ごあいさつ
豊かな海にぐるりと囲われた大分県国東(くにさき)市。
味噌・醤油の醸造所「国東半島かね松」はここで創業して131年を迎えました。
2021年に5代目に就任した西百恵が、伝統を受け継ぎつつ時代に合わせて誰でもカンタンに料理を楽しめる商品の開発に取り組んでいます。
達成したいこと
同じ国東市で、地元漁師から揚がってきた牡蠣を養殖して市場に出荷しているベンチャー企業があります。海の栄養をたっぷり吸い込んだこの牡蠣の中には、形が整っていなかったりして廃棄されてしまうものがあります。
かね松はこの牡蠣に惹きつけられ、当社の自慢の醤油とブレンドした「かき醤油」を開発します。
廃棄されてしまう牡蠣の旨味を贅沢に使ったこのかき醤油は、ほんのひと手間で普段の料理を特別なものに変え、また、地域資源の循環を生み出します。
私たちのこと
国東半島かね松(有限会社安永醸造)は明治25年に創業し、地域の方に支えられ、地域の食卓に欠かすことのできない味噌と醤油を作り続けて参りました。
国外の企業で働いていた私が帰国して稼業を継ぐことになったのは6年前、それまで会社を切り盛りしていた父の他界がきっかけでした。
急なことでしたので、父から全てを教わることは叶わず、亡くなった後、母と二人で記憶やノートに記されたメモを頼りに麹づくりに励む毎日でした。
当初は思い通りの麹ができず何度も落ち込みましたが、様々な方のお力添えのもと、2年が経過した頃から少しずつ手応えを感じ始めました。
5年間の修業を経て正式に5代目に就任した今、父から引き継いだ伝統を守る一方で時代の変化に合わせ、忙しい毎日にひとつでも手作りの料理を食卓に並べてほしいという願いから、おかず味噌やスパイス味噌といった「時短商品」の開発も手掛けています。
今回、地元の養殖業者さまから良質な牡蠣が市場に出回ることなく廃棄されていることを聞き、弊社の自慢の醤油とブレンドした牡蠣醤油の開発を思い立ちました。
経済の都合の中で棄てられてしまう海の宝石のような牡蠣。この牡蠣の旨味を逃がすことなく抽出し、自慢の醤油とブレンドすることで普段の料理をぐっと引き上げる商品をお届けできることをお約束いたします。
牡蠣の魅力
養殖事業の中で地元の漁師さんたちによって水揚げされるのが今回提供する牡蠣です。
形が不揃いで市場に出回ることのないこの牡蠣の再活用は、地元の漁師さんたちに収入をもたらし、廃棄にかかるエネルギーを抑制することができます。
手前味噌ではありますが、国東半島の牡蠣は有名産地のものに引けを取らず、味はとても濃厚です。この牡蠣を使った醤油の完成が楽しみで、きっといろいろな魚介類を使った料理に合うことだろうと思います。
そして同時に私達が目指す持続可能な地域資源の循環が生まれることも非常に嬉しいことです。
牡蠣醤油のおいしい使い方
家庭にある道具で試作した段階では、程よい香りと牡蠣の旨味を感じることができ、そのまま卵かけご飯に使っていただくのが最高でした。
おかず味噌との相性もよく、ご飯がすすむこと間違いなしです。
また、醤油の味と香りをダイレクトに活かすことができるのがお吸い物です。
それからパスタの仕上げにひとまわしかけても絶品です!ウデが上がったような違いが出ます。
海産物との相性が良く、特にステーキは香りが際立って贅沢な一品に仕上がります!
かね松の商品は手間をかけずに食卓を豊かにします。
資金の使い道・スケジュール
資金は商品の試作と仕入れに活用させていただきます。内容は下記のとおりです。完成した商品はCAMPFIREの支援者さまに先行して返礼品としてお届けさせていただきます。ぜひご感想などお聞かせいただけますと嬉しいです!
試作は既に着手しておりまして、7月には完成できる予定です。返礼品のお届けは8月から順次開始の予定でございます。
なお、実際にお届けするリターンとパッケージ等のデザインが異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
①試作用の牡蠣の仕入れ
②試作品の開発
③専門機関による成分分析の実施
④商品開発の専門家の招聘と協議の実施
最後に
5代目に就任してから当初は事業を承継することばかりに集中していましたが、修行開始から6年が経ちようやく製造から経営に関することまで一通りの勉強をすることができました。
先代までと変わらず、その時代に合った5代目らしい商品開発を目指して頑張りますので、ぜひあたたかいご支援をよろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る