平和の絵本『大きな古時計』
絵本を届けて日本にいるウクライナの子ども達に安らげるひとときを
この度、絵本『大きな古時計』は法務省の出入国在留管理庁を通じて、正式に日本に避難しているウクライナの子ども達に寄贈されることになりました。
遠い異国の地で暮らす子ども達のために、絵本『大きな古時計』をウクライナ語に翻訳して届けます。
今なお続く戦争状態。戦火から逃れて日本に来ているとはいえ、避難民の方々はなかなか心安らぐ時間がないと思います。
支援を募るのも生活のための必要物資がほとんどです。
まずは生きていかなければいけないので当然ですが、それだけでは生活に彩りがありません。
エンターテイメントに関わる者として、少しでも避難生活に安らぎや笑顔が生まれる助けとなれば。
その想いで、ウクライナの子ども達に絵本を手に取って心安らげるひとときを過ごしてほしいという願いを込めて、『大きな古時計』をウクライナ語に翻訳して子ども達に届けます!
誰もが知る『大きな古時計』の誰も知らない物語
おおきなのっぽの ふるどけい 〜♪おじいさんの とけい〜♪
皆さんは『大きな古時計』の歌はご存知でしょうか?おそらくほとんどの方が歌を聞いたり歌ったりしたことがあるでしょう。
それでは、この楽曲を作った人のことはどうでしょう?誰が、どんな想いで作ったのか。その背景を知っている人がどれほどいるでしょうか。
世界中で歌われ親しまれているにも関わらず、『大きな古時計』の誕生の物語を知る人は極めて少ないのが現状です。
しかし、実は歌の背景には、差別や偏見に疑問を投げかけ、平和を願い続けた作者ヘンリー・クレイ・ワークの生涯があったのです。
そんな『大きな古時計』の知られざるストーリーを紐解き、この混沌の時代に平和への想いを届けようと生まれたのが絵本『大きな古時計』です。
命の大切さを伝える“おじいさんのとけい”
ヘンリー・クレイ・ワークが生まれたのは1832年、アメリカ合衆国コネチカット州ミドルタウン。
当時のアメリカでは黒人を奴隷として働かせ、差別や偏見が根強い時代でした。そんな中でも彼の両親は「全ての人間は平等だ。生まれながらに自由なんだ。」と教えます。
そして音楽家となったヘンリーは、この世から差別をなくして平和な世界を作ることを夢見て、誰もが同じ命を持っていると気づかせてくれる歌を作り続けました。
その後、黒人差別は見直され始め、奴隷解放を目指した北軍と奴隷制維持を訴えた南軍との南北戦争で北軍が勝利しました。この時も、ヘンリーが北軍のために書いた『ジョージア行進曲』が国中を勇気づけました。
そんなヘンリーがイギリスへ公演旅行に行った際に出会ったのが、ジョージホテルのロビーにあったおおきな古い柱時計だったのです。
ホテルのオーナーのジェンキンス兄弟は仲のいい兄弟でしたが、ある日弟が亡くなると、それまで正確に時間を刻んでいた時計が急に遅れ始めます。
そして、あとを追うように兄が亡くなると、ついに時計はピタッと止まってしまったのです。そして、時計が最後に刻んだ時は「11時5分」。それは、まさに兄が亡くなった時間でした。
マダムから聞いた古時計の持ち主であったジェンキンス兄弟の逸話が、ヘンリーの創作意欲を掻き立てました。こうして生まれた歌が『大きな古時計』です。
家族の不幸や火災、そして再び始まった戦争…。多くの苦難を味わったヘンリーですが、その歌とメッセージは永遠に世界中の人々の心に刻み込まれています。
想いを受け継ぐため、絵本を制作!
このヘンリーの生涯を絵本で表現したのが、絵本『大きな古時計』なのです。
ウクライナでの戦争など、世界に争いが残る現代にこそ、『大きな古時計』とヘンリー・クレイ・ワークのメッセージを伝える必要があると感じます。
絵本が生まれた背景
17年の時を超えて蘇った映画
この絵本が生まれたきっかけ。それはある映画です。
2006年に日本初の動画配信サービス「ネットシネマ」のドラマ企画として、名曲『大きな古時計』誕生秘話をベースとした実写ドラマが制作されました。
このドラマ版『大きな古時計』に追加シーンを加えて再編集して映画として生まれ変わったのが映画版『大きな古時計』です。→オフィシャルサイトはこちら
ネットシネマの映像に、新たに追加撮影を敢行。細部に拘った再編集、合成やCGを要所に施しました。更に、実力あるミュージシャン達が参加、オープニングテーマ曲「大きな古時計」(英語詩)は、ジョンテとエリアンナによる初デュエットでカバー。
劇中には、イメージソングを川島ケイジがオリジナル曲「序曲」を提供、劇中歌を観月.がオリジナル曲「月になる」を提供。そして、谷口尚久が本作の為に書き上げたエンディングテーマ「RIGHT NOW」を川畑要(CHEMISTRY)が熱唱、主題歌「大きな古時計」(日本語詩)を久保田洋司(THE東南西北)が美しいハイトーンボイスで歌い上げるなど、正に音楽映画にふさわしい作品として完成しました。
監督:小林宏治
出演:松田悟志、松本まりか、藤沢大悟、藤村知可、北村三郎、加藤雅也(友情出演)
※映画の出演者・関係者は、本プロジェクトとは関係ございません。
LIVEロードショー開催!
この映画は、2022年12月16日より、全国公開中です。
3月24日(金)からはUPLINK吉祥寺で公開します!
映画を観た方々からは高く評価していただき、LiLiCoさんの『LiLiCoのこの映画、埋もらせちゃダメ!』でも取り上げていただきました。
他の方々も応援コメントを寄稿してくださっています。
映画の公開に関連して、シネ・リーブル池袋での映画上映と併せたコンサートも実施。
絵本朗読と映画の上映を合わせたLIVEロードショーです。
そして、3月24日からはアップリンク吉祥寺での映画上映に合わせてLIVEロードショー開催も決定しました!
スペシャルゲスト
3/24(金) 久保田洋司(ミュージシャン)
3/25(土) 藤村知可(声優・女優)
3/26(日) 野澤しおり(女優・子役)+大村恵子(アナウンサー・MC)
3/27(月) 柴やすよ(女優)
3/28(火) 吉田玲(女優)
3/29(水) 富永久美子(ボイストレーナー・朗読家)
3/30(木) 大島葉子(女優)
料金一律 2500円
今後、絵本『大きな古時計』のLIVEロードショー(朗読と映画上映や演奏会)を全国で開催していきます。
ウクライナ避難民への支援を広げたい!
ウクライナ避難民の方々を支援するための窓口が用意されていますが、あまり知られていません。
今回、出入国在留管理庁からウクライナ避難民支援サイトを通じて絵本を届ける事が出来ました。
このサイトでは避難民の方からのウィッシュリストが確認でき、必要としている支援を届けることが可能です。
こちらも是非多くの人達に知ってほしいと思いました。
このプロジェクトを通じて、「自分にも支援ができるんだ」「こうやって助けになれるんだ」と気づき、行動してくれる人が増えることを願ってやみません。
絵本『大きな古時計』の平和への祈りを
ウクライナの子ども達へ
まさに今、この絵本のメッセージが世界に必要な時だと感じています。
困難な時代にこそ、平和への願いや差別・偏見を超えた繋がりを伝える『大きな古時計』のメッセージが必要です。
平和への願いを日本から世界へと届けていくために、この絵本を広め、ヘンリー・クレイ・ワークの生涯から平和な世界を目指す想いを全国に届けていきたいのです。
特に、未来を担う子ども達にはぜひ触れてほしと願っています。
子どもが笑顔になれば大人たちの心も晴れやかになるでしょう。
厳しい環境でも笑いや安らぎをなくさず過ごしてほしいと切に願います。
是非、この想いに共感していただける皆さまからのあたたかいご支援をお待ちしております!
資金の使い道
日本に避難しているウクライナの子ども達のために、『大きな古時計』ウクライナ語バージョンを制作します。
翻訳したテキストを絵本に挟んで届けるかたちです。
まずは小さな一歩からスタートしますが、より多くの費用が集まった際には、ウクライナ語版として新たに印刷して届けることができます。
・資金用途・
ウクライナ語への翻訳費用 10万円
CAMPFIRE手数料
さらに10万円の支援が集まれば、ウクライナ語版として50冊印刷できます。
多くの方々にご支援いただき、より多くの子ども達に良質な絵本体験を届けたいと考えています。
ご支援よろしくお願いいたします!
リターンについて
お礼メッセージ(絵付) 1000円
絵本の絵を添えたお礼のメッセージ
応援プランA 3000円
絵本『大きな古時計』(ウクライナ語翻訳付き)をウクライナ避難民の子どもにお送りいたします。
応援プランB 5000円
絵本『大きな古時計』(ウクライナ語翻訳付き)をウクライナ避難民の子どもにお送りいたします。
また、ご支援者様に絵本『大きな古時計』(ウクライナ語翻訳付き)+朗読CDをお送りいたします。
ウクライナにエール(応援プランS) 10000円
絵本『大きな古時計』(ウクライナ語翻訳付き)をウクライナ避難民の子どもにお送りいたします。
また、ご支援者様に絵本『大きな古時計』(ウクライナ語翻訳付き)+朗読CD+お礼メッセージ(絵付)をお送りいたします。
ウクライナにエール(応援プランSS) 20000円
絵本『大きな古時計』(ウクライナ語翻訳付き)2冊をウクライナ避難民の子どもにお送りいたします。
また、ご支援者様に絵本『大きな古時計』(ウクライナ語翻訳付き)+朗読CD+お礼メッセージ(絵付)をお送りいたします。
スポンサー
シルバースポンサー 30000円
ゴールドスポンサー 80000円
プラチナスポンサー 300000円
映画の広報で使用した古時計+等身大POP(展示品)+丸テーブル
制作する朗読ムービーのエンドロールに協賛企業様としてクレジット
絵本『大きな古時計』(ウクライナ語翻訳付き)1冊・朗読CD1枚付き
・絵本『大きな古時計』・
サイズ:スクエア(216㎜×216㎜)
仕様:カラー、ハードカバー32ページ
発行:べんてんブックス
実施スケジュール
2023年
3月24日〜30日 アップリンク吉祥寺にて映画上映・LIVEロードショー実施
5月 ウクライナ語に翻訳した絵本をお届け
最後に
一刻も早く戦争が終結し、ウクライナに平和が訪れることを願っています。
微力ながら、私達にできることを少しずつでも積み重ねていきます。
エンターテインメントの力を信じて。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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