はじめに・ご挨拶
はじめまして!
宮城県南三陸町の民宿「ニュー泊崎荘」を経営しています「若女将のくりこ」と「若旦那のまろにぃ」と申します。
みなさんは、傷心旅行という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
おそらく多くの人が聞いたことがあると思います。
辛いことがあった時、苦しいことがあった時に自分の心を癒すための旅行のことを指す言葉です。
ただ、「どこに」に行くかと言われると代表的なところはないと思います。
私たちは、その場所として南三陸町以外ないと考えています。
ご存じの方も多いかもしれませんが、南三陸町は、東日本大震災により大きな被害を受けました。
しかし、そんな壊滅的な状況から復興したこの街は今やエネルギーに溢れ、多くの人がパワーをもらえる場所となっています。
今回のプロジェクトは、人生に絶望した人が『もう一度やり直したい』と思えるような拠点を作ることです。
南三陸町はその場所としてピッタリであり、海とつながり朝日が望めるインフィニティー露天風呂が象徴になるのではないかと考え立ち上げさせていただきました。
海とつながり朝日が望める露天風呂
私たちがプロジェクトを立ち上げたいと思った背景
このプロジェクトで実現したいこと
『人生をやり直したい』と考えている人のサポートをしたいと考えています。
鉄道や道路が整備された結果、どこにいくにも便利になりました。
電話やメール、チャットができるようになり離れていても仕事ができるようになっています。
「効率」や「生産性」という言葉が重要視され、成果を上げるためには十分な環境が整っているようになってきました。
しかし、「自分は今のままで幸せなのだろうか?」「本当にこの生き方でいいの?」など逆に人生に迷ってしまったという方も多いのではないかと私たちは思います。
南三陸町やニュー泊崎荘は、効率とは真逆の世界です。
コンビニに行くにも車を使わなければいけないし、WIFIもなぜか遅く、一枚の画像を開くだけでも時間がかかります。
ただ、その分時間はゆっくり流れています。
目の前に広がる三陸海岸、水平線の向こうから見える朝日を毎日見ていると、「こんなゆっくりしていても生きていけるんだな」と気付かせてくれます。
そして自分の幸せについて考えるようになり、次第に『人生やり直してみよう』と前向きな気持ちになっていきます。
※ニュー泊崎荘の正面から見える朝日
プロジェクトを立ち上げた背景(東日本大震災から経験)
2011.3.11 東日本大震災
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
地震に伴う津波の高さは23.9メートル。
南三陸町は、海沿いだけでなく、市街地や農地のほとんどが浸水。
町の60%以上の家屋が全半壊する被害をうけました。
ニュー泊崎荘は、高台にあったため津波の被害からは免れ、奇跡的に家族全員が無事でしたが、津波被害により道路が寸断され、電気と水道も完全にストップ。
雪が積もる中で迎えた真っ暗な夜は、絶望としか表現できない状況でした。
それでも日は昇る
3月12日、朝5時。
暗かった夜がようやく明るくなり始めました。
「やっと夜があける...」
寒さと恐怖でほとんど眠れなかった私は、
窓を見ながら心底ほっとしました。
朝5時50分
三陸沖から太陽が昇りはじめました。
水平線の向こうから一直線に光が伸びてきて、
海岸の岩、山の斜面、私の部屋を明るく照らしました。
わずか5分ばかりのご来光
「こんな時でも太陽は暖かいんだ」
私はそんなふうに感じ、
わずかな希望が湧きあがってきたのを今でもよく覚えています。
被災者支援から復興支援
震災から2ヶ月、無事だったニュー泊崎荘は、二次避難所として指定され、160人の被災された方を受け入れました。
私たちは、必要な物資を各自で持ち寄り支えあって生活を続け、人は一人では生きていけないと強く意識するようになりました。
数ヶ月が経過すると今度は、南三陸町では復興作業が始まりました。
ニュー泊崎荘では、100人以上の復興作業員を受け入れ、南三陸町のやり直しの拠点となりました。
また、私は南三陸の名産品であるわかめを使ったロールケーキを開発!
南三陸町を全国にアピールしていきました。
どんな状況からでもやり直せる
南三陸町では、震災翌月から「福興市」を開催していました。
「あれだけの被害だったのに、もう市場が再開されるんだ」
私は改めて南三陸町に生きる人の逞しさを感じ、「どんなに絶望的な状況だって、やり直せるんだ」と思うようになりました。
震災から12年が過ぎ、南三陸町には3.11の記憶を伝える伝承館が立ち、その隣には大きな商店街ができました。
町の至る所に復興住宅が完成し、「よくここまで回復したな」と思っています。
また、ここを訪れる人たちからは「エネルギーをもらった」「パワーがでます」などの声を多く聞くようになり、南三陸町は「人生やり直したい」と考える人たちにとって希望となる。
その象徴として、「朝日が望める露天風呂があれば」と思うようになっていきました。
プロジェクトを立ち上げた背景②
夫婦それぞれが体験し、人生をやり直したいと考えた経験は動画の中で語っています。
もしよろしければ見ていただければと思います。
私たちがプロジェクトを立ち上げたいと思った背景
これまでの活動
震災後ニュー泊崎荘では、被災された方160人を受け入れ、復興作業員についても受け入れてきました。
また、返礼品にもさせていただいたロールケーキ(絆ロール)を1000個を無料で被災された方に提供し、ボランティアとして復興支援に参加しました。
最近では、南三陸町の観光業に携わり南三陸町にいかに人に来てもらうかを考え行動しています。
今回のプロジェクトも南三陸町の観光促進の一環になれば嬉しいとも考えています。
露天風呂の特徴
露天風呂は、海とつながったように見えるインフィニティー風呂を作ります。
東北地方では初となるインフィニティー露天風呂で正面から見える朝日が一望できるように設計する計画です。
完成は、2026年を目指したいと考えています。
南三陸町・ニュー泊崎荘の特徴
南三陸町・ニュー泊崎荘は不便です。
コンビニに行くにも車が必要、ネット環境もつながりにくいです。
自然豊かと言えば聞こえはいいですが、なにもないと表現した方がいいかもしれません。
しかし、その分時間はゆっくり流れています。
岩肌に打ちつける波の音を聞き、水平線から昇る太陽と、山に沈む月を眺めたりしている間に一日が終わってしまいます。
ニュー泊崎荘はいい意味でいい加減で、例えば女将のあや子は、13時になるとお客さまがいようが必ず昼寝をしに行ってしまいます。
会長の昭夫は、夜型の生活のため起床するのは、14時。寝るのは朝4時ごろと自由な生活をしています。
我々がいうのもなんですが適当な宿です。
ただ、その分力を抜くことができ、こんな生活でもいいんだと思わせてくれます。
資金の使い道・実施スケジュール
資金の使い道
600万円 露天風呂の風呂部分だけの建設
設備費:約250万円
人件費:約100万円
造成費:約100万円
に使用させて頂きます。
実施スケジュール
2023.4月 クラウドファンディング開始
2023.4月 露天風呂設計開始
2023.4月 露天風呂の保健所許可申請、消防署許可申請、建築許可申請、環境省許可申請
2023.5月 設置予定場所の草刈り開始
2023.6月 クラウドファンディング終了
2023.7月 露天風呂の製作開始
2023.8月 水道工事開始
2023.9月 設置予定場所の整地開始
2023.11月 水道工事完了
2023.12月 電気工事開始
2024.5月 設置予定場所の整地完了
2024.6月 高台製作開始
2024.12月 高台製作完了
2024.11月 露天風呂製作開始
2025.5月 露天風呂製作完了
2025.6月 露天風呂設置完了
2025.7月 耐久テスト開始〜
2026.1月 露天風呂の風呂部分完成予定
最後に
現在、日本には人生をやり直したいと考えている人が多いのではないかと思っています。
例えば
①出世のために懸命に働いてきたけど、全然幸せじゃない
②いい条件の人と結婚できたけど、毎日が苦しい
③毎日夢を叶えるために頑張っているけど、うまくいかない
そんな人は是非南三陸町に来てみてほしいです。
そして朝日を浴びながら露天風呂にぼーっと入りませんか?
自然と肩の力が抜けて「もう一度人生をやり直そう」と前向きになれます。
そんな拠点を作りますので、是非ご協力いただければと思います。
<募集方式について>
All in方式で、目標金額は600万円が露天風呂の設置が第一目標となります。
第二目標として1200万円でサウナ、第三目標として5000万円で露天風呂の建屋の建設を目指しています。
最新の活動報告
もっと見る露天風呂の全体像が決定!!
2023/05/23 21:25露天風呂の全体像について絵を描いてもらいました。色味は変更するから知れませんが、おおよそこんな感じで作っていきます。その他、露天風呂とを実際の写真と合わせたのは以下のような感じになります。あとカフェについては、白を基調として植物が多く並んだものとなりました。完成したら多くの人に来てもらいたいなーと思っています。 もっと見る
ニュー泊崎荘から40分!三陸花火大会
2023/05/01 18:00三陸花火大会に行ってきました。三陸花火大会は、岩手県陸前高田市、高田松原運動公園で行われる花火大会で、2020年に三陸地域から笑顔と元気を届けたいということで始まりました。観覧席は有料のみとなっていますが、何がすごいかというと打ち上げ場所との距離の近さ!通常の花火大会のですと打ち上げ場所と観覧席まで川や海を挟んでいますがなんと陸続き!感覚でいうと、真上から花火が降ってくるような感覚でした。ちなみに、10月8日には、同じ場所で『三陸花火競技会』が実施されます。花火のエンターテイメントショーに加えて、全国から集まった花火会社・花火師が腕を競い合うオリジナル花火を打ち上げます。ニュー泊崎荘からは、三陸道をつかって40分!よかったら見にきてくださいませ^^ もっと見る
満月を見ながら瞑想もできるような設計に...
2023/04/30 15:00こんにちは、若旦那のまろにぃです。露天風呂の設計案ができてきましたので公開いたします。露天風呂のとなりにデッキがあるような構造をしています。※あくまで設計はイメージで大きく変更されることがあります。月も正面に正面にくることもありますので、満月の日に海を見ながら瞑想などもよいのではないかと考えています。これまで設計図がなかった状態でしたので自分達でも現実味がなかったのですが、設計図ができてくると大きく変わりますね^^これからはニュー泊崎荘や三陸でのイベントなどについて紹介させていただきます。できるだけ毎日更新していきますのでよろしくお願いいたします^^ もっと見る
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