どうも、名古屋でTOLANDというスペースを運営している新井康陽と申します。
僕には大好きなフェスがあります。
普段LIVEにもCLUBにも行かない僕が、絶対に何があっても参加するフェスがあります。
そのフェスには主催者の想い、魂を震わすような熱い「心」があります。
普通のフェスってね。大トリは1番有名で動員数が多いアーティストが演奏するんです。
でもそのフェスは違うんです。
大トリを飾るのは、他の参加アーティストより音楽歴も知名度も低いGreenWorldというバンド。
彼らより先輩でメジャーなバンドが、このGreenWorldに最高のバトンを渡すためにLIVEを盛り上げていくんです。
普通じゃ絶対にあり得ない光景。
普通のフェスって、イベント会社が企画・運営するんですが、このフェスはたった1人のアーティストが全部やってます。
そのアーティストは学生時代、日本一周をしました。
そこで、たくさんの優しさに触れ、旅の中で出会ったある人物に、
「次の世代を頼む」
と言われたそうです。
その言葉が深く突き刺さった彼は、そこから考えました。
どうやったら日本が、世界が良くなるかを。
彼は旅をする中で、いろんな人との出会い、様々な考え方や価値観を知り、情報を得ることの重要性を知りました。
その全てが体感できる場所。
彼はフェスをすることに決めました。
「あなたの未来が変わる素敵な出会いがありますように」
そんな想いを込めて、彼は動き出しました。
彼の真っ直ぐで純粋な想いに、共鳴するかのようにたくさんの人が彼を手伝い、たくさんのアーティストが共感し、出演することを決意しました。
2013年、大雨の中その野外フェスは開催されました。設営も、運営も全員が素人。
大雨の中でもたくさんの人が集まり、熱気に包まれたそうです。
しかし、結果は300万円を超える大赤字。
彼は、自分の力の無さを痛感し、人生最大のショックを受けました。
「自分のしてきたことはなんだったのだろう」
そんなことばかり考えるようになりました。
ある先輩アーティストが言いました。
「お前がやってきた事は絶対間違ってない。これからの社会に必要で価値あるものだ!自信を持て。続けていけ!こんなに素晴らしいものはない!」
そう言われた彼は、自分の人生を全て懸けてフェスを続けることに決めました。
それから5年、彼はフェスを毎年続けてきました。毎年大赤字です。たくさんの借金を抱えながらも彼はフェスを続けています。
彼の名は「GreenWorld」というバンドのボーカル【TAKA】という男。
こんなに最高で、こんなにアホな人間がこの世にいるのでしょうか。
僕が出会ったのは2016年の1月。
彼の演奏を、歌を聴いて衝撃を受けました。
そして、そのまわりに集まっているアーティスト達もみんな、ほんまもんの「アーティスト」でした。
本当に歌いたくて、伝えたくて、活動してるホンモノのアーティスト。
このフェスは毎年「雨が降る」ことで有名なフェス。
なぜなら梅雨の時期に開催するから。
なんで、わざわざ梅雨の時期に開催するのかが不思議でTAKAに聞いたことがあります。
彼は答えました。
「俺さ、新緑の時期が好きなんだよね。だからこの時期にフェスがやりたくて。」
いや、うそん。感覚派!!!(さすがアーティスト、、、)
2017年は初めての快晴の中行われましたが、結果はやはり大赤字。
フェスが終わり、「もう続けていけないかもしれない」という話になりました。
僕は、はっきり言って完全に部外者です。フェスにずっと関わってきたわけではありません。
でもこのフェスを終わらすのは「惜しい」と思いました。
僕は人にはそれぞれの役割があると思っています。
それぞれの役割に気づき、その力を使えるフィールドが非常に大事だと考えています。
TAKAは何でもかんでも「背負い過ぎ」ていました。
彼は彼のアーティストとして、フェスの発起人としての力がフルに活かされるポジションが必要だと考えました。
僕は、
「ほんじゃ、俺代表やるわ。」
と言っていました。(ほぼ白目)
野外フェスとか、ど素人過ぎる僕がひじピンとなるくらい挙手してました。
そのフェスの名前は
【GreatLuck Festival】
2018年の6/16と17の2daysで開催する予定です。
場所は、京都府南丹市の園部駅からバスで30分ほどの「STIHLの森」という会場。
普通のフェスってね、集客力のあるアーティスト呼んだり、広報・宣伝にお金をかけると思うんですよ。
しかし、グレフェスの出演アーティストのメインステージのブッキングは少し違っておりまして、
TAKAが直接ステージを見て(もしくは共演して)「この人にフェスに出演してほしい!」と魂が震えたアーティストに直接ブッキングするというスタイル。
今回は、GreenWorldのTAKAが直接ブッキングする『GREEN STAGE』
僕と広島のエンターテイナーわいざんがプロデュースする『RED STAGE』
このSTAGEでは、日本中の多種多様な『面白い人たち』を紹介出来るような場所にしたいなーと考えています。
歌や踊りはもちろん様々な生き方をしている人達のトークライブやDJ等、様々なパフォーマンスが楽しめる空間をつくります。
さらに、世界で活躍するフォトジャーナリスト『佐藤慧』がオーガナイザーを務めるTourist InformationがプロデュースするDIALOGUE Forest(ダイアローグ・フォレスト)エリア。
国内外の様々な社会課題に取り組むNGO/NPOによる『旅や国際協力を切り口にした』ブース出展やトークライブを通して、多様な生き方・価値観に触れられるエリアです。
そして、今回新たな試みとして、
【誰でも出展できて、自由に表現できる】GreatLuck Fieldというスペースを作ります。
このスペースでは、フェスチケット以外の出店料などはなく、誰でも自由に表現やワークショップ、物品の交換を楽しめます。
もう出演者と参加者の垣根なんて、飛び越えます。
『GreatLuck Field』で自由に出店・表現可能(飲食以外)なワンタッチテント・机・椅子(2脚)全部セットの貸出もリターンにて行っています。
(会場MAP)
入口すぐに自由に出店・表現可能な『GreatLuck Field』が広がり、一番奥にメインの『GREEN STAGE』があります。
そう、このフェス最大の魅力の1つが朝から深夜までフェスを楽しめること!
テントがあれば、そのままキャンプエリアで宿泊出来る【キャンプフェス】でもあるのです!
キャンプファイアを囲んで語るもよし、
朝まで飲み明かすもよし。(飲食エリアは深夜3時まで稼働)
ステージも深夜3時までやっているので、とにかく丸二日間徹底的に楽しめます!
近くには大きな銭湯もありますし、何店舗かのホテルと提携(リターンをチェックしてください)しているので、そのまま宿泊することも可能です。
お昼は1時間に1本、バスが駅と会場を往復しております。(園部駅からバスで30分)
もちろん車での直接入場も可能です。(スチールの森京都)→会場の詳しい情報はコチラ!
このフェスの目的はひとつ。みんなで最高の2日間にすること。
そのために、完成までの道のりをたくさんの人と一緒に共有していきたいと考えています。
たくさんの人と一緒に、このフェスをつくりあげたいと思っています。
普段フェスとか来ない人にこそ来てほしいです。
今回、会場費(設営費や音響費含める)やアーティストのブッキング費用、もろもろの経費が350万円くらいかかります。
赤字スレスレのラインが800人を動員できるか出来ないか。
となると目標動員数は最低でも1000人です。
今回は、赤字になるラインである350万円をクラウドファンディングで集めたいと思います!主にチケットの販売になりますが、面白そうなリターン案があれば追加していく予定です!!
素人が『みんなで』つくるポンコツ野外フェスですが、たくさんの人と楽しくつくりたいです!よろしくお願いします!
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