9月4日の夕刻です。プロジェクトスタートから25日目となり、あっという間にプロジェクト完了に向けて、折り返し地点まで来ました。例外的に暑い日が続く「冷涼な夏」が自慢のここ浦河町でも、虫の声が聞こえはじめ、朝晩は随分と過ごしやすくなってきたこの頃です。
お陰さまで、ご支援いただいた額が、もうすぐ150万円に達します。心より感謝申し上げます。これからも、みなさまの応援をどうぞよろしくお願いいたします!
さて、写真ですが、これは、森のがっこうの隣に建つ、姉妹園「浦河フレンド森のようちえん」の夜の姿です。日中は「こども園」ですが、夜は「オトナ園」の顔も持つ園舎を写真家・藤塚光政氏が写真に収めてくださいました。
今回のプロジェクトページなどでは、あまり森のようちえんについて触れる機会がないので、園舎の写真をご紹介しようと思った次第です。私は昨年までこの「ようちえん」の園長も務めていましたが、その間ずっと「いつかはオルタナティブスクールを開きたい」と思っていました。今年、私は園長職を信頼できる部下に任せ、理事長に専念すると同時にスクール開校のための準備を進めました。
そんなある日、ある職員と昔話をしました。彼女の2人の子ども達は、本園を卒園し、現在中学生になっています。彼女曰く、「うちの子ども達が(小学生時代)よく言ってましたよ。『えんちょう先生、学校つくってくれないかな。フレンドの学校があればいいのに。 』って。」私はビックリして「えー!そんなこと言ってたの⁉」と思わず言ってしまいましたが、正直嬉しかった。「あぁ、そんな風に思ってくれてたんだな。ようちえんが楽しかったんだな」と感じたからです。
そうなんです。私たちが目指すのは、浦河フレンド森のようちえんの延長線上にある学校なんです。毎日が充実していて、楽しい。明日も行きたい。幼児期と学童期に明確な区別は必要ないと思っています。同じ子ども時代。やんちゃで好奇心旺盛で、わがままな子ども時代を過ごしてほしいですね。それができる環境を用意してあげることが、私たちの役割だと思っています。