
ご無沙汰しております。
本書のクラウドファンディングにご支援くださった皆さまに、約2年ぶりとなるご報告です。
おかげさまで『毒親絶縁の手引き』は多くの方に手に取っていただき、初版・二版あわせてロングセラーとなりました。
「今すぐ使える制度の本がほしかった」「手続きの本はこれしかなかった」など、日々寄せられる声の一つ一つに、本当に支えられてきました。
そして今、本書の「改訂新版」の制作を進めています。
■ 改訂新版を制作する理由
元々は「第三版」として通常の重版を予定していたのですが、
刊行からの2年間で以下のような大きな変化が起きました:
・各自治体・行政ページのリンク切れが相次ぎ、50箇所近くがアクセス不能に
・法制度の改正や名称変更(例:婦人相談所 → 女性相談支援センター)
・戸籍、改名、マイナンバーカード、共同親権など、運用面でも変更・複雑化が進行
このままでは、手続きの道しるべとして十分に機能しないおそれがあると判断し、「新版」として改稿・再構成することにいたしました。
■ 改訂新版の主な変更点(予定)
・2026年施行の制度に対応した最新情報の追加
・リンクや申請窓口の大幅更新
・共同親権コラムの全面改稿
基本的な構成や語り口は、これまでと同じく「静かに、事実ベース」を維持します。
■ ご支援くださった皆さまへ
本書は 「制度で距離を取るための地図」がなかった時代に、地図を描くために始まったプロジェクト でした。
正直なところ、企画当初は「絶縁の本なんて出していいのか」という葛藤もありました。
本書を世に出すことで、スタッフや関係者の身に危険が及ぶのではという懸念も少なからずありました。
それでも、数は多くなくても、必要としている人は絶対にいる。そう信じて、全員の決意の元でクラウドファンディングに乗り出しました。
すると予想を超えて、思いがけないほど多くの方が反応してくださいました。
「こういう本を待っていた」「制度の存在自体を初めて知った」――そうしたお声に、どれだけ励まされたかわかりません。
あれから数年が経ちましたが、いまだに「DV等支援措置を子も使えるとは知らなかった」「扶養を拒否できると初めて知った」「逃げられるとは思っていなかった」といった声が届き続けています。
そして2年前に比べて、制度はさらに煩雑化しています。
漏れやリスクを防ぐためにも、今回の改訂は欠かせないと判断しました。
新版の刊行時期や書店情報など、詳細が決まりましたら、またこちらでもお知らせいたします。
なお、新版の刊行に伴い、現行版(初版・二版)は絶版となります。
現在、倉庫にはおよそ100冊、版元(紅龍堂書店)には10冊ほどの在庫が残っております。
本書は、紅龍堂書店として初めて商業流通に乗せた一冊でもあり、多くの方にとっても最初の「制度で親と距離を取る」という出発点となった本でした。
もし、制度の移り変わりや社会の空気を見守ってくださっていた方、あるいは記録や資料として現行版を手に取ってみたいと感じてくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひお求めいただければ嬉しく思います。
ここまで支えてくださったすべての方に、心より感謝をこめて。
紅龍堂書店
一同






