こんにちは、リンクトゥミャンマーの物井です。クラウドファンディングを開始してから3週間ほど経過いたしました。現在のところ、10名の支援者さまにご援助頂いておりますが目標金額の達成のためには、さらに多くの皆さまからのご支援が必要となっております。引き続き皆さまに当会の活動へご興味を持って頂けるよう、懸命な広報に努めて参りますので、何卒よろしくお願いいたします。
ところで、横浜では少しの間雨続きでしたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしたでしょうか。昨日あたりから少しだけ晴れ間が戻ってきましたね。今週の間は冷たい雨に悩まされる心配はなさそうです。
本題ですが、先日自分が着る冬物のジャケットを探し、横浜駅のアパレル店を渡り歩いていたところ、とあるお店に陳列されていた茶色いジャケットに目がつきました。そしてそのジャケットのタグを見てみると…そこにはMADE IN MYANMARの文字が!
あまり馴染みがないかもしれませんが、繊維産業はミャンマーにとって主要な輸出産業の一つとなっています。私たちが普段着ている洋服の生産地と聞くと、インドネシアや中国などを思い浮かべられる方も多いかと思われますが、注意してタグを見ていけばミャンマー製の衣服もそれなりに身近にあることがわかります。
対日融資の総合的な支援機関である日本貿易振興機構JETROによれば、2022年1月〜4月の衣類・衣類付属品のミャンマーからの輸入は、数量がおよそ5880万点、金額が約389億円となっています。このように数字で見てみると、ミャンマーという国をより身直に感じて頂けるのではないでしょうか。
当会のクラウドファンディングのリターンとなっているマスクもミャンマー国内の縫製工場で作られています。近年はコロナ禍やクーデターなどミャンマー国内外の情勢の混乱から、縫製工場の稼働を停止する海外企業も多く、縫製業では多くの失業者が出てしまいました。
そこでリンクトゥミャンマーが独自のつながりを活かし現地の縫製工場と連携することで実現したのが、当会のミャンマー製布マスクになります。小規模ながらも雇用を確保することにより、生産者の生活向上にわずかながらも貢献できればと考えております。
現在ミャンマーからの衣料品の対日輸出は、前述のように数量・金額ともにコロナ禍前の水準に戻りつつあるそうですが、なかなか先の見通せない情勢下ですので、当会にできる小さな支援を継続していきたいと考えております。引き続き当会の活動へのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
※引用元:JETROビジネス短信、2022「衣料品の対日輸出が新型コロナ感染拡大前の水準に」(2023年1月18日取得)