▼はじめにご挨拶
はじめまして。長野県の南信州飯島町でわら細工の伝統技能の継承と販売を目的に活動をしている合同会社南信州米俵保存会の代表 酒井裕司(さかいゆうじ)と申します。
この度は私たちのプロジェクトに目をとめていただきありがとうございます。
わら細工というと皆さんはどんなイメージがありますか?「古臭いもの」「正月飾り」などなど、そもそも「知らない」「身近にない」人の方が多いと思います。
日本は米の国。2000年以上にわたる米の歴史はわら細工の歴史でもあり、古来より日本人の生活に密着したものでした。しかし生活スタイルの多様化で、急速にわら細工が姿を消していきました。私はこれが悪いことだとは思ってはいません。ただ寂しいんです。2000年続く伝統文化が急速に廃れ、忘れ去られていくことに・・・。
わら細工職人も高齢化し後継者もほとんどいない状態です。今行動しなければわら細工の伝統技術が絶えてしまうかもしれません。「なんとかしなければ!!」そんな思いの仲間が集まって6年前からわら細工の勉強会を始めました。
私たちは「わら細工の伝統文化、技術を次の世代に残す」そんな熱い想いで活動しています。
2000年続くわら細工の伝統を継承するため皆さんのお力をお貸しいただきたい!!ご支援どうぞよろしくお願い致します!!
▼世界一の「猫つぐら」を作りたい!!
今日本は空前の猫ブーム。「猫つぐら」は猫好きの方なら一度は聞いたことがあると思います。猫つぐらとは稲わらを編んで作った猫のお家。冬は暖かく、夏は涼しい猫にとっては最高のお家です。猫ブームのおかげで需要が増えています。産地は新潟県と長野県。場所によっては6年待ちのところもあり、全国の愛猫家から「欲しくても買えないもの」としてテレビ番組のランキングでは2位に上がったこともあります。猫つぐらを一つ作るのにかかる時間は5日間、なかなか量産できるのもではありません。機械化できないこの作業、全て手作りで製作しています。
日本の猫つぐらの年間生産量は1500個にも満たず、職人も高齢化でどんどん減っています。このままでは何年後には猫つぐらがなくなってしまうかもしれません。
そこで私たちは職人の中で猫つぐらチームを組織し、この技術に特化して技術を継承し新製品開発に取り組むようになりました。夢は大きく目指すは生産量日本一!!猫つぐらの世界販売!!
猫つぐらを私たちが先駆けて世界で販売する基礎固めをこのプロジェクトで実現したいと思います。
▼わら細工職人を目指したきっかけ
6年前に始めた米俵を担いで走るマラソン大会「飯島町米俵マラソン」を開催したことがきっかけでした。
大会に使用する米俵を作る必要に迫られ始めたわら細工。その当時80歳のわら細工名人に弟子入りし、学んでいく中でわら細工の魅力に魅了され、いつの間にかわら細工を本職とするわら細工職人となりました。
その昔は農民であればわら細工は必須の技術、わら細工職人は農民の人数だけいたと言われています。しかし現在その数も激減し本職のわら細工職人は数えるほど。数多くあるわら細工の伝統品の多くを継承するには少人数では間に合わない。そこで同じ志を持つ30~40代の若手でわら細工職人集団を結成し伝統技能を学ぶこと、そしてわら細工が今後も残っていくために需要のある新しいわら細工の創作活動を行っています。
▼今なぜわら細工なのか
皆さんはわら細工の歴史と伝統をご存知ですか?
稲作は今から2000年以上前の紀元前3世紀に中国大陸から伝来したといわれています。稲作の伝来以降日本では様々な神様を奉り、多彩なわらの文化を形成してきました。わらを漢字で書くと、「木よりも高い草」藁となります。木よりもずっと価値があるともいわれることがあります。およそ二千年にわたる稲作と農業生活から生まれたわら細工は、とても豊かで美しく、造形美としての新しい価値観を生みながら、私たちに「稲作文化」と「農業文化」の大切さをあらためて認識させてくれます。世代を越えて継承されてきた「わら細工」の中にこそ、豊かな農業生活と食文化の歴史や営みを垣間見ることができます。
米を収穫した後の稲わらは様々な形で活用され私たちの生活に欠かせないものとなりました。わら縄やわらじ、米俵など日用品として使うものは時代劇や映画で見たことのある人は多いと思います。時代とともに日用品のわら細工がいつしか芸術品として昇華し、神聖な場所を清めることにも使われるようになりました。
私たちは活動を始めて6年、今までに米俵や猫つぐらなど4000個以上の製品を世に出してきました。「懐かしい」「嬉しい」「癒される」そんな言葉を多くいただき、たくさんの方に喜ばれています。
ふと思いました、「わら細工は皆を癒し、喜ばす力があるんじゃないか?」
そもそも稲わらは神様が宿るもの。良い使い方をすれば良い神様が訪れ、悪い使い方をすれば呪いの藁人形のように悪い神様が訪れる。思い返せば昔はどこの家にもある神棚にはしめ縄があり、お正月にはしめ飾りを飾り良い神様を訪れを祈っていました。
生活スタイルが急激に変わり、日々の忙しい生活に追われ心の余裕が、当たり前の風習が徐々に消え心の拠り所がなくなってきているような気がします。これだけ物があふれた時代だからこそ稲わらの持つ自然だからこそ感じれる「素朴さ」「暖かさ」を感じてもらいたい!!だから今こそわら細工が必要だと思っています。
▼わら細工業界の現状
2000年以上あるわら細工の歴史、伝統は今や風前の灯火。職人の高齢化と後継者不足で危機的な状況になっています。
原因は大きく2つあります。
一つ目は生活スタイルの変化でわら細工の需要が激減し、職人もわら細工で生活できなくなったこと。
二つ目は原料となる稲わらがコンバインでの刈入が増えたことで収穫できなくなったこと。
今何とかしなければ2000年以上続く歴史と伝統が絶たれてしまう。ぜひ多くの皆さんにこの現状を知ってもらい、応援したいただきたいと思っています。
▼南信州米俵保存会の取り組み
私たちはわら細工業界の復活と活性化のため、合同会社南信州米俵保存会を設立し活動を始めました。
「わら細工の魅力を多くの人に知ってもらいたい!!」
そのために2つのことを行っています。
一つ目は、若いわら細工職人の養成と創作わら細工の創出
わら細工職人の数が増えなければわら細工業界の発展はないと思っています。現状ではわら細工を始める人の多くは定年退職し老後の趣味として始める人が多く、若い方の参加が全くないのが現状です。65歳から始めても10年後には75歳、上達した頃には引退間近。それでは意味がないと私たちは感じでいます。そこで私たちは30,40代の若手でわら細工の研修を行い職人を育てています。
そうすれば今後50年以上わら細工の伝統が継続し、その間に多くの職人を育てることができる。そしてわら細工の発展のため若い感性で今までにない新しいわら細工を製作し「創作わら細工」のジャンルに挑戦。「今までなかった、こんなものが欲しかった」そんな新しいわら細工を作っています。
二つ目は、原料となる稲わらを高品質なものにするための研究
良いわら細工を作るには高品質な稲わらが絶対に必要になります。昔からわら細工に使う稲わらには天日干しの「はざ掛け」の稲わらが使われてきました。しかしこの方法では稲わらが雨に当たりカビたり、蒸れたりして良質の稲わらがとれるかは天候次第。年によりわら細工の品質が左右される不安定な状況でした。
わら細工の製造過程は稲わらを手作業で編むことだけではありません。稲わらを作ることから始まっていると私たちは考えました。そこで私たちは稲わらから作ることに取り組み、協力していただける稲作農家さんの田植えから収穫までお手伝いし私たちの求める稲わらの生産を行っています。そして一度も雨に濡らすことなくビニールハウスで乾燥させ良質な稲わらをつくり、次の収穫まで稲わらをカビさせないよう倉庫で保管しています。
▼日本のわら細工に新しい風を吹かしたい!!
弊社のモットーは「伝統と遊び心」
わら細工の伝統技能を引き継ぎ、そこに遊び心を加えて新しいわら細工に挑戦していきます。
そしてわら細工を日本のクールジャパンとして世界に販売、今までなかったわら細工を世に出したいと思っています。
「わらの可能性は無限大」次につなげる活動を通して、わら細工業界の発展に寄与したいと考えています。
▼リターンについて
今回リターンは10種類ご用意しております。
どのリターンも職人が1つ1つ手作りで製作したわら細工です。
皆さんのご自宅や会社などで是非ご活用ください!
3000円 お礼のメッセージと年末にしめ飾り(中)を送ります。
年末の12月25日以降にお届けとなります。
職人手作りのしめ飾りで新年を飾ってください。
5000円 お礼のメッセージと年末にしめ飾り(大)を送ります。
年末の12月25日以降にお届けとなります。
職人手作りのしめ飾りで新年を飾ってください。
10000円 お礼のメッセージと猫ざぶとんを送ります。
愛猫のための稲わらで作った座布団です。
裏面は爪とぎとなり愛猫も大満足です!!
10000円 お礼のメッセージと米俵の貯金箱「萬福俵(10万円貯まるタイプ)」を送ります。
日本初の本物の米俵の貯金箱です。
500円玉で10万円貯まります!!
20000円 お礼のメッセージと5kgのお米入り米俵を送ります。
本物の米俵にお米を入れてお届けします!!
縁起物として米俵を飾ってください。
※職人手作りの限定品です。
50000円 お礼のメッセージと弊社オリジナル製品「猫わっこ」を送ります。
弊社のオリジナル製品です。
トンネル状の猫のお家で猫も大喜び間違いなし!!
※職人手作りの限定品です。
70000円 お礼のメッセージと猫つぐら(35cm)を送ります。
普通の大きさの猫が入るサイズとなります。
職人が心を込めて手作りしています。
※職人手作りの限定品です。
80000円 お礼のメッセージと猫つぐら(40cm)を送ります。
大きめの猫が入るサイズとなります。
職人が心を込めて手作りしています。
※職人手作りの限定品です。
80000円 お礼のメッセージと猫なべ(40cm)を送ります。
弊社オリジナル製品です。
鍋に入った猫に癒されます!!
※職人手作りの限定品です。
100000円 お礼のメッセージと猫つぐら(45cm)を送ります。
猫が2匹または大きい猫が入るサイズとなります。
職人が心を込めて手作りしています。
※職人手作りの限定品です。
▼資金の使い道
わら細工職人養成のための教室開設の資金 20万円
(教室会場の使用料と設備の購入費)
わら細工職人への講師料 20万円
稲わら等の材料費 10万円
合計50万円
▼おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
このプロジェクトを通して多くの皆様に日本のわら細工の現状について知っていただきたい!!
わら細工の先生方がご健在のうちに多くを学び、今後若い力で日本のわら細工を背負っていきたいと思っています。
日本のわら細工がこれからも残り、発展していくよう全力で頑張っていきます!!
皆様のご支援宜しくお願い致します。
合同会社南信州米俵保存会
代表社員 酒井裕司
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