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さて、前回「社会モデル」に関して、少しお届けさせてもらいましたが、今回は付随してバリアフルレスランというイベントについて、皮肉とユーモアがふんだんに詰まって、それでいて考えさせられる、とっても面白い企画だなと思い、勝手にシェアしたいと思います。
もしも二足歩行者が少数派(マイノリティー)だったら――そんな車いすユーザーが多数派(マジョリティ―)になった仮想の社会で多数派のことだけを考えたレストランを体験するという企画です。なので、自分の足で歩ける人は、このレストランに入店した途端に障害者として扱われます。
その中では、
二足歩行者だけで入店しようとすると、車いすユーザーのオーナーに「介助者の方はいないんですか?」とけげんな顔をされながら店内に案内されます。
店内の天井の高さは170センチ。背の高い方には、ヘルメットが優しさで配られます。
ビュッフェスタイルの店内では、腰くらいの高さのテーブルに料理が置かれ、各テーブルも全てが車いすユーザーにピッタリな規格。座席にイスはなく、二足歩行者は立食です。
といったように、その他にもたくさんの仕掛けや演出が用意されています。
この企画のねらいとしは、障がいと社会との関係を浮き彫りにし、多数派が前提の社会の構造を考え直すきっかけ作りにあります。つまり「社会モデル」の中で述べている障がい(バリア)を実際に体験できる企画になっています。
もちろん、イベントの一環ですので誇張されている部分もあるかと思いますが、
「障害の社会モデル」という考えが当たり前のように浸透している社会
まだ正解なんて分からないそんな社会を考えてみたくなる、そして「相手の立場に立って考える」を頭の中だけではなく、リアルに経験できる面白い企画だなと思いました。
詳しくは動画もあるのでぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=JnBS4YAKCVk
https://www.youtube.com/watch?v=s6WzwiwKeyI&t=32s
我々も、「みんな、誰かにとってHERO」をテーマに活動していますが、きっと正解というものは、まだ誰の中にもなくそこを目指してたくさんの人の意識が変わることで、はじめてその時々の正解が見えてくるのではと思っています。そのため、少しでも多くの方の意識に爪痕を残せるように今後も全力で進んでいきたいと思います。