みなさんごきげんよう!
副実行委員長の満島てる子です。
本当に、時が経つのは早いもので……。
2018年に活動を開始した「さっぽろレインボープライド実行委員会」という団体も、今年でなんと6年目を迎えました。
「もうそろ準備しなきゃだねぇ」「今年は何しようかね」なんてゆる〜い井戸端会議のようなミーティングを、ゆみおさんやきんちゃんといつも年明け前後にまずするのですが、そうこう言っている間にも時は進むもので。
今年もやってきました、クラウドファンディング!
パレードの活動を続けていくための肝とも言える、この取り組み。
2023年も、約1ヶ月半という期間を使って、ひとりでも多くの方にあたしたちの活動を知っていただき、応援してもらうことができればと、いち実行委員としても切に願っている次第です。
我々の活動も、年々規模が大きくなってきました。
これは自分たちだけでは決して成し遂げられなかったことです。
「合縁奇縁」だなんて日本語もありますが、まさにその通りというか……。
当事者の可視化を目指すにあたっては「たくさんの人たちとつながる」ことが必要不可欠ななか、そこに積極的に関わろうとしてくださる方々とこれまで出会ってこれたこと、今も出会えていることを、あたし自身、性的マイノリティのアクティビズムに関わる人間の立場から、本当にありがたく思っています。
とはいえ、です。
LGBTQをめぐる社会的状況は、日本では決してかんばしいものとは言えません。
パレードのひとつの顔である「祝祭」というか、エンターテイメントと結びついた側面には注目が集まりながらも、当事者の市民としての権利平等については話が遅々として進まなかったり。
なんなら、SNS上にLGBTQに関するヘイトが(しかも、時に当事者から当事者に対する、無知にまみれたヘイトが)ばらまかれるなど、目をつむりたくなるような場面にだってしばしば出くわします。
その度に思うんです。
自分が実行委員として進めているのは「プライド」パレード。
「盛り上がってよかったね!」で終われるような、単純なイベントのスタッフをやっているのとは違って、ときに人々の尊厳やいのちのあり方に関わるような、大事な瞬間を創造するための場を実現しようとしなきゃいけない、そこに向かっていかなきゃいけないんだと。
そのために、いろんな人たちと力を合わせて、「おかしいだろ、それは」っていう状況とたたかっていけるようにならなくちゃいけないんだと。
だから、これからも、日本の現状を変えていけるように。
たくさんの人の未来が、尊厳が、明るく輝く社会を実現していくために。
その一歩につながるものとしての「プライド」パレードを、みなさんと一緒に今年も創り上げたいと思いますし、そのためにひとりでも多くの方々から、あたしたちの取り組みに対する応援をもらえたならと、心からそう願っています。
まずは、クラウドファンディングを成功させたいな。いや、させなくちゃなの!笑
あなたの一押し、お待ちしております(あたしのイチオシのリターンは「ありがとば」コースです)。