2023/03/10 22:55

こんにちは!北海道紋別市出身でこのプロジェクトの発起人、船木くんと小学校からの幼馴染みの野﨑 誠(のざき まこと)と申します。

現在はオホーツク管内の美幌町というところで中学校教諭をしています。

今回僕は船木くんやCAN SHIP、BIKAS COFFEEの考えに共感し、自分の”好き”だったアパレルブランド「10YC」をイベントやクラファンに呼ぶことでこの航海に参加しました。その経緯や紋別でのイベントの感想、10YCの好きなところを話したいと思います。

10YCとの出会い

10YCとの出会いは、働き始めシンプルなデザインの私服を探していた時に、たまたまInstagramで見つけたのがきっかけでした。当時限定カラーのスウェットを見つけ、その色合いに一目惚れし、購入したのを皮切りに、シャツやデニムの新商品をチェックしては購入し、着心地の感動と、シンプルなデザインで他のブランドとのコーディネートもしやすいこと、すぐ乾くなどの機能性にすっかりはまってしまいました。そして10YCのHPで企業理念を読み、服づくり、ものづくりに対する情熱や、価格設定の理由の公開などユーザーへの真摯な対応を知れば知るほど、身につけたい商品になっていました。

10YCについて

服のものがたり

自分が”好き”な10YCを呼ぶことになったストーリー

去年の10月にも開催した地元紋別でのCAN SHIPマルシェイベントで、出店者さんたちが自分達の好きなモノやオススメしている商品を認知してもらうために、情熱を持ち、前向きな姿勢でイベントに参加している姿を目の当たりにしたこと、そして興味を持ってそこに集まるお客さんが作り出す「温かく、優しく、アツい想い」が混ざった空間を体感し、「自分もやりたいことを見つけたい!」「何かアクションを起こしたい!」と奮起したことがきっかけです。その後、元々好きだった「10YC」のポップアップイベントに参加した際、気づくと「紋別でイベントがあるのでよければ来てもらえませんか?」と投げかけるアクションを取っていました。

以前の自分だったら、「ダメでもいいから声をかけてみよう」とすら思わなかっただろうし、思ったとしてもそこで言葉を飲み込んで終わりにしていたはずです。でも、一歩踏み出せたのは、1回目のイベントを経て「自分も変わりたい。あの場にいた人たちのようにやりたいことを見つけてワクワクした毎日を過ごしたい。」と強く思ったからです。そもそもポップアップの会場だった上川まで美幌から2時間半かかるのですが、仕事終わりの夕方15時からわざわざ車を走らせて行くことすらしてかったと思います。「まず、何をしたいとかわからないけれど、行動を起こさなければ始まらない。」今、やりたいと思ったことからはじめよう。自分の好きな10YCに、声をかけてイベントに来てもらおう。と自分を奮い立たせ、行動しました。

今思えば、この行動こそがCAN SHIPや船木くん、BIKAS COFFEEが言う「BIKAS(内発的発展)」だったのかなと思います。

実際に10YCが地元紋別に!

先日、2/25,26にはクラファン開幕と同時に紋別でオフラインのマーケットを行いました!当日僕はスタッフではありませんが10YCを広めたい、地元の皆様に届けたいという想いから半ば勝手に接客を担当させていただきました。10YCに初めて出会った人から興味はあったが購入する勇気が出なかった人たちに実際に商品を手に取ってもらえたこと、お客様が試着後、僕自身が最初に10YCの商品を着た時の感動(軽い!着心地が良い!シルエットが可愛い!デザインがシンプルなのがいい!デニムなのに動きやすい!などの感想)を一緒に共有できたことが嬉しかったです。数少ない私服を着る機会だからこそ、自分で「本当に身につけたい」「長く着たい」とこだわりを持ち、愛着を持って着ることができる商品を多くの方に体験してもらいたいです。

自分が”好き”だからオススメする。

今回のイベントで最も印象に残ったのは、1日目に商品を買おうか悩んで帰られたお客様が、2日目も来てくださり、僕がオススメした商品も含め4着もご購入して笑顔で帰られたことです。僕のオススメしていた Utility Jacket を試着しその軽さに感動し、合わせてTepered Denimも試着し動きやすさにこれまた、大変驚きながら「ワタシ、服を着てるだけで疲れちゃうことがあるんですけど、これなら軽いし動きやすいし、いいですね!」と、とても明るい表情で私に話をされました。この経験から「自分のオススメした商品が共感してもらえ、その人にとってのお気に入りの商品になる」瞬間に立ち会えたことが、とても嬉しかったです。

多くの方に良さを共感していだだき、順調に10YCの服を売り上げている時に、イベントに参加している先輩に言われハッとした言葉があります。「10YCが社員さんだけで、紋別に来て販売してもきっとこんなに売り上げは伸びないよね。社員さんが自分達の商品の良さを説明して売るのは当たり前だけど、10YCを好きな野﨑がユーザー目線で商品をオススメをするからこそ共感してもらえたり、着てみたいってなるんじゃないかな」

自分は売上を上げたいとは思っていない。ただ、好きなブランドの好きなところや魅力を伝えているだけ。その結果、多くの方に10YCの良さを共感していただき、2日間で50着ほどの売り上げに繋がったのです。この言葉を聞いた時、これまでにない気づきを覚え、”好き”を表現する面白さを感じました。

10YCと出会ったことでオシャレに興味が無かった自分に楽しみが増えたことや、アパレルを通したコミュニケーション(ファッションを褒めてもらったり、オススメしたり)で日々の生活を豊かにしてくれていたブランドへの想い、そしてお忙しい中イベントに参加してくださった代表の下田さんへの感謝の気持ちを少しはカタチにできたかなと思っています。

「スキをもっと自由に表現していい場がココにはある」「自分のスキを応援してくれる人がいる」

最後に、10YCのイベントの招致、そして2日間のイベントから「まずは自分から行動を起こしてみることの大切さ」「自分のスキなもの、本当に心からオススメできるものを説明する楽しさ、そして共感してもらえた時の喜び」を経験することができました。あの2日間は自分でも驚くくらい、ゾーンに入った状態で、接客に没頭できました。そしてイベントが終わった今は、1年前・半年前の自分では考えられないくらいクリエイティブに、ワクワクして充実した日々を過ごすことできています。

もし、以前の私のように悶々とした日々を送り、その抜け出し方すらもわからず悩んでいる人がいたら「スキをもっと自由に表現していい場がココにはある」そして「自分のスキを応援してくれる人がいる」と伝えたいです。今回、縁あって多くの人に支えられ、素敵な体験ができました。

本当にありがとうございました!

クラファンは3月19日(日)まで開催してます。10YCのCapとスウェット、オススメです!笑