◆はじめに・ご挨拶
関西を拠点に活動をしている、劇団ZTONと申します。
結成16年目。2019年に新体制を確立し、その年に行った2つの公演では、おかげさまで全ステージ完売で幕を下ろすことができました。
しかし新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年以降度重なる公演中止や延期を決断せざるを得ませんでした。
その数は、2022年12月現在、5作品にも及びます。
それでもエンターテイメントをお客様に届けることを諦めたくなく、オンラインに特化した公演形態の開発を行ない、コロナ禍でも活動を続けてまいりました。
そんな我々が今回のクラウドファンディングを通して、今後劇場で生の演劇をお届けするための、とても大事なお願いをさせていただこうと思っております。
◆プロジェクトをやろうと思った理由
2年前の2020年12月、我々劇団ZTONは『赤星〜akaboshi〜』という作品を上演する予定でしたが、コロナ禍に突入したばかりなこともあり、その上演を断念いたしました。
そして、2022年12月2日(金)〜4日(日)、『赤星〜akaboshi〜』の上演が再決定。
劇団としては約3年ぶりの本公演ということもあり、予定していた全6ステージは完売。
遂に幕を開けた初日には、大変温かな拍手を多くのお客様からいただくことができました。
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※『赤星~akaboshi~』あらすじ
神秘の大地、白の国。
豊かな土地に恵まれたこの国には、一つの決まり事があった。
"赤き印をその身に持ちて生まれし者、
その生を、無きこととせよ"
赤い刻印を持って生まれた赤子は、
その日のうちに最果ての地"ムナ"へと捨てられる。
その地に伝わる呪われし赤子『赤星』の風習。
人々は赤星を認識しながら、
その存在を自分たちの中から消したのである。
白の国を作り上げた始祖の血族。
赤星が決して生まれることのない神聖な王族は、
白の国の象徴であり、その血は絶対的なもの。
忌むべき存在─赤星とは対照に、
その血が生まれ落ちることは、誰にとっても希望であった。
──その日、王妃に一人の子が生まれた。
これは、太陽が昇る物語。
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ですが、初日終了後の夜、出演者からの発熱の報告があり、検査の結果、陽性が発覚。
座組とお客様の安心・安全を最優先した結果、その後4ステージは全て中止という決断をいたしました。
『赤星〜akaboshi〜』も含め、5作品の上演中止・延期を経験してきた我々にとって、その落胆はとても大きなものでした。
正直なところ、この作品の上演はもう不可能だと思えるほど、団体へのダメージは大きく、それは今後のスケジュールにも影響を与える程のものです。
しかし、そんな時に我々を支えてくれたのが、関わってくださった座組の皆様であり、そして何より、お客様の温かいお声でした。
初日をご覧いただいたお客様の感想、中止による劇団への損失を心配するお声、再演を熱望していただける願い。
これらを受け、我々劇団ZTONは、『赤星〜akaboshi〜』の再演に向けて動き出すことを決めました。
ただしそれを行うための壁はかなり大きなものです。
この壁をなんとか乗り越えるためのご支援を、皆様にお願いしたいと考えております。
また、今作品を楽しみにしてくださっていたお客様に対して、リターン品を通じて『赤星〜akaboshi〜』の世界観を楽しんでいただいたり、少しでもお客様が笑顔になれる時間を提供したい。
これらの理由から、今回のクラウドファンディングに踏み切りました。
◆このプロジェクトで実現したいこと
大変お恥ずかしい話をいたします。本来お客様にすべきではないような話です。
今回の公演中止により
チケット売上=約200万円
グッズ売上=約100万円(初日売上から推定)
合計300万円ほどの売上損失となりました。
ですが既に公演自体は初日が実施されており、1つの作品を作り上げるためにかかった経費が減額されることはありません。
これはシンプルに、この額を劇団が失ったということに他なりません。
今回のプロジェクトで実現したいことは、
この損失の半額である150万円の達成を目標とし、それらの資金を元に
『赤星〜akaboshi〜』を再度上演することです。
そして今回楽しみにしてくれていたお客様に、きちんとこの作品をお届けしたいです。
それこそが、我々劇団ZTONの願いです。
◆これまでの活動
2022年12月 (公演中止)vol.15『赤星~akaboshi~』@in→dependent theatere 2nd
2022年5月 御伽草子 外伝『雪鳴の環』@in→dependent theatere 1st
2021年12月 御伽草子 vol.2『咎灯の環』@in→dependent theatere 2nd
2021年8月 (公演中止)御伽草子 外伝『雪鳴の環』@in→dependent theatere 1st
2021年5月 (公演中止)御伽草子 vol.2『咎灯の環』@大阪市立芸術創造館
2020年12月 オンライン公演 vol.2『鬼棲む火人の影法師』@Zoom(配信)
2020年12月 (公演中止)vol.15『赤星~akaboshi~』@HEP HALL
2020年9月 オンライン公演 vol.1 『aka』@Zoom(配信)
2020年4月 (公演中止)御伽草子 vol.2『咎灯の環』@大阪市立芸術創造館
2019年11月 vol.14 『ソラノ国ウミノ国【ハルの書・アキの書】』@in→dependent theatere 2nd
2019年7月 御伽草子 vol.1『一寸先の影法師』 @人間座スタジオ
◆資金の使い道
当サイトCAMPFIREへの使用料。(総額の約17%)
そして『赤星〜akaboshi〜』を2023年に再演するための資金として使用させていただきます。
◆リターンについて
※各リターン品の詳細につきましては、リターン一覧内に記載の、各リターン品紹介文をご確認ください。
◆実施スケジュール
支援受付開始:2022年12月14日(水)
リターン品詳細追加:1月中旬(リターン品完成次第順次)
支援受付〆切:2023年1月31日(火)23:59
リターンの発送:2023年3月~(予定)
◆最後に
我々劇団ZTONは、常にこの新型コロナウイルス感染症に翻弄されてきました。
その度に座組一同落胆し、負債を抱え、苦境へと立たされてきました。
正直、公演自体を諦めるしかないかもしれないと考えたこともございます。
それを支えてくださったのは、間違いなくお客様の皆様です。
お客様の観たいと思ってくださる気持ち、そして我々の届けたいと思う気持ち。
この2つの力を合わせ、この大きくも高い壁を乗り越えていきたいです。
そして、『赤星〜akaboshi〜』という作品の謳い文句にもある通り、
太陽が昇る景色を、お客様と一緒に見たい。
それが何よりの願いです。
そして今後も、皆様の「楽しみ」であり続けたい。
劇場に来て、笑ったり・泣いたり・感動したり、心を動かすような機会を提供し続けたい。
そのためにも今回のご支援、何卒よろしくお願いいたします!!
この度はこのようなご支援のお願い、大変失礼しました。
まだまだ油断ができない情勢の中、皆様におかれましても日々大変なことは多いと存じますが、健康第一でお過ごしください。
そしてまた劇場でお会いできることを、心から願っております。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る御礼(共同代表:為房より)
2023/02/01 12:00皆様、この度は『赤星〜akaboshi〜』再演にむけてのクラウドファンディングへのご支援、誠にありがとうございます。劇団ZTONの為房です。ご支援を募らせていただいてから、約1ヶ月。『赤星〜akaboshi〜』という公演が、多くの方から望まれているんだと、強く実感をもつことができました。ご支援とともに頂く、皆様の応援コメント。その一つ一つに、どれほど力をいただいたことでしょう。結果、支援総額は目標100%を達成することができました。劇団員一同、驚きを隠すことができませんでした。本当にありがとうございます。皆様から頂いたご支援を元に、我々は『赤星〜akaboshi〜』の再演を目指します。皆様からのご支援は余すことなく、再演への原動力。そして皆様へのリターンのご準備に使わせて頂き、様々な角度から、皆様に劇団ZTONをお届けいたします。どうか、皆様の活力に変わりますように。それが我々の願いです。太陽が昇るその瞬間を、どうぞお見逃しなく。劇場でお会いしましょう。改めまして、この度はクラウドファンディングへのご支援、誠にありがとうございました。 もっと見る
新年挨拶(共同代表:為房より)
2023/01/04 19:55皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は多くのお力添えをいただき誠にありがとうございました。皆様におかれましては、良き新年をお迎えのことと存じます。劇団ZTONは今年で結成17年目を迎え、2023年をどのように進んでいくべきか、考えに考えを重ねる毎日が続いております。新型コロナ感染症の影響はいまだに大きなもので、2022年には『赤星〜akaboshi〜』という公演が上演中止となりました。その再上演を目指すため、お恥ずかしい話ではありますが、このクラウドファンディングを始めました。劇団としての損失は挨拶文に書かせていただいた通りかなり大きなものです。このような形で皆様に応援の呼びかけをすることが申し訳なくもあります。ですが、我々はこの『赤星〜akaboshi〜』という作品の上演を諦めたくはありません。「太陽が昇る物語」と銘打ったこの作品が、諦めずにもう一度上演され、まさに再び太陽が昇るように、皆様の元にお届けし、少しでも明るく照らすことができたら、我々はとても嬉しいです。現在、皆様の多大なるご支援のおかげで、目標額の40%を達成することができました。ありがとうございます。このクラウドファンディングは、あと1か月。1月末日までを予定しております。中旬には、追加情報としてTシャツのデザインの公開など、クラウドファンディングを盛り上げていけるよう、劇団としても働きかけていく予定です。あと60%。何卒お力をお貸しいただけましたら幸いです。ぜひとも今後のお知らせにも注目してやってください。長文失礼いたしました。2023年の劇団ZTON。必ずやまた作品をお届けできるよう、尽力してまいります。よろしくお願いいたします。 もっと見る
リターンにある『当日パンフレット』『公演パンフレット』は別物でしょうか?