九州と朝鮮半島の狭間に位置する、長崎県 対馬。ここは、東西を対馬海流が流れ、島土の約9割が山地である、海と山の恵みあふれる島です。
対馬近海は、魚が多い黒潮と、栄養素となる植物プランクトンが豊富な親潮がぶつかる好漁場であり、脂の乗った対馬の魚介類は、市場で高値で売られています。
そんなよい環境で育った新鮮な魚介類をタレにつけ、石英斑岩(せきえいはんがん)という特殊な岩を熱し、その上でお好みの加減で焼いて食べるのが、対馬の郷土料理「石焼き料理」です。
この「石焼き」のおいしさを全国に届けたい!とプロジェクトを立ち上げました。
はじめまして!上野翔大と申します。対馬で生まれて18歳まで過ごし、現在は福岡県で暮らしています。
僕の祖父母は、「石焼き料理」発祥の地と言われる対馬市 美津島町 根緒(みつしままち ねお)で民宿「上野荘」を営んでいました。「石焼き料理と言えば上野荘」と言われるほど、「石焼き料理」は上野荘の名物料理。しかし上野荘は、2022年4月に惜しまれながら廃業しました。
孫である僕は、ばあちゃん秘伝のタレで食べる、上野荘の「石焼き料理」のおいしさを途絶えさせたくない!逆に今までよりたくさんの方に味わってほしい!と、全国のみなさまに向けての通販事業をはじめる先駆けとして、この度クラウドファンディングを実施することにしました。
「石焼き料理」の発祥は、漁師たちが港で暖をとりながら刺身の残りを石の上で焼いて食べた豪快な漁師めしだと言われています。
祖父母は、「石焼き料理」発祥の地の美津島町 根緒にある上野荘で、せっかくだから「石焼き料理」を広げていきたいと考え、食事として出すようになりました。
上野荘での「石焼き料理」は、七輪で長時間熱した石英斑岩の上にタレにくぐらせた魚介を乗せ、お好みの焼き加減で食べていただいていました。この石英斑岩は、熱に強く、長時間熱しても割れません。対馬では根緒地区の海岸のみで見られ、それも年々減っているので、他の石での代用も試みましたが、どれも割れてしまったと言います。
僕も子どもの頃に、海岸まで上野荘で使う石英斑岩を探しに行った記憶があります。
上野荘は民宿だったので、職人さんなど長期滞在の方が多いのが特徴でした。以前長期滞在されていた方が「退職したので、上野荘の石焼き料理を食べに来ました!」とまた訪れてくれることがあるほど、長年愛されてきた味なのです。
こだわりは、新鮮な魚介であることはもちろん、その「秘伝のタレ」。もともと漁師さんたちは、砂糖醤油をかけて焼いていたそうですが、民宿で出しはじめる際に、祖父母がよりあう味に改良しようと考えたのだそう。試行錯誤を続け、たくさんのお客さんに試食をしてもらって意見を聞きながら、開業してから半年ほどの時間をかけて今のタレが完成したのだそうです。辛すぎず、甘すぎず……多くの方に好まれる味だと僕は感じています。
上野荘の「石焼き料理」を食べてくださったお客さまたちから、こんなお声をいただいています。
・魚が食べられなかったが、このタレとであれば魚も食べられて癖になる味でした
・今までに食べたことのない魚料理で感動しました
・韓国のお客様も絶賛
・旅行会社の人に「食べるなら上野荘の石焼き」と聞き、食べてみましたがすごく美味しかった
通信販売というかたちで上野荘の「石焼き料理」を全国のみなさまにお届けするにあたって、そのおいしさを損なわないように最善を尽くしています!
魚が苦手な人は、よく「臭い」と表現しますが、それは魚をさばく際に、菌が発生してしまっているから。魚が苦手で食べられないという人も、対馬に来たら全く臭くなくて食べすぎた!ということがよくあるくらい、新鮮な魚は臭みがありません。
そして、臭みを防ぐには、さばき方がとても重要なんです。
通信販売でお届けする対馬の魚介類は、私の父がさばきます。
父は、長らく学校や病院などの集団給食の管理をしてきた経歴を持ち、その際に、衛生的に魚をさばくためのさまざまな研究をしてきました。地元の漁師さんたちも、自分たちがさばくのと、父がさばくのでは全然おいしさが違う!と言って、集まりのときに刺身にするときなどは、父にさばいてくれとの依頼がくるほどです。
臭みのない、新鮮な状態の対馬の魚介のおいしさを、ぜひみなさんに味わってほしいです!
対馬の魚介のおいしさをそのままお届けするために、鮮度には徹底的にこだわっています。私たちの加工場は、上野荘の駐車場だったところに建設しましたが、そこは漁港から歩いて3分!
↑港から、作業場まで歩いてみました!島の雰囲気が味わえる動画ですので、ぜひご覧になってお散歩気分を味わってみてください!
漁師さんから直接買い付け、すぐに加工場に持ってきて、獲れたその日のうちに父がさばき、刺身にして、おいしさを損なわないよう瞬間冷凍します。
マグロも養殖しているものを水揚げしてすぐ、さばいて瞬間冷凍しています。
さばき方とさばくまでの時間が、おいしさを保つための第一関門!
そして刺身の状態にまでして瞬間冷凍してあるので、ご家庭に届いたら、解凍してそのまますぐ食べていただけます!
おいしい状態で瞬間冷凍までできたら、それを可能な限りすぐにご家庭に届けるべく、宅配便で直送します。
「対馬の魚」として都会で売られている魚介は、実際は、対馬から福岡まで船で送られ、そこから山口へ、そして東京へ……と、大変長い流通経路をたどっているため、どうしても鮮度が落ちてしまうのは否めません。
それを、対馬からご家庭まで直送できたなら、ずいぶん流通経路の短縮になります。
さすがに石英斑岩もお送りするのは難しいので(笑)、ご家庭ではホットプレートやフライパンで焼いていただきます。
刺身のままでも召し上がっていただきたいのですが、ぜひばあちゃんこだわりの秘伝のタレをくぐらせ、軽くあぶって「石焼き料理」的に味わってください!!
上野荘のお客さんみたいに、リピーターになってくださる方が現れたら、とっても嬉しいです!
リターンといたしまして、以下のようなものをご用意しております。
●対馬の郷土料理石焼きセット(2〜3人前)+対馬産本マグロ丼セット×2:早割¥5,000/通常¥6,000
●対馬の郷土料理石焼きセット(2〜3人前)+対馬産本マグロ丼セット×2+対馬産天然ぶりしゃぶ(2〜3人前):早割¥9,000/通常¥10,000
●対馬の郷土料理石焼きセット(2〜3人前)+対馬産本マグロ丼セット×2+対馬産クエ鍋セット(3〜4人前):早割¥11,000/通常¥12,000
●対馬の郷土料理石焼きセット(2〜3人前)+対馬産本マグロ丼セット×2+対馬産天然ぶりしゃぶ(2〜3人前)+対馬産クエ鍋セット(3〜4人前):早割¥17,000/通常¥18,000
クエは、下処理がとても大変な魚なのですが、丁寧にさばき、処理して、すぐに食べていただける状態にして冷凍でお届けします!
今の時期のぶりは、脂が乗って、本当に美味しいです!
※お届けする魚は、ぶりは天然、それ以外は対馬の海での養殖になります
いただきました支援金は、CAMPFIRE手数料17%を除きまして、「石焼き料理」を全国に広めるための広告宣伝費として使用させていただきます。
2023年3月30日 クラウドファンディング終了
2023年5月 リターン発送予定
対馬は自然が豊かで、暮らす人たちみんなが温かい―僕は18歳で島を出てから、それまで当然だと思っていた対馬の環境が、当たり前でないことに気がつきました。
祖父母が営んでいた上野荘、そしてそこで振る舞われるおいしい魚介類の「石焼き料理」は、僕にとって対馬の象徴のようなものです。対馬のおいしい魚介を食べてほしい、上野荘の「石焼き料理」の味を残していきたい―そんな強い思いを持ってこのプロジェクトを立ち上げました。
ぜひ、ばあちゃんの秘伝のタレで食べる「石焼き料理」、ご賞味ください!!応援くださると嬉しいです!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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