やばねブロックの産地である宮城県登米市で5月21日に開催された「東北風土マラソン」に出場し、合わせて井上さんをはじめとする職人の皆さんにお会いしてまいりました。
大会前日の5月20日(土)、最寄りの「くりこま高原駅」に降り立ち、そこからレンタカーで40分ほど走った、登米市津山地区にある木工センターへ。
ここは複数の職人さんが共同で運営しており、登米市の職人さんのほとんどが利用されている場所で、矢羽集成材のほか、登米市内の道の駅で購入できる様々な木製品が作られています。
木工センターでお話を伺ったのは、このセンターの工場担当で道の駅津山の駅長である西條さん。ベテランの職人さんで、矢羽材に適した木の選定や工程について説明していただきました。
ここで、こちらで製作している商品を一部ご紹介。
模様が美しい矢羽のお盆
こちらはお孫さんへのプレゼントとして受注生産しているキッチンセット
次は西條さんの工房にもお伺いしました
すぐ裏手は川があり、カモシカなどの野性動物もみられるそうです。
この日は女性の職人さんお二人がトラのモチーフを製作していました。
西條さんは箸づくりの木工体験なども指導されているそうです。
何と目の前でコースターをささっと作ってくださいました!
最後に、やばねブロックの生産を担当している井上さんの工房へ。この日は壁に掛けられる矢羽のティッシュボックスを製作中。
やばねブロックの製作はこのクラウドファンディングのプロジェクトが終了してからの予定。普段はオンラインでの打ち合わせでなかなか直接お会いできないので、製品の打ち合わせを少々。特にやばねブロックの穴は1セットで56か所も開ける必要があります。それをひとつひとつ、手作業で開けてはバリをとるということをやっていただきます。自然物を加工した製品ですので、どうしても個体差が出てしまいますし、大変な作業です。
井上さんの工房のボール盤
その穴ひとつひとつ、その角一辺一辺にそんな手の温もりがこもっていると実感しました。
さて、翌21日(日)は東北風土マラソンはリアル開催は4年ぶりとのこと。私が登米を知るきっかけとなった朝ドラ「おかえりモネ」にも登場した長沼フートピア公園をスタート/ゴール地点とし、楽しく美味しいイベントとなりました。
このために作ったやばねブロックTシャツにブロックをくっつけて出場しました
スタートからおよそ50分、9kmほど進んだポイント、よくよく見るとオランダ風車が見えます
豪華すぎるエイド、左は名物はっと汁、右はなんと仙台牛!
このほか、牡蠣、そば、南部せんべいにいぶりがっこ、笹かまにサメのプロテインバー
浪江やきそば、ぎょうざ、甘酒、桃のピクルス、リンゴ、ラフランスゼリーと速く走らせる気がまったくないラインナップ
私はやきそばとぎょうざは断念しましたが、ほかはすべて美味しく戴いてゴールイン
無事に走りきることができました。
今回は2日間、特に西條さん、井上さん、そして登米市ファーストウッドの表彰式の時からお世話になっている阿部さんにはたくさんのご助力を頂きました。本当にありがとうございました。また、会場や現地でお世話になった、遠山之里のみなさま、納谷沼フートピア公園のみなさま、大会運営のみなさま、会場でお声がけくださったみなさま本当に本当にありがとうございました。あらためて、このやばねブロックで登米に何か恩返しができればと気が引き締まる思いでした。