CF終了まで残り時間が少なくなってきています。
ここまで具体的な内容も見えにくい中、細かいことを聞かず
ご支援・応援を賜れましたことを
深く感謝申し上げます。
また、身近で
本プロジェクトに携わってくれているメンバー
本プロジェクト始動のために
食堂運営をお願いしたボランティアさん
そして、CFページ運営を行ってくださった
CAMPFIREの皆さま
小さな団体のすこし大きな志を
見出してくださった大阪府の皆さま
ご後援いただきます
村上財団の皆さまに
心より感謝申し上げます。
最後の最後ですので、心残りのないよう
ネクストゴールにトライしている理由を
著させていただきたく思います。
【学習以前の課題】
従前より学習サポートに携わっていた際
こども達にいつから勉強がわからなくなったのかを尋ねると小学校時代
そして、中学入学の頃という回答が多くありました。
本プロジェクトで対象としているこども達も
小学3年生~中学3年生としている理由のひとつがそれにあたります。
実は、小学校入学以前から
こども達の中で差異は生まれています。
MANA-vivaが一般的な塾とは違うことをする3つの理由
①入学前の差異
こども達が門をくぐり抜ける小学校入学と同時に
学習面において、すでに差異は生まれています。
小学校1年生の学習の入口は
ひらがなの読み書き・簡単な算数ですね。
ところが、ひらがなが完璧に読み書きできる子と
そうでない子がいます。
これは1+5のような簡単な算数も同じ。
昨今では、長時間労働に加え、
夫婦共働き・シングルペアレントが多く存在し
小学校入学以前に充分な時間を確保することができず
根気強く、こどもにひらがなの読み書きや数字の読み書き、
計算を身につけさせるまでのことができません。
この学年の段階でつまづきを覚えてしまった子は
理解力が乏しいのではなく、
意欲と自信を早々に失ってしまったため
その先も成績に反映しにくい状態を
創り出してしまったとも言い換えられます。
②家庭環境
もし仮に、入学以前に身につけた知識や技量で
1・2年生をやり過ごしてきたとしても
3年生になると、途端に教科書の文字は小さく、行間は狭くなります。
そしてこの頃になるとこども達は
身体も大きくなり、友だちとも楽しむことができるようになってきますね。
だからこそ、私たち大人(親)は、勘違いを起こしてしまいやすくなります。
どういった勘違いか?
『1人でもできるだろう』という勘違いです。
学習の心理を紐解いていくと
2つの動機づけに分けることができます。
1つめは内発的動機づけ。
内発的動機づけとは、教科書に記載されている内容に対する
興味・関心があるかどうかです。
この動機づけには家庭環境が大きく影響を及ぼしています。
たとえば、自宅に本は何冊ありますか。
その本を大人が読んでいる姿をこどもは見ているでしょうか。
その本でなくても
目の前のこどもに読み聞かせをしていますか。
こどもと動物園や水族館、
美術館やコンサートに出かけた回数はどのくらいですか。
それはこどもが何歳まででしょう。
こういった体験が豊かなモノであれば
こどもに内在する内発的動機づけに繋がっています。
一方で
外発的動機づけというものもあります。
これは “しかられたくない” “ほめられたい” など
こどもの外側にいる他者からの働きかけによるものです。
前述したように
内発的動機づけも外発的動機づけも
保護者が忙しく、疲労していれば
こどもの瞬くような成長に気づくことが減少します。
そして、こどもは
忙しく疲労している保護者を思い
やりたいことがあっても
口を閉ざしてしまいます。
ほめられることも励まされることも知らないこどもは
どのように人と関わりを持てばよいのか
わからなくなってしまいます。
③学校とそれ以外の場所の役割
特に失敗したとき、励まされたことのない子は
次第に拗ねてしまい
自分に肯定的な態度をとることが困難になっていくのです。
わたしが出逢ったこども達は
失敗は自分のせいにしたり
すぐに諦めてしまったり
どうせ、バカだから、頭が悪いからと
決めつけていました。
私たちも現代のこども達同様に
ほめられて育てられた世代とは言い切れませんので
苦悩することも多いのは事実です。
だからこそ、堂々と失敗できる場所があっていい。
それは、こどもであっても・大人であっても。
また、学校のように
学年にとらわれず、その子のもつ潜在能力を高められる環境が必要。
潜在能力の中にある
内発的動機づけに繋がる豊かな体験を重ねてもらいたい!
そういった想いから
ネクストゴールにトライすることにしました。
ご支援賜りました皆さまには
最後の最後まで見守ってくださいますと
うれしく思います。
そして、最後の最後ですが
身近な方へシェアしていただけますことを
願っております。
皆さま、お一人お一人の想いを
こども達に繋ぎます。
長文・乱文失礼しました
文責:福住文子(代表理事)