私は38歳のときに仕事中の事故で右腕を失いました。
当時はとても落ち込みましたが、新たな人生を前向きに生きるために、サーフィンを始めてみようと思いました。
当初は神奈川から定期的に宮崎に通っていましたが、本気でサーフィンを練習できる環境を求めて、45歳のときにサーフィンの聖地宮崎県へと移住して、現在52歳、今も毎日のようにサーフィンの練習をしています。
サーフィン経験のなかった私にとって、片腕でサーフィンサーフィンをすることは並大抵のことではありませんでした。
「片腕の私にサーフィンを教えてください!」
いくつものサーフショップにメールをしました。
そんな唐突な私のお願いを快く引き受けてくれたのはガッキーサーフショップのガッキーさんでした。
ガッキーさんの指導はとても厳しかったです。毎日怒られました。
ガッキーさんも片腕で波に乗り方のコーチングはしたことはありませんでした。
厳しい指導は彼なりの愛情だったのかと思います。
「なんでこんなに怒られないといけないの?」毎日そう思いましたが、悔しさをバネに頑張りました。
当然、他の人より上達するスピードは遅かったです。
「どうせできないに決まっている」そんな周りの目を見返してやろうと思いました。なにくそ根性です!
そして波に乗れた瞬間の感動は言葉にできないほどの感動があります。
写真は、私に厳しく愛情をもって教えてくれたガッキーサーフショップのガッキーさん
サーフィンをするうえで困ることが2つあります。
1つ目は、パドリングです。
波に乗る直前に、両腕で水面を思い切り漕いで推進力をつけて波に乗るのですが、私はそれを左腕だけで行う必要があります。
義手をつけた右腕では上手に水面を漕ぐことができません。
2つ目は、姿勢の変更です。
波に乗る瞬間、サーフボードに寝転がった状態から立ち上がるために、両腕で体を支える必要があります。
私はそれを左腕一本で行う必要があります。
左腕の肘から手首までをサーフボードにぐっと押さえつけて、体のバランスをとります。
何度も何度も、何度も何度も失敗して、なんとか波に乗れるようにはなりました。
でも、どうしても推進力が足りずに失敗してしまうことが多いです。
「右腕でもっと水をかくことができれば…」
失敗するたびに何度もそう思いました。
そんなときにNoiseKongの金子さんと出会いました。
金子さんは普段はサーフボードのシェイパーとして全国のお客様のサーフボードを制作しており、とても器用でなんでも作れます。
私の悩みに親身にのってくれて、私の為に水かき付のサーフィン用パドルハンド(義手)制作を請け負ってくれました。
金子さんも水かき付の義手の製作は初めての経験で試作が必要です。
今もなんども試作品を作っては、これで試してみて?と笑顔で持ってきてくれます。
ですが、いまだにしっくりくるサーフィン用パドルハンド(義手)は完成していません。
写真は試作中のサーフィン用パドルハンド(義手)を右手に装着している様子
こんな私に熱心にサーフィンを教えてくれたガッキーさんや、金子さんの期待に何か答えることができないかと考え、私はパラサーフィンの大会に出場することを決めました。
私が大会で活躍することによって、ガッキーさんや金子さんをはじめ、私を支えてくれるたくさんの人の期待に応えることができて、同じように事故で腕を失った多くの人の希望になれると信じています。
そのための、自分に合うサーフィン用パドルハンド(義手)の試作、そしてパラサーフィン大会会場へ遠征するためにどうしても費用が必要です。そこでクラウドファンディングで皆様のお力をお借りしたいと思いました。皆様のご支援を何卒よろしくお願い致します。
サーフィンの師匠のガッキーさん(写真左)と、サーフィン用パドルハンド(義手)製作を請け負ってくれた金子さん(写真右)
今回のクラウドファンディングでは、折角機会をいただいて参加させていただくので、最適なサーフィン用パドルハンド(義手)の制作だけでなく、日頃お世話になっているガッキーさんのコーチングを受け、なにかしら結果を残したいと決意を固めています。パラサーフィンの会場である静波サーフスタジアムは淡水であるため、サーフボードや、体への浮力もも変わってきます。その為大会前に一度現地でライディングテストを行いボードの選択も行っていくつもりです。下記に明細を記載します。
1.サーフィン用パドルハンド(義手)の製作費及び研究開発費
2.レッスンコーチング費用
3.現地の下見費用
4.大会参加費用
5.CAMPFIRE手数料
<プロジェクトの実行状況と今後の活動について>
2月 クラウドファンディングの企画が立ち上がり
ガッキーさんと二人三脚でトレーニング開始
金子さんサーフィン用パドルハンド(義手)制作スタート
3月 宮崎でコーチング
金子さんにより現在サーフィン用パドルハンド(義手)施策2号機でテスト中
4月 静波サーフスタジアムの視察とチェックライド
クラウドファンディング及びYoutubeなど、SNSで拡散開始
クラウドファンディング終了
4月26日 PARA SURFING FESTA2023 場所:静岡県牧之原市静波
大会URL:
5月から リターン用動画、ボード等制作着手
飲み会、サーフィン体験などサービス関連の企画とスケジュール調整
6月~7月 飲み会実施(リアル参加、zoom参加)
サーフィン用パドルハンド(義手)の開発は現在進行形でプロトタイプ2号機まで制作、検証を重ねています。
初号機
二号機
〇お礼のメール
感謝の気持ちをメールにてお伝えさせていただきます。
〇お礼の動画
感謝の気持ちを動画にてお伝えさせていただきます。
<これから追加していくリターン>
〇ガッキーさんのサーフィン講習
私の師匠のガッキーさんからあなたのレベルに合わせたサーフォン指導をしていただけます。
〇あなたのサーフィン姿をドローン撮影
協力いただいているAKAPRODUTIONさんからあなたのサーフィンしている姿をドローン撮影して頂けます。
〇片腕のサーフィン選手と飲み会できる権
飲み会をしながら私のこれまでの経験やこれからの挑戦についてお話ししましょう。
〇片腕のサーフィン選手とZoomできる権
遠方の方とも親睦を深めるためにZoom飲み会の参加権もご用意しました。
〇片腕のサーフィン選手と一緒にサーフィンできる権
私と一緒にサーフィンしながら親睦を深めましょう。
〇VIP支援 サーフガイド
ガッキーさんがその日の最適なサーフポイントをガイド致します。
回数は5回までとさせて頂きます。
〇VIP支援 サーボードフルリノベーション
25年の職人歴をもつ金子さんによるサーフボードのフルリノベーションです。
〇VIP支援 サーボード制作
25年の職人歴をもつ金子さんによるサーフボードがオーダーできます。
ショートボード、ミッドレングス、ロングボード、各種世界に一つのサーフボードをオーダーいただけます。
事故で右腕を失った当時は、なかなか事実を受け入れることができず、人生に前向きになれない時期もありました。そんな日々を乗り越えて、今日も明るく毎日を過ごせているのはこれまで私を支えてくれた方のおかげです。そんなお世話になっている皆さんの期待に応えるために、私は4月26日パラサーフィンの大会に挑戦します。また、その挑戦を通して、私と同じように事故で体が不自由になってしまった方の希望になれたらと考えています。たくさんの方の期待を背負いながらこれから活動していこうと思います。そのために皆さんのお力をお貸しください。何卒よろしくお願い致します。
https://parasurfingfesta.jp/
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
<注意事項>
リターン品ご購入後の払い戻しは一切受け付けませんので、予めご了承ください。
<協賛パートナー>
ガッキーサーフ(ガッキーさん)サーフコーチング
NoiseKong(金子さん)サーフィン用パドルハンド(義手)
AKAPRODUTION(赤澤 直、日高 健二)クラウドファンディング支援、SNS、Web及び映像制作
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