はじめに
ページをご覧いただきありがとうございます。私たちは第27回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in美の国あきた実行委員会です。
令和2年に大分県で全国福祉大会の開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、2度の延期を余儀なくされました。
そして令和4年10月、コロナ禍で活動が制限される中、3年ぶりに全国福祉大会が開催され、大きな事故もなく無事に終了することが出来ました。
次は私たちの番です。令和5年11月25~27日の開催に向けて奔走しておりますが、世界的にエネルギー及び原材料の価格の高騰・円安の影響で企業からの協賛金が集まりにくい状況になっています。
加えて、大会会場での光熱費及び物価の高騰など、運営費では例年の大会に比べ、苦境におかれています。
今年に入ってから、新型コロナウイルス感染の規制が大幅に緩和されるようになってきましたが、未だに中途失聴者・難聴者にとって、何かと不便であるリモートワークの利用やマスク着用など、様々なコミニュケーションの問題が残っています。そういった現在だからこそ、中途失聴者・難聴者に関わる学びと親睦の機会を絶やしてはならないと強く感じております。
そこで今回、全国福祉大会の開催を継続するために、プロジェクトを立ち上げました。どうかご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
大会実行委員会について
全国中途失聴者・難聴者福祉大会は、毎年、全国各地の難聴者・中途失聴者の協会が持ち回りで実行委員会を結成して準備・運営をしており、秋田県での開催は初めてになります。
実行委員会は、秋田県難聴者・中途失聴者協会と全国要約筆記問題研究会秋田県支部が構成団体となって、それぞれの担当を決めて、実行委員を務めています。
また、中途失聴者や難聴者のコミュニケーションの保障を図る事業や、要約筆記事業の推進、難聴者への情報提供、市民に向けた啓発広報や講座の提供などを担っています。
中心を担う秋田県難聴者・中途失聴者協会は、地方ゆえ、都心に比べると少ない会員数ではありますが、県からの補助を得て、1年に1度、県聴覚障害児・者支援事業の1つとして講演会などを開催しております。
全国中途失聴者・難聴者福祉大会の沿革
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全国中途失聴者・難聴者福祉大会のはじまりは、昭和53年に名古屋市で開催された「第1回全国難聴者研究大会」でした。
昭和45年に「心身障害者対策基本法」が施行されて以来、要約筆記者や手話通訳設置の派遣など、中途失聴者・難聴者の情報保障のための事業が各地で少しずつ始まってきました。こうした取り組みを各地に少しでも早く展開させていくための情報共有や、当事者の思いを話し合う機会、研修ニーズの高まりなどの背景があり、全国の中途失聴者・難聴者が集う、全国大会が定期開催されるようになったのです。
その後、「全国中途失聴者・難聴者福祉大会」と改名し、昨年の令和4年、大分県において開催された第26回大会は、通算36回目の福祉大会でした。
大分大会では、「減災計画と災害体験から見えてくる聴覚障害者の災害支援」「ネパール支援で得た新知見から:きこえる健康支援における新時代の意志疎通支援の在り方を考えよう」「難聴者にとっての手話『手話を学んで自分の可能性を広げよう』」という3つの分科会活動のほか、講演会や懇親会が開かれ、2日間で約200人の参加者が集いました。秋田の大会では300名の参加を目標に掲げています。
大会では、それぞれの地域や専門部が打ち立てた先駆的な事例を学べること、体験談や意見を交換しながら、中途失聴者・難聴者の社会生活上の悩みや困りごとを話し合えることなど、各地の当事者と関係者が一堂に会し、事例を共有しながら親睦と交流を深め合えます。私達にとって年に一度の大会は、活動へのバイタリティを養う貴重な機会となっております。
解決したい社会課題
日常生活での不便性は少しずつ解消されてきたものの、聴覚障害は「目に見えない障害」といわれ、外見からは障害の状態が分かりにくく、誤解されたり、孤立したり、不利な立場に置かれることもあります。
また新型コロナウイルスの感染拡大以降、外出の時にマスクを着用することや、いわゆるソーシャル・ディスタンスを保つことは、現在の生活にかなり浸透してきました。そして店舗や窓口、オフィスなど様々な場所で、飛沫を防ぐための透明なビニールシート・カーテンやアクリル板などが使われるようにもなりました。確かに「新しい生活様式」と呼ばれるこれらの行動や環境は、感染症対策として大事なことではありますが、私たち難聴者や中途失聴者が対面でのコミュニケーションを行う上では、大きな壁になっていました。
現在は新型コロナウイルスの感染対策の規制が大幅に緩和されたものの、この経験を種にして、一人ひとりが自分だけでなく他の人の不便さ・不自由さにも目を向け、それを解消する方法を考えて行動に移していけば、障害の有無・年齢などに関わらず、誰もが暮らしやすい社会=ユニバーサル社会が実現するものと思います。そして、より良いコミュニケーション方法が「ウイズコロナ」の時代に生み出され、アフターコロナの時代に正の遺産として受け継がれていくとともに、同じ障害を持つ仲間と親睦を深めることで元気をもらい合い、全国の絆を取り戻すことができるものと思います。
このプロジェクトで実現したいこと
本大会は、「稲穂揺らす大地から未来を越えて咲き誇ろう!~笑顔はじける聴こえの共生社会を目指して~」を大会テーマにして、3つの分科会でそれぞれの課題に沿って研究・討論を行い、交流を深めます。そして誰もが暮らしやすい社会の実現に向けて積極的に研修を深め、中途失聴・難聴者の更なる自立と社会参加を促進し社会福祉が向上することを目標としています。
資金の使い道
みなさまからいただいたご支援は、全国大会を開催するための運営資金(会場費・備品費・運搬費など)に充てさせていただきます。
■ 目標金額:150万円
(運営資金総額:347万円)
●会場費:60万円
●備品費:30万円
●人件費:20万円
●運搬費:10万円
●郵送費:10万円
●手数料:20万円
クラウドファンディングという新たな挑戦によって、ご支援をお願いするとともに、約45年の歴史がある「中途失聴者・難聴者福祉大会」の意義を知っていただくことや、若い世代の難聴者・中途失聴者にも関心を持っていただくきっかけになっていけばと強く考えております。
リターン
●応援コース・3000円
感謝のメールをお送りします。
●応援コース・5000円
風景写真入りポストカードと感謝のメールをお送りします。
●応援コース ・10000円
大会参加記念品と感謝のメールをお送りします。
●えごま麺セットコース・15000円
えごま麺セットと感謝のメールをお送りします。
●湖畔の杜ビールコース・20000円
3種×2本(秋田犬・天空・天涯)計6本セットと感謝のメールをお送りします。
●日本酒2本セットコース・20000円
秀よし純米吟醸酒 松声 720ml・秀よし特別純米酒 神代 720mlと感謝のメールをお送りします。
最後に
大会開催のためのご支援とご協力をお願いするとともに、全国から集まった仲間たちには秋田の魅力を知ってもらいたい!「参加して良かった!」と思わせるように、私たち実行委員会も精一杯がんばります!!
実行委員長より
秋田県難聴者・中途失聴者協会に所属しています永井慎吾です!または通称「クマ」とも呼ばれています。
この大会は、全国の中途失聴者や難聴者のみならず、ご家族や友人、支援者など誰もが参加し、聴覚障害のさまざまな問題を提示し、それらの解決に向けて情報を共有・討論する場であります。秋田県での開催は初めてとなりますが、東北では、東日本大震災が起こった平成23年の「第17回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in青森」、以来12年ぶりの開催になります。
初めての全国大会という事もあり、まだ右往左往している状態ですが、「苦しい時も悲しい時もいつも笑顔で!」をモットーにして、全国の仲間からの助言を頂きながら一歩ずつ進めています。
みなさまからのご支援をお願いするとともに、11月末に開催する全国大会でも「満面の笑顔」でお待ちしております(^∇^)
どうぞよろしくお願いいたします。
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2023/06/27 17:00お陰さまで目標額達成しましたが、支援募集まで日はあります。締切の6月30日まで引き続きご支援お願いします。 もっと見る
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