2023/03/05 17:31

こんにちは。インターンの野地です。

3/3より開始いたしました「空爆の続くミャンマーへ。教育支援で子どもたちに明るい未来を。」クラウドファンディングキャンペーン。 現時点で7名の方からご支援をいただき、目標の4%を達成しております。ご支援をいただいた皆様、SNSを通して応援いただいてる皆様、一人ひとりからのメッセージにとても力をもらっております。スタッフ一同より、感謝申し上げます。

昨日、オンライン参加型イベント「紛争地と向き合う。空爆の続くミャンマーのため活動する団体と話してみませんか?」を開催いたしました。本日は、その模様をお届けします。


インターバンドからは、代表・小峯をはじめとして、学生インターン5名が参加し、簡単に団体の紹介や活動紹介をいたしました。そして、私たちの活動の一つの柱となっている国、ミャンマーとはどんな国なのか、現在どのような状況なのか、といったことを、クイズを交えながら紹介いたしました。 さらに、今回のイベントの目玉であるパネルディスカッションでは、イベントに参加していただいた5名の方々と、以下の3つの議題について意見を出し合いました。

議題1. 日本で教育を受け、皆さんが学んだことは何ですか?
議題2. 紛争地で子どもたち(若者)はどんな課題に直面していると思いますか?
議題3. 紛争地の子どもたちに必要なことは何だと思いますか?私達には何ができますか?

議題1では、各々が自分の学生時代、幼少期を思い返して、学校で学んだことについて意見を出し合いました。「子供時代の出会いが自分に夢を持たせてくれた」と言った意見や、「失敗したり喧嘩したりすることから学んでいく場所だった」との意見がありました。誰もが通ってきた子供時代の学びの場として学校がどんな意味を持っていたのかを再確認し、議題2、3では、紛争地の子どもたちにとって、教育の面でどのような影響が出て、そのために何が必要なのか、私たちに何ができるのかと言った意見交換を行いました。参加者の皆様からは、「いつも死の危険と隣合わせで、子どもにはメンタルケアが必要なのではないか」と言った意見に「例えば家族以外の人に話を聞いてあげられる人や環境が必要ではないか」と言った意見もあり、今後、私たちがミャンマー支援を続けていくにあたって、向き合うべき問題に触れることができました。

他にも、紛争地で教育が止まってしまうことで、「将来の選択を奪われ、就職できず、兵士や犯罪が増えてしまう可能性もある」と言った意見も挙がり、紛争が与える影響は経済など目に見えるものだけでなく、その国の未来にも大きく影響を与えるものであるということを改めて考えさせられました。 

特に私が印象に残った意見は、「若者が社会的に閉ざされた環境におかれ、SNSの制限、表現の自由が奪われていることによって、創造性がなくなってしまう事を懸念し、紛争地では読み書きや知識を詰め込むような勉強ではなく、創造性を育むことができる、美術や音楽などの授業に積極的に力を入れていくべき」と言った意見でした。個人的には、そう言った自由な創造性が求められる授業があまり得意ではなかったのですが、小・中学生の頃にそれを学んできな意味を認識することができ、大変貴重な機会になったと感じています。


今回、インターバンドとしては久しぶりとなる参加型のオンラインイベントとなり、参加者の皆様とリアルタイムで会話のように意見を交換する機会を得られたことは、とても大きな意義がありました。イベント開催のために、私たちも1からミャンマーについて、クーデターの背景について、私たちがしてきた活動について学び直す機会となりました。その上で、参加者のみなさまから新たな意見をいただき、私たちにできること、私たちがやるべきことについてクリアにすることができたのではないかと思います。

イベントにご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。 


明日は、インターバンドがこれまでにしてきたミャンマー支援、カレン族人道支援についてご紹介していきます。 

明日もお楽しみに!!