルグルしているんです。
そして、凄いことはもう一つ。
まゆさんには、私たち1人1人を見抜いてる。
私たちがこれまで生きていた経験などから、怖くて怖くて…隠していたもの・蓋をしていたもの・見ないでいたこと・笑って誤魔化していたこと・気づかないようにしていたこと・逃げていたこと…
稽古場で私たちを正面から見てくださっているマユさんには、全て伝わってしまっていたんです。
演技を通して、私たちは自分の心の奥の奥に隠していたり眠らせていた、こびりついていた何かを引っ張ってきて、そこと向き合ってセリフを伝え合って状態です。
自分の心の根底にあるものを見た後は…正直、凄くしんどくてセリフが言えなくなる。
それぐらい、台本にあるセリフは今の私たちの心に当てはまることばかりが書かれています。
セリフや言葉を流さない。
なぜ、このセリフを言うのか。
なぜ、今ここに座っているのか。
なぜ、この表情なのか。
一つ一つのセリフや言葉が、私たちのこれまでの経験でどう置き換えられるのか…など、大事に確認してお稽古を進めています。