さっぽろレインボープライド実行委員のららです。
北海道札幌もやっと暖かな日が少しずつ増えてきた今日この頃ですが、私たちの気持ちは、既に秋に照準が合わされており、夏を通り越して、焦りモードです。(汗)いえいえ、気分上々です。
私事、先日、年に一度の健康診断を受けて参りました。
健康ももちろん気になるところですが、トランスジェンダーの私は、フル女性で受診するのは、今年が初めてであり、とにかく、あれが気になります。
そう、どちらの更衣室で着替えるのか?です。
戸籍上、男性であるからには、男性でと言われると拒めない。でも、女性の装い、下着など、正直、どうか見ないで。って思います。
百歩譲って、私はいいとして、周りの男性も驚くでしょう。
あれ、自分は女性用に入ってしまったかな?など混乱を招くことも考えられます。
じゃあ、女性用なの?いやいや、それまた、女性の皆様に申し訳なく、通報されても困ります。
受付時の説明が一通り終わったところで、聞いてみた。
「すみません、わたしトランスなのですが。」と言い終わらぬうちに、
「大丈夫ですよ。承知しました。では多目的トイレで着替えて頂き、終わったら、わたしと共にロッカーまで参りましょう。」と係の方も私を見て、察していたようです。
え~うっそぉー!!!神対応なんですけど〜〜〜! 感涙!
診断の医師も女性であったし、帰りまで完璧なエスコートでした。
嬉しい、嫌な予想しかしてなかっただけに、とっても嬉しかった。
当然の権利だ。と言ってしまえば、それまでであるが、法整備が遅々として進まない中、人の「思いやり」は、時にそれをも完全に超越できると感じた。
とても守られている感じがした。と同時に自分も社会に気を使って生きていたことを知った。
私は、さっぽろレインボープライドの活動が、性的マイノリティを含む多様性を当たり前とした社会の醸成に結びつくことを願っている。アライやフレンドリー企業、行政と共に手を取り合って、一歩一歩前に進むしかない。そのためには、私たちは自分の言葉で人に伝え、相互理解の輪を拡げていかなくてはいけない。愛は地球を救う!どこかで聞いた?
9月16、17日のレインボーパレード及び現在、実施中のクラウドファンディングは、私たちの熱い思いをまだ見ぬ皆さんに届ける絶好の機会である。
どうぞ、みなさん、私たちとつながって、一人一人が自分らしく生きられる社会を一緒につくっていきましょう。その居心地の良い社会は性的マイノリティだけではなく、すべての人にとって、居心地の良いものになることをお約束します。
LOVE&PEACE!