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福岡県東邦村の名産物を全国に広めたい

小石原焼きで有名な福岡県の東邦村。東邦村では陶器をはじめ、卵や米などの農作物も高品質を誇っています。今回は東邦村で活躍している窯元などをご紹介します。食器が違うだけで食卓の雰囲気が変わります。

現在の支援総額

88,300

29%

目標金額は300,000円

支援者数

6

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/12/22に募集を開始し、 6人の支援により 88,300円の資金を集め、 2023/01/15に募集を終了しました

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福岡県東邦村の名産物を全国に広めたい

現在の支援総額

88,300

29%達成

終了

目標金額300,000

支援者数6

このプロジェクトは、2022/12/22に募集を開始し、 6人の支援により 88,300円の資金を集め、 2023/01/15に募集を終了しました

小石原焼きで有名な福岡県の東邦村。東邦村では陶器をはじめ、卵や米などの農作物も高品質を誇っています。今回は東邦村で活躍している窯元などをご紹介します。食器が違うだけで食卓の雰囲気が変わります。

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はじめに・ご挨拶

はじめまして。

私たち株式会社L I Mは、会社の公式ホームページやパッケージのデザインなどを手掛けるW E B制作会社です。本社は福岡県福岡市中央区に構えており、主に福岡市のスタッフを中心に様々なクリエイティブ活動を行っています。

この度は東峰村の地域活性化及び伝統工芸を守り伝えていくために、クラウドファンディングを立ち上げました。

東峰村とは、福岡県の中南部に位置する村のことで朝倉郡に属しています。人口は、約3,000人の小さな村で「日本で最も美しい村連合」に加盟するほど、自然の豊かさや昔ながらの文化を大切にしていることで有名です。

私たちがなぜ東峰村を応援していきたいかというと、古くから伝わる伝統工芸品やみずみずしく新鮮な農作物を多くの人に広めていきたいからです。

伝統工芸品として「小石原焼」「高取焼」などの陶器品、農作物として「秋冬さといも」「小石原トマト」などの野菜類が盛んな東峰村には、知られざる魅力が沢山あります。中でも小石原焼・高取焼は、約350年の歴史を持つ東峰村の伝統工芸品です。このような長く続いている村の魅力を誰かに伝えないままでいいのか?東峰村に興味を持ってくださる人は沢山いるのではないか?と考えたところ、後世に残していくためにも、クラウドファンディングという形をとって、多くの人に広めていくことが私たちのできることだという結論に至りました。



このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトで実現したいことは、東峰村の伝統工芸である陶器品を多くの方に広め、お手元にお届けすることで、皆様の食卓や暮らしを彩り豊かにしていくことです。それによって伝統工芸を次の世代に受け継いでいけると考えています。

代表的な「小石原焼」「高取焼」などの伝統工芸品の良さは、何と言っても職人がひとつひとつ手作業でつくりあげる他にはない繊細さです。


小石原焼は、1682年に筑前福岡藩・3代目藩主が、磁器の生産が盛んだった伊万里にならい、焼物を作り始めたのが起源とされています。ろくろで回しながら刃先やハケなどを使い規則的に入れる模様が最大の特徴です。一方で高取焼は、東峰村や福岡県福岡市早良区高取で継承されている陶器のことで、約400年続く歴史の長い古窯になります。高取焼の最大の特徴は、「七色くすり」という釉薬を用いて重ね掛けや掛け分けをすることで、繊細で美しい景色を見せてくれる点です。更には、重ね掛けをしているにも関わらず、薄くて軽い繊細なつくりにも難しい技術を要する職人の技が垣間見えます。

また、東峰村では農業も盛んに行われており、約400年もの歴史を誇る石積みの棚田400枚が存在します。これは、谷間の小さな空間を農地として利用するためにつくられた、先人の知恵とも言えます。棚田のお米はもちろんのこと、野菜や果物更には酒造まで自然からつくられる豊富な農作物も東峰村の魅力のひとつです。


製造会社や窯元のご紹介

●鬼丸雪山窯元


鬼丸雪山窯元は、洋食器の本場フランスレストランへの器提供や、七色釉を用いた高取焼の美の追求など、これまでの技とこれからの発展を積極的に広めている窯元です。初代鬼丸雪山、鬼丸碧山から始まり、日本各地に個展を開き伝統的工芸品産業復興協会より伝統工芸士認定をもらうなど、高取焼の伝統を世に広めていきました。


現在は、二代目鬼丸碧山が引き継ぎ日本だけでなく、フランス、ドイツなどの海外でも受け継がれた技とともに魅力を伝えています。伝統を引き継ぎ伝えることはもちろん、「香るカップ」などの新しい商品開発も鬼丸雪山窯元ならではの活動です。「香るカップ」は、飲み口を小さくすることで香りがカップ内に集中し、口に近づけると鼻までカップ内におさまることから、香りと味を同時に深く楽しめるものになっています。飲み口は、わずか約0.5mmと薄いつくりでありながら、持ち手は厚く誰の手にもフィットする感覚を兼ね備えた職人ならではの作品です。

その他にも、和食洋食問わずオールマイティーに使用できる「フラットプレート」や、陶器を通して響く音色が美しい高取焼スピーカー「BREATH」など、その技術はこれまでの概念を超えたものになっています。


●翁明窯元


翁明窯元は、小石原の自然とともに育った鬼丸翁明が、小石原に受け継がれた技と心を受け継ぎ1983年に窯元を開きました。経済産業省認定伝統工芸士である鬼丸翁明と、日本工芸会正会員である鬼丸尚幸を中心に小石原焼の魅力を広めています。

日常では欠かすことのできない茶碗や湯呑みなどの食器類を、より使いやすく楽しめるような工夫がほどこされているのが特徴です。小石原焼の伝統工芸を後世に伝えていく活動を行うと同時に、毎日使うものとして作品が私たちの身近にあることも伝えてくれています。華やかでありながらやわらかい雰囲気をもつ小石原焼の作品が食卓にあるだけで、ワクワクする気持ちになりますよね。そんな日常の中に溶け込む豊かさと幸せを翁明窯元は与えてくれています。

作り手である鬼丸翁明が大切にしていることは、伝統を受け継ぎ伝えるとともに、現代に合わせた作品を新しく生み出すことです。その意志を貫くように、作品にはマット感やいまどき感が表れており、料理をひき立てる役目として作品をつくっている点も翁明窯元ならではの思想になります。また、小石原の土は鉄分が多く、焼くと黒っぽい印象になるため、そこに白い化粧土を入れることで白黒の対比が楽しめます。どのような模様になるかは、作家の個性が表れる点でもあるため、好みのものを探していく楽しさも醍醐味のひとつです。



●秀山窯


秀山窯は、三代つづく紬薬を用いて他にはない独自の藍色を生み出す窯元です。初代里見秀治が秀山窯を開き、その後二代目である里見重信が引き継ぎ秀治と共に新しい藍釉を開発し独自の世界観を確立します。現在は三代目の里見武士と重信が、秀山窯でしかつくることのできない小石原焼をつくり表現しています。



作品のラインナップも豊富であり、コーヒーカップやフラット皿などの定番品からウェルカムボード、ランプシェード、洗面ボールなどの一風変わった作品も特徴的です。惹き込まれる美しい藍色の陶器は、海鮮居酒屋、イタリア料理店、やき鳥屋などの幅広い飲食店で親しまれており、料理とともに作品が楽しめるようになっています。

料理をひき立たせるようにつくられた深い青や淡い青は、大切な方とのお食事をより印象的に彩りを与えます。この藍色は、深みを出すために、焼く温度を通常の陶器より高めに長くじっくり焼くことでつくられる秀山窯ならではの方法です。秀山窯が魅せる美しい青の景色をお楽しみください。


●原彦窯元



原彦窯元は、伝統を受け継ぎながら私たちの生活に小石原焼を身近に感じさせてくれる窯元です。デザインは、現代の生活に取り入れやすいものが多く、食器だけでなくインテリアも充実しています。作家の梶原正且、梶原大祐を中心に制作しており、真っ白な化粧土にとても細やかな鉋が刻まれた飛び鉋の皿が特徴です。


飛び鉋(とびかんな)とは、工具の刃先を使って連続の切り目をつける技法のことで、小石原焼によくみられる模様になります。ろくろを回しながら粘土に刃先を当てることで陶器の表面に模様ができる職人技です。この連続した模様こそが、シンプルでありながら可愛らしさと気品を兼ね備えた原彦窯元の特徴になります。

作品は、フリーカップ、酒器セット、急須などの食器品から、置型照明、香炉、花器などのインテリアと幅広くつくられており、伝統工芸品が身近にあることを感じさせてくれます。オーダーメイド品も制作しているため、自分好みのサイズやデザインを依頼することが可能です。


●早川窯元


早川窯元は、30年以上も愛されている作品ココットを生み出した窯元です。ココットとは、小型の耐熱容器を意味します。早川窯元では、このココットが長く親しまれており、卵を入れてレンジでチンするだけで目玉焼きがつくれるという優れものです。デザインは白を基調としたモダンでやわらかい作品が多く、食卓に優しく温かい雰囲気をもたらしてくれます。

作家である早川英民は、日本民芸展 優秀賞や第61回福岡県美術展覧回西日本新聞社賞など多数受賞している伝統工芸士です。飛び鉋、刷毛目の技を使い、小石原焼の伝統を活かしながら、現代の生活にも合わせたシンプルで使いやすい印象があります。刷毛目の技とは、生地に化粧土をかけて、ろくろを回しながら刷毛を当てて模様をつくるという技法です。加減が難しい技法でありながらも、均等に美しくひろがる景色は職人の繊細な技術が垣間見えます。

早川窯元では、こうした「刷毛目・打掛・飛び鉋」などの昔から伝わる手わざを守り抜き、現代の生活に取り入れやすい実用的な形で作品を生み出しています。



●辰巳窯


辰巳窯は、小石原で採れる土の素材にこだわった小石原でしかつくることのできない陶器を大切にしている窯元です。土そのものの素朴な風合いを活かして、釉薬のかかっていないシンプルなデザインが特徴としてあります。土と薪窯にこだわっており、土は小石原陶土と辰巳窯オリジナル荒土の2種類を使って辰巳窯でしかつくることのできない陶器を制作しています。

特に辰巳窯オリジナル荒土は、窯主が自ら山で採取した土からつくった独自の陶土です。石などの不純物を取り除かずにそのままの素材を活かしているため、シンプルでいながらも深い景色を楽しむことができます。窯は、古くから伝わる薪窯を使用しており、明るめの色味に仕上がる場合と渋い色に仕上がる場合で2つの窯を使いわけて制作しています。

明るめの色味は、登り窯と言って窯が連なって階段状に並んでいるのが特徴です。一方で、渋い色味は窖窯(あながま)と言ってより深い色味に仕上げたいときや一点もののうつわを焼き上げることに向いています。作品は、マグカップやうつわなどの食卓で使えるものから、花瓶や表札などのオブジェ類と幅広く制作しているので、お好みのものを見つける過程もお楽しみください。


●片岡酒造


片岡酒造は、東峰村で古くから受け継がれている酒造です。明治31年から変わらぬ味を受け継いでおり、福岡県で唯一の「平成の名水百選」岩屋湧水でつくる日本酒は長年お客様から愛されています。「平成の名水百選」とは、平成20年6月に環境省が選定した全国各地の「名水」とされる100か所の湧水・河川(用水)・地下水のことです。また、主要銘柄の福稲(フクイネ)や寳珠山や小石原など様々な日本酒が人気であるため、レストラン・料亭・ホテルなどの飲食業界からも注文を受けています。



福稲 純米酒は、「平成の名水百選」岩屋湧水からつくられている繊細で奥深い香りと芳醇な味になります。寳珠山は、辛くてきりりとした飲み口と濃醇なコクと高い芳香が特徴な日本酒です。



その他にも、さらりとした口当たりで濃厚なコクとフルーティーな甘みのある「岩屋の大椿」や、まったりとした舌触りで原酒ならではの深みと濃醇でコクのある味わいの「原酒」など同じ日本酒でも様々な個性があります。日本酒がお好きな方も、日本酒初心者の方も年齢性別問わずお楽しみいただけるのが片岡酒造の魅力であり、ギフトとして大切な方へ贈るのもおすすめです。東峰村でしか味わうことのできない伝統的な一品をぜひ一度ご堪能ください。



●まさゆめさかゆめ


まさゆめさかゆめは、各地の美味しい米粉を使いバウムクーヘンを作るバウムクーヘン専門店です。丹波米と東峰村の棚田米の2種からつくられるバウムクーヘンは、自然由来の安全性が確立されたやさしい風味になっています。


「一粒の種から」をコンセプトにしており、土作りから始まり、種を植えて芽を出しそして実を結んでいく過程をひとつひとつ心を込めて生産しています。そのため、生産から加工まで全て生産者の手で行われます。土から生まれて育った命が、食として人の命にかわっていくことを大切にしているまさゆめさかゆめは、人にも地球にもぬくもりを与える生産者です。


素材である米粉は、赤松の山林に囲まれた素晴らしい土地で育ったものを使用しており、もちもちした食感はバウムクーヘンにも反映されています。また、卵に関しては丹波市春日町の自然の中にある養鶏所から取り寄せ、選び抜いた卵を使用しています。その他にも、砂糖、バニラシュガーなど全ての素材が厳選された自然由来の食品です。東峰村の棚田米も素材として入っているので、自然そのものの素材を活かした甘くてやさしい風味をお楽しみください。



プロジェクトを立ち上げた背景

東峰村は、平成29年7月で起きた九州北部豪雨の被災地です。2017年7月5日から7月6日にかけて福岡県と大分県を中心とする九州北部で集中豪雨が発生しました。この災害で、建物が全壊336棟、床上浸水180棟、更には大量の流木が見られ、河川に流れ込んだ総量はおよそ20万トンにものぼると推定されています。私たち株式会社LIMでは、今も尚復興作業が続いている東峰村を支援していきたいという考えがあります。その支援とは、東峰村の文化を多くの人に広めることで新商品の開発や地域活性化につながるというものです。



私たち株式会社LIMでは、WEB制作を行っており普段からクライアントの魅力を活かし伝える仕事をしています。この活動が東峰村を支援できることに活用できないかと考えたところ、クラウドファンディングにて広報活動を行うことで、少しでもお役に立てるのではないかという結論に至りました。

伝統工芸品と聞くと、鑑賞するものというイメージがあるかもしれませんが、東峰村で制作される小石原焼や高取焼は、現代の生活にも使いやすく制作されているものが多くあります。これは制作者の工夫であり真心でもあり、私たちが皆様に伝えたいことのひとつです。

伝統工芸や、バームクーヘン、酒造など東峰村の魅力が皆様にも伝わっていましたら幸いです。


資金の使い道・実施スケジュール

陶器や新商品の開発費用 15万円

広告宣伝 10万円

プロジェクト掲載手数料(支援合計金額の17%)5万円

合計30万円

※目標支援額を超えた支援金につきましては、作品作りに必要な粘土などの材料費や窯の焼成費用に充て、 より良い作品が出来るように有意義に活用させて頂きます。


2023年1月クラウドファンディング終了

2月上旬 リターン発送


最後に

小石原焼、高取焼、酒造、農作物と自然本来の豊かさが存在する東峰村には、まだ知られていない魅力が沢山あります。特に江戸時代から続いている伝統工芸品には、職人ひとりひとりの技術と想いが込められた手作りならではの良さが際立っています。私たちと同じ志を持つ、伝統工芸を守り伝えていきたい方や、自然や自然由来の商品に興味がある方と一緒に、東峰村をより活気溢れる場所にしていきたいというのが私たちの思いです。しかしながら、遠方の方々や若い世代にはこうした伝統工芸品をまだまだ知られていないのが現状としてあります。人から人へ受け継がれているものは、地球にとっての財産でもあります。

今回のクラウドファンディングを通じて、伝統工芸、新鮮な農作物、守られている自然を知っていただき、未来につなげていけることを願っております。応援やご支援の程よろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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