▼ご挨拶
岡山県出身のピアニスト山地真美です。
私は法学部出身で、ピアニストになると決めたのは大学卒業時点からです。
私の家にはグランドピアノはありませんし、スタートが早いとはとても言えません。
しかしそれらの環境はすべて今の私の個性として生かされ、これこそが私の持ち味となり、様々なご縁をいただくまでに至りました。
(岡山県東京事務所前にて)
私はごく普通の田舎の家庭に育ち、普通の高校生、勉強に、部活。大学に入ればアルバイトに旅行。
しかしながら生活の中にはピアノがいつもそばにあり、いつの間にか音楽は、私の気持ちの一番の表現方法となっていました。
そんな私が岡山大学進学後、就職活動中に手にした一冊の本をきっかけにピアニストを志し上京して、今年の春で約6年が経ちました。
就職内定を辞退し周囲に心配をかけわがままを通して一度離れた岡山、もう帰れないと思っていた故郷ですが、様々な点と点が繋がり、今日の私の活動に結びつきました。
▼私の活動テーマ
それは、
「岡山各地の素晴らしい情景・文化をピアノで作曲し、世界に発信していくこと」
です。
今回、このテーマのもと、岡山を背負って海外演奏に挑戦します!
(KSB瀬戸内海放送に取材を受けました)
地方に生まれたからこそ分かる、独自の文化や芸術、美しい情景。
岡山に暮らしていた頃は、あまりに近くにありすぎて、その魅力に気付けずにいました。
東京にでてきて、故郷と離れて、改めて本当の良さが分かったんです。
また普段のコンサートでは語りとピアノによる【音楽の大河ドラマ】と銘打ち、
「雪舟」「山田方谷」など、岡山に縁のある様々な歴史人の話を取り上げています。
(音楽の大河ドラマ「雪舟」のオープニング楽曲 一筆の咆哮)
幸いにも、私は作曲ができ、しかも作曲というものは自分の経験や見てきたものからしか生まれません。
ごく自然と、私の記憶から生まれる曲は、岡山で観てきた情景がテーマとなっていきました。
23年間私を育ててくれた自分の故郷を大切にしたい。
音楽で地元を活性化することが今の自分にできることで、やはり私の魂の根源は岡山にこそあるんです。
またコンサートでは音楽だけでなく、映像を使い視覚的にも来てくれて頂いた方に楽しんでもらいたいと考えています。
また、衣装も楽しんでもらいたいと考え、生地を選び自分でデザインをしています。
岡山県倉敷市児島は、国産ジーンズ発祥の地です。
今では、海外の高級ブランドも岡山から生地を仕入れるなど、国際的にも「デニム・ジーンズの聖地」として知られるようになっています。
今回はそんな背景を踏まえ、岡山の想いを形にしたいと考えました。
そこで、倉敷市児島産のジーンズを100%使用したオリジナルのドレスを制作します。
(衣装家 仁平さん との打ち合わせの様子)
倉敷市児島産のジーンズはヨーロッパでも人気が高まっており、
岡山を背負って世界に挑戦する人間として、衣装からも全身で岡山を発信しその魅力を音楽で伝えたいと思っています。
▼楽曲提供実績
・カンヌ国際映画祭入選作品『ORIGAMI』テーマ曲及び劇中曲
・全国放送 (2016.04~現在)BSフジ 毎週火曜日『ブレイク前夜』テーマ曲及び音楽全般
・Canon Web CM(2016.03~現在) 『綴プロジェクト』
▼今回のプロジェクトの概要
今回私は IBLA GLAND PRIZE というイタリアでの国際コンクールへ出場します。
一般大学卒業で音楽歴が特例な私にとって、通常の国際コンクールでは、有名な教授の推薦状が必要だったり、出身学校等の情報が必要であったり、事実上困難なことが多くありました。
今回出場を決めたこのコンクールは、年齢や出身学校の制限がありません。「埋もれている才能を輝かせるきっかけにしたい」と、幅広く配慮されたコンクールです。
さらに、作曲部門があり演奏プログラムも自由に構成が可能となっています。そこで私が演奏するのはもちろん全曲岡山がテーマ、ステージ衣装でも岡山を発信します。
私の個性を発揮し、岡山の魅力を世界に発信できるきっかけとして、このコンクールに大きな可能性を感じました。
今回ヨーロッパへ行くことは、単にコンクールに出場することだけが目的ではありません。
来年以降、ヨーロッパでの公演を実現するために、今の自分にできる何かしらの足掛かりをつくってくる、という事が大きな目標です。
今後、音楽の大河ドラマを海外公演し、”日本版オペラ”のように歴史人の魅力を発信していくことは私の大きな夢です。
(岡山の旅のコンサート風景)
東京に出てきたからこそ、岡山の魅力が改めて分かりました。
同じように、ヨーロッパに行ってくるからこそ、日本の魅力が改めて分かるのだと確信しています。
そのような実感の中、帰国後改めて作る曲には、必ず今回の経験が反映され、今後のよりよい作品作りにつなげていくことができると強く思っています。
▼【世界に挑戦したい】という思い
私が今回世界に挑戦したいという考えをもつにあたって大きなきっかけとなった出来事が2つあります。
それは、
①カンヌ国際映画祭入選作品への楽曲提供
②G7伊勢志摩サミット教育大臣会合応援コンサート主演
です。
①カンヌ国際映画祭入選作品への楽曲提供
昨年CDアルバム『裏葉柳』より2曲が、海外短編映画『ORIGAMI』のオープニングと劇中に使用され、カンヌ国際映画祭で入選受賞となりました。
岡山をテーマにした曲がカンヌ映画祭出品の映画のテーマ曲となり、世界で流れました。
とても感動的で喜ばしい経験でした。ごく普通の田舎に育った私ですが、世界に日本の美しさを発信していく、という目標に一歩近づけました。
【『ORIGAMI』予告編】
【カンヌ国際映画祭作品ページ】
http://sub.festival-cannes.fr/SfcCatalogue/MovieDetail/ea048bd2-2f4b-4389-8100-c4f098cbbedd
CATO OCHIプロデュース・脚本・監督
日本の話『鶴の恩返し』を題材とし、日本文化を海外に発信する目的の作品で、歌手のGACKTが友情出演しています。
オープニングテーマ曲
【鶴は舞う】
岡山にある三台名園の後楽園で、毎年お正月に行なわれる鶴の放鳥をテーマにした作品です。
劇中曲には、以下の楽曲が使用されました。
【裏葉柳〜URAHAYAGAGI】
倉敷美観地区の柳をテーマにした作品です。
②G7倉敷教育大臣会合 への出演
この度、G7伊勢志摩サミット開催に伴い、倉敷市にて、5月にG7倉敷教育大臣会合が開かれます。
【岡山の魅力を世界に発信する】という本サミットの主旨は、私の活動テーマとまさに一致しています。
そんな想いが伝わり、様々な方々のご協力を得て、この度G7倉敷教育大臣会合の応援事業として、5月13日に岡山市公演、5月14日に倉敷市公演が決定しました。
岡山を背負って魅力を発信していくことに対して、ピアニストとしての大きな使命感も感じました。
G7サミット応援事業での演奏、カンヌ国際映画祭入選作品へのテーマ曲提供と、一つ一つのステップを必ず次に繋げないといけないと感じ、今の私の目標を改めて考えていくと、【世界を舞台に実際に演奏し、岡山の魅力を音楽で発信してくる】という考えに辿り着きました。
▼何故ヨーロッパか?
ピアノという楽器は西洋で生まれました。
「日本人がピアノを学ぶ」といえば、西洋で生まれた音楽を学び再現していくこと。
私はそれを学ぶ中で、その無限の素晴らしさを感じるとともに、日本人であるが故の限界も感じました。
同時に日本人としての個性を発揮しながらピアノを演奏することや、日本人としてピアノに携わることの意味を考えてみたんです。日本にも、ヨーロッパとは違った美しさ、心がある。
もちろん和楽器で日本の音楽を表現することは可能ですが、私はあえてヨーロッパで生まれたピアノという楽器にこだわります。
ピアノが生まれた地、沢山の偉大なクラシック音楽が生まれた地で、【新しい日本産の音楽】として自身の楽曲を発信したいのです。
音楽で、日本のまだ多くに知られていない魅力を伝えるために。言葉では伝えきれない日本の美しさを、心で伝えるために。
▼今回の目標金額について
今年の7月にヨーロッパに行くことは決定しています。
もし今回資金が集まらなかったとしてもヨーロッパに行きます。
目標の金額は、私がヨーロッパへ行って安全かつ集中出来る環境で演奏・創作を行う為に設定した金額になります。
目標金額を下回った場合は、食費・宿泊費など切り詰めて活動したいと思っています。
もし目標金額を超えた場合は、今後の演奏・制作活動の為の資金にあてさせていただきたいと考えています。
▼資金の使い道について
目標70万円
・飛行機代
・現地での交通費
・食費
・宿泊費
・翻訳業務委託費(申込書・資料制作費)
・取材費
・映像制作費
・皆様にお届けする作品の制作費用
※飛行機代・現地での交通費・食費・宿泊費はスタッフ1名同行の為2名分になります。
▼見ていただいた皆様へ
最後まで長文にお付き合いくださり、ありがとうございます。
岡山を背負って世界に挑戦するという今回のプロジェクトに可能性を少しでも感じていただけましたら、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
▼いつも応援してくださる皆様へ
今の私がこうして音楽活動に対して心が豊かにいられるのは、いつも応援して下さる皆さんの支えがあるからです。
演奏後うれしいご感想を下さったり、離れていてもメッセージやコメントを下さったり、そのすべては活力となり、その力があるからこそいつも前を向いて進むことができます。
大きな目標を達成していくこと、その姿を見ていただくこと、よりよい音楽を創り奏でていくこと。その全てで恩返しができたらと思っています。
▼お父さん、お母さん、お兄ちゃんへ
いつも誰よりも応援してくれて、ありがとう。
今の私が頑張っていられるのは、何より家族の支えがあるからです。
大切な場所、大好きな家族へのありがとうの気持ちを、私は精いっぱいの演奏と音楽で返させていただきます。
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