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はじめに・ご挨拶
私たちは宇土太鼓祭実行委員会です。
当委員会は、太鼓芸能集団「紬衣」、宇土天響太鼓、宇土高校和太鼓部「鼓」の三団体で構成されております。
普段は各団体別に活動しておりますが、毎年3月に開催する宇土太鼓祭を始め、宇土の雨乞い太鼓を広げる活動を共同で行っております。
このプロジェクトで実現したいこと
今回のプロジェクトにより、「宇土の雨乞い大太鼓の伝統を引き継ぎつつ次の百年へ続く発展」をもたらしたいと考えています。
具体的には、世界的な活躍を見せる太鼓芸能集団「鼓童」の活動拠点である佐渡島へ演奏者を派遣、研修を予定しております。
この取組には2点の目的があります。
一つは、研修で得た知見、技術を太鼓祭実行委員会へ還元し、技術力の向上を目指すこと。
もう一つは、世界的な活躍を見せる鼓童の活動から、宇土の雨乞い大太鼓の魅力を地域外へ広く情報発信する手法を学習することです。
宇土の雨乞い大太鼓の伝統を長く継承していくには2つの重要な要素があると考えています。
一つは、演奏技術の向上です。正確なリズムやニュアンスの表現力を身に着け、伝統を正確に受け継いでいくこと。また、表現力の向上により伝統が次の時代まで続くような革新を与えることを期待しています。
もう一つは情報発信力の向上です。多くの方々に宇土の雨乞い大太鼓の存在を知ってもらい、興味を持ってもらうこと。興味を持つ方が増え、文化を継承していく人材が増えることを期待しています。
このプロジェクトにより、この2点の重要な要素が満たされ、プロジェクトの最終的な目標である。「伝統を引き継ぎつつ次の百年へ続く発展」を実現できると考えています。
プロジェクトをやろうと思った理由
そもそも、宇土の雨乞い大太鼓とは何かご紹介いたします。
宇土の雨乞い大太鼓は、雨乞いの祈願や農耕儀礼に用いられた巨大な太鼓がまとまって収集保存されており、全国的にも類のないものとなっております。
干天時や、田植え後の雨乞いをはじめ、降雨・豊作を祈願する行事として伝承されてきました。
これらの行事は、戦後の社会変動の中で多くが 失われ、大太鼓も長い期間放置されていました。太鼓は1989年~1991年のふるさと創生事業等による皮の張替えなどで、現在29基が現存しています。地道な承継活動もあり、2017年に国の重要有形民俗文化財に指定されました。
また、宇土の雨乞い大太鼓は地域それぞれで引き継がれてきたリズムがありましたが、こちらも多くが失われました。当時を知る方に聞き込み行う等し、リズムを収集、保存してきました。
宇土の雨乞い大太鼓を引き継いでいくには、太鼓や設備の保存、演奏活動の継続が不可欠です。
それには保存に係る費用や、演奏披露の場・練習場の利用費、大太鼓の運搬費用等、多額の費用が必要です。
助成金や宇土太鼓祭の入場料、各団体の参加費等で賄っていますが、普段の活動維持費をやっと賄えている状態で、特別な活動へ費用を費やすことが難しい状態です。
今回のプロジェクトにより、宇土の雨乞い大太鼓を次の百年へ続く伝統へと発展させたいと考えています。そのために、ご支援を頂きたい状況です。
これまでの活動
各団体のプロフィールを紹介いたします。
●宇土天響太鼓
「ふるさと創生事業」で復元された大太鼓を使った芸能の創作と叩き手の養成目的に1992年「宇土雨乞い大太鼓保存会青年部」として結成。結成20周年の2012年には愛称を「宇土天響太鼓」と定めました。全国各地から太鼓団体が参加する「宇土大太鼓フェスティバル」、肥後三大夏祭りの一つ「うと地蔵祭り」、そして市内外のお祭りやイベントなどに精力的に出演しております。2022年には結成30周年を迎え、さらなる宇土の発展に向け青年部が繋いできた宇土の太鼓文化をこの先、50年、100年先まで続く活動をしております。
●太鼓芸能集団「紬衣」
2014年に結成された熊本県宇土市に活動の拠点を置く太鼓芸能集団
宇土の大太鼓文化を世界に発信するとともに、太鼓の持つ可能性を多角的に追求し社会に対して広く伝え、人と人とを太鼓の響きでつなげることを目的としています。
2016年英国スコットランドで開催された世界最大の国際芸術祭「エディンバラフェスティバル・フリンジ」にて、最高評価となる5つ星を獲得。2017年「ゆず20周年コンサート『ハレブタイ』」 に出演しました。
より深く宇土大太鼓の持つ伝統・歴史を自分たちの根源として捉え、再創造し、世界に発信していくことを目的としています。
●宇土高校和太鼓部「鼓」
平成12年に宇土高等学校創立80周年を記念して同好会活動を開始・初期会員は宇土雨乞い大太鼓保存会より指導を受けました。平成13~14年は活動を休止していましたが、平成15年より再開。平成19年度より「和太鼓部」として活動を開始しました。
今年で創部20年を迎え、1年生、2年生を合わせ計30名で活動しています。最近では市内外での演奏機会も増え、地域の方々からの応援、太鼓の歴史・人とのつながりに感謝の気持ちや幸せを感じながら日々稽古に励んでいます。
この三団体がそれぞれ個別に活動しながら、宇土太鼓祭や宇土大太鼓フェスティバル等においては3団体共同で演奏など行っております。
2018年1月27,28日には3団体合同チーム「UTO15」を結成し、ベトナムのホーチミンで開かれたジャパンフェスティバルに出演するなど、国外への宇土の雨乞い大太鼓の発信にも努めています。
資金の使い道
本プロジェクトについて、支援金の用途は以下のとおりです。
●佐渡島への研修費用 10万円×5名=50万円
●CAMPFIRE手数料+消費税 13万900円
●その他練習場費用等維持費 6万9100円
合計70万円
リターンについて
ご支援いただいた方々全員にお礼のメールをお送りさせていただきます。
また、現在予定しているリターン品についてご紹介いたします。
●太鼓の皮のキーホルダー
太鼓の皮をヘラ状に切り出し、「宇土太鼓祭」の焼き印を入れたものをキーホルダーに加工しお送りさせていただきます。
サイズ:3㎝×7cm程度
●ミニ太鼓キーホルダー
太鼓の皮を切り出し、小さな桶太鼓を製作、キーホルダーに加工したものをお送りさせていただきます。
サイズ:3㎝×7㎝程度
●2023年宇土太鼓祭映像
2023年3月5日に行われた宇土太鼓祭の映像を限定公開いたします。ご支援いただいた方にはメール等を通じてデータにてお送りさせていただきます。
●Tシャツ
宇土太鼓祭にちなんで作成されたTシャツをお送りいたします。
色は紺・黒・小豆色です。サイズは全てSサイズです。
また、小豆色だけ、背面のデザインが異なります。
●出張演奏
出張演奏をさせていただきます。ご希望の団体を伺いますが、スケジュール調整により、ご希望の団体とは別の団体が演奏させていただく場合がございます。
演奏場所が遠い場合(九州外・離島等)は、交通費、運送費等の費用を追加でいただく場合がございます。予めご了承ください。
実施スケジュール
2023年4月中旬:クラウドファンディング終了。その後用意ができたものから順次リターン品を送付
2023年8月-9月宇土太鼓祭実行委員会委員から数名を佐渡島へ派遣、研修を行います。
2023年10月までにリターン品の発送を終わらせる予定です。
※出張演奏は打ち合わせ内容次第となります
最後に
このプロジェクトにより、宇土の雨乞い大太鼓の魅力を地域内外へお伝えできるようになり、次の百年へ繋いでいけるものと考えます。皆様の厚いご支援をよろしくお願いいたします。
<募集方式について> 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る太鼓祭報告会
2023/04/08 20:04皆様いつもお世話になっております。宇土太鼓祭実行委員会です。4月6日に宇土太鼓祭実行委員会会議が開かれ、2023年3月5日に開催された宇土太鼓祭の報告が行われました。宇土太鼓祭について、来場者数357名と大変多くの方にご来場いただきました。また、ご回答いただいたアンケートを集計し、内容を確認、今後の活動への活用方法について意見が交わされました。また、宇土太鼓祭の開催において、委員各々が気づいたこと、注意点、良い点などを報告し合いました。ご来場いただいた皆様、アンケートにご回答いただいた皆様、誠にありがとうございました。今回の点をまとめ、今後の活動、ひいては来年、再来年度の太鼓祭に活かし、宇土の雨乞い大太鼓の伝統存続に資するよう努めてまいります。皆様、今後とも応援の程よろしくお願いいたします。 もっと見る
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