2023年11月1日〜5日東京での初個展「可能性」が無事に終了しました。お忙しい中、また遠方から個展へ足をお運びいただきました皆さまそしてこのクラウドファンディングでご協力くださいました皆さまへ、心より感謝申し上げます。たくさんのミラクルが起こった5日間でした。私の幸せはここにあると確信できましたし、これからもこの道を進みたいと強く思いました。「まだ、続けていける。」そう思えたことが、本当に嬉しいです。2023年が始まった瞬間から、この個展のことだけで頭がいっぱいでした。「自分で全てやる」と決めていたけれど、いざとなるとわからないことだらけ。背伸びしすぎず、でも全力で。完璧にやり切れるラインを慎重に、確実に探しました。不安だったクラウドファンディングが成功した時には、大きな喜びと共に、プレッシャーもありました。来てくださった人に喜んでもらえるものは何か、自分のしたいことは何か。そういったことが混乱して、本当に描きたいものがわからなくなったり。もうダメかもしれないと本気で絶望した夜もあったけれど、周りの人々の温かいサポートや励ましの言葉、どんな状況でも信じて見守ってくれる姿勢に助けられ、もう一歩、あと一歩先へと、諦めずに形にすることができました。やってみないとわからないことばかりで、ひとつひとつが忘れられない貴重な経験となりました。この個展で私が感じた「光」は、自分が受け取って良いのか戸惑うほど眩しいものでした。全身をあたたかい光で纏われたような、今まで感じたことのない幸福感に満ち溢れていました。個展を終えた後、恩師から「それはきっと、闇が深かったから。闇が深ければ深いほど、光は眩しいよ」という言葉をいただき、自分の信じていた美しさの鉄則を思い出しました。「ただの綺麗なものには、美しさなど存在しない。恥、苦しみ、人間臭さ、私たちが抱える真実、闇の部分がどれほど美しいものか。」このことを肌で実感させて頂いたのだと改めて感じて、自分の信念がより強いものへと変化しました。個展には全国各地から、自分が想像していたよりも沢山の方々が足を運んでくださいました。じっくりと作品を観てくださる方ばかりでした。それぞれ短い時間ですがお話させていただくこともできて、それが、これから先の大きなエネルギーに変わっていくのを感じています。ご高覧いただき、誠にありがとうございました。この展示では自分のこれからの道筋のヒントを見つけたい、活動のスタートにしたいという目的があり「可能性」というタイトルにしたのですが、来てくださった方々のお言葉から、多くの気付きを得ることもできました。自分ではダメだと思っていたものが、しっかりと心の深い部分に届いていたり。思わぬところでシンクロしていたり、自覚できていなかった部分に気付かせて頂いたり。皆さま、飾らないシンプルで真っ直ぐなお言葉で、心に響くものがありました。画風がバラバラであることもコンプレックスだと感じていましたが、それ故に観てくださる方が楽しんで頂けることも多く「これからも自分に出来ることを全部やればいいんだ」と思うことができました。ご縁のあった作品もいくつかあり、また次の活動へ繋げていけることも嬉しく思っています。ほんのスタートライン、小さな個展のようで、私の人生の中では大きなターニングポイントです。どんなに苦しい時期があっても光の存在を忘れずに、丁寧に確実に。この先も、画家活動を続けていこうと思います。来年の愛媛や関西での個展も計画中です。また少しずつレベルアップして皆さまに絵を観ていただける日まで精進します。本当にありがとうございました。個展の中でのお話や作品、この先の画家活動はSNSやnote(ブログ)にも更新していきますので、そちらもご覧いただけますと幸いです。これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。




