『ダンマパダ法話全集 第八巻』の魅力を釈徹宗先生にご解説いただきます!
サンガ新社の佐藤由樹です。アルボムッレ・スマナサーラ長老の著書『ダンマパダ法話全集 第八巻』のクラウドファンディングは、予約冊数が「405冊」となりました。そして、ネクストゴールの「500冊」を目指して、最終日の4月9日(日)まで活動しています。
みなさんからの温かいご支援に心よりお礼申し上げます。
そして、ラストスパートのこの大切な時期に、嬉しいニュースをお知らせします。
『ダンマパダ法話全集 第八巻』の「序文」を、僧侶で宗教学者、相愛大学学長でもある釈徹宗先生にご寄稿いただくことが決定しました!
序文は本書の冒頭に約3ページで掲載予定です。「ダンマパダ」とはどのような特質をもつ経典なのか? そしてスマナサーラ長老による経典解説を、私達が自分の人生に活かすにはどうすればよいのか? そのポイントについて釈徹宗先生よりわかりやすくご教示いただきます!
釈徹宗先生とサンガのご縁を結んだ「2008年のダンマパダ」
今回、釈徹宗先生に『ダンマパダ法話全集』の序文をご寄稿いただけることになり、あらためて深いご縁を感じました。
というのも、旧サンガ時代に釈徹宗先生と出会い、そしてサンガから刊行した釈先生の書籍が、ダンマパダを扱った『いきなりはじめるダンマパダ お寺で学ぶ「法句経」講座』だったのです。
『いきなりはじめるダンマパダ』より「ダンマパダ」の魅力をご紹介
『いきなりはじめるダンマパダ』を刊行したのは2008年。編集したあのときは、もう15年前になるのですね。
今回、本書を読み直してみまして、釈先生の解説は仏教経典への関心をぐっと高めてくれることをあらためて実感し、素晴らしいなあと思いました。
どのようにダンマパダを解説しているのか、ちょっと気になりますよね。そこで『いきなりはじめるダンマパダ』の冒頭部分を、少し引用してご紹介したいと思います。
◆『ダンマパダ』は、膨大な仏教経典の中でも、とても貴重な「お経」です。『ダンマパダ』の中には、ブッダ(釈尊)が在世当時に話していたと思われるマガダ語系のニュアンスが各所に見られます。おそらく、ブッダが語った言葉そのままが残っている部分もあることでしょう。成立年代には諸説あるのですが、とにかくかなり古いテクストであることは間違いありません。(『いきなりはじめるダンマパダ』pp.14-15)
◆『ダンマパダ』は、全部で四二三偈あって、一番から四二三番まで番号がついています。一つひとつが短い金言になっていて、アフォリズムあふれる経典です。(『いきなりはじめるダンマパダ』p.16)
◆『ダンマパダ』には、出家者を想定したメッセージが多く述べられているということも留意してください。もちろん、出家者・在家者関係なく、〝人間として〞という視点に立っている偈もたくさんあります。(『いきなりはじめるダンマパダ』p.30)
◆私たち在家仏教者にとって、いや仏教徒以外の人にとっても指針となり、現代人の苦悩に対してもきっと何か別の回路を提示してくれることでしょう。ですから、決して出家者向けだけの経典ではありませんし、また「出家」を説く言葉の中にも私たちが日常を生きる手がかりがあります。なぜなら、それは、たとえ出家という形態を選択せずとも、私たちが漠然ともってしまっている「自分の都合」という枠組みを揺さ振る言葉だからです。「ああ、そうか。そういう価値観だってあるんだ」「今までそんなふうに考えたことなかったなぁ」なんて感じることができれば、それだけでものごとを見る眼が少し変わるかもしれません。(『いきなりはじめるダンマパダ』pp.31-32)
なぜ出家者に向けた言葉が、いまこうして生きている現代人の支えになるのか、この短い解説で一気に本質に迫ってきます。釈先生のご解説に触れると、ダンマパダをじっくり読み進めていきたいという気持ちになりますね。
今回、事前予約を受け付ける『ダンマパダ法話全集 第八巻』は、釈先生の序文から始まり、スマナサーラ長老の解説で「ダンマパダ」を読めるのですから、たいへん贅沢な一冊になります。
釈先生には、お忙しいところに序文のご寄稿をご承諾いただき、本当にありがとうございます!
「4月9日(日)23時59分」まで、よろしくお願いします!
お得な価格で事前予約ができるクラファンの最終日は「2023年4月9日(日)23時59分」です。いよいよ「残り6日」となりました。ラストスパートとなる最終週のお力添えを、どうぞよろしくお願いいたします。