こんにちは。東京立正高校の原子です。
これまでにご支援くださった皆さま、誠にありがとうございます。
本日はなぜ今回の授業プログラムの題材に甘酒を選んだのかについてお話します。
もちろん、タイミングよく白河の山口こうじ店と出会ったということもありますが、私が魅力的に感じたのは、「子ども達の体を作るうえで大切な成分が甘酒には含まれている」ということでした。
山口こうじ店の山口さんから聞いた話ですが、簡単にまとめます。
①エネルギーとして吸収されやすい
甘酒の甘味は米のデンプンが分解されたグルコースです。グルコースは細胞がエネルギーとして使用する糖であり、胃や腸などで分解の無駄なエネルギーを消費することなく、吸収されます。そのため、朝ごはんがどうしても食べられない場合や間食に最適とのことです。
また日本人に不足がちなミネラルやビタミン類も豊富でサプリメントとは比べものにならないほどの栄養吸収率となっているそうです。
②腸活に最適!
甘酒の原料の米は食物繊維を含むだけでなく、発酵によりレジスタントプロテインという難分解性のタンパク質を含むことが最近の研究でわかっているそうです。これらは小腸や大腸内で善玉菌の増殖を促したり、悪玉菌を吸着して排出する役割をしていると言われてます。さらに腸の運動を促し、便秘の解消にも役立つとのことでした。
③美容にいい
②の腸活は、美容にもいいとされているようです。腸活により肌荒れをふせいだり、甘酒の豊富なビタミンが肌のタンパク質の代謝を活性化したりするとのことでした。
こういった素晴らしい特徴を持つ甘酒ですが、実は私はアルコールが入った少しクセのある味をイメージしていました。しかし、山口さんの商品はノンアルコールの非常に飲みやすい甘酒でした。様々なフレーバーもあり、これは子どもたちでもグビグビ飲めるのではないかと思った次第です。
とはいえ、子ども達には甘酒はそこまで馴染みのないものだと思います。そこでイノベーションコースの力で、同年代が好き好んで飲める甘酒を開発できたら素敵だなと。
健康にも良く、廃棄作物の削減にもつながる、社会課題の解決と経済活動の両軸について学べると、多方面に良い影響があると考えています。
この取り組みを実現するために、ぜひ皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。
成果品として、支援者の皆様にもこの「甘酒」を味わっていただける日を楽しみにしています。