初めまして!『NPOしんじん・るい』です。
大阪府池田市で、年齢・障害・性別・国籍などにおいてボーダーレスな居場所づくりを目指して活動中です。
学生から社会人まで、9名のメンバーで子ども食堂や学習支援、食品配布、インクルーシブ学習塾などを運営しています。
子ども達がもっと親しみを感じられる場所にしたいと思い、今回クラウドファンディングに応募いたしました。
私達は毎月2回、子ども食堂を開催しています。大阪大学の学生や社会人ボランティアの皆様と勉強した後、一緒にご飯を食べます。
宿題をマイペースにする子も、大学生に教わりしっかり勉強する子も、ご飯を食べにくる子も…その子の個性に合わせた居場所を提供しています。子ども達に寄り添い、共に成長していきたいと考えています。
また、芸術や音楽を通して子ども達の豊かな感性を育むイベント、「五感を彩る体験型子ども食堂」も2ヶ月に1回開催してきました。
今年5月27日は「チャイルドラインすいた」の皆様とのコラボイベント。子どもの声を聴くってどういうこと?子どもの権利条約ってなに?クイズなどを通して、子どもが自分の気持ちを伝え、それを大人が聴くことの大切さを学びました。
食事もした後は、チャイルドラインすいたのメンバー、大阪大学の学生との演奏会。複雑な家庭環境で育った代表の志水は、いつも音楽に支えられてきました。今度は自分が子ども達を応援したい!という思いで演奏しました。
(コチラから演奏をご覧いただけます)
ここで少し代表・志水(以下しんしん)の幼少期について紹介します。
中国人の両親は5歳のときに離婚、母の再婚を機に大阪府箕面市に引っ越してきました。日本人男性と再婚した母ですが、日本の文化や習慣がわからないなか、知人もいませんでした。
夫婦関係や金銭問題など家庭内で様々な困難まで降りかかり、孤立した母の心の拠り所は娘であるしんしんとなり、あふれかえったストレスは暴言や暴力となってぶつけられました。
子ども時代の体験は、その人の一生を左右します。あの頃、頼れる人は誰もいなくて、何度も高い所から飛び降りようと思い悩みました。
当時の自分のように辛い時間を過ごしているのなら、うちへ来てほしい。また、大人も頼れる存在と自分時間をもって、いつまでも自分らしく過ごしてほしい。あらゆる生きづらさを抱えた人達の居場所をつくりたいという思いから当団体を立ち上げました。
誰もが家のように寛(くつろ)げる塾「寛家塾(かんかじゅく)」は、主要5教科以外にも外国語、プログラミング、音楽教室など、個性に合わせたオーダーメイド授業を提供しています。
この塾が目指すのは、偏差値を伸ばすことや知識を詰め込むことよりも、「ありのままの自分」が認められることで子どもの自己肯定感が高まることです。
当塾の主な特長は以下の通りです。
学校などのように大人数で同じ授業をするのではなく、生徒一人一人に合わせた学習内容を少人数指導で行います。そして、勉強だけでなく、食事のような共同作業・交流を通して社会で生きていくうえで大切なことを学びます。
寛家塾では、不登校や障害など、あらゆる個性をもった子が通える、インクルーシブ空間を実践しています。
座って勉強したくない子がいれば、講師も一緒に床で寝転んで勉強します。絵が得意な子がいれば、どうすればそれを将来に生かせるのか、保護者と一緒に悩みながら考えます。
人と違う行動をとる子に接するとき、多くの大人はそれを直そうとしがちです。しかし、世の中が決めた基準に合わないだけで、その子は「問題のある子」なのでしょうか?
「問題」と捉えるか「個性」と捉えるかはこちら次第。長所も短所も尊重し、その子の自分らしさを最優先に想い授業を提供しています。
子ども食堂や学習支援などを通して、ホームのような居場所づくりが少しずつ進んでいき、利用者も増えてきました。
しかし、課題はまだまだ残っており、特にこれから取り組みたいのが、建物の外装問題です。
(コチラから外装に取り組む理由と想いの詳細をお読みいただけます)
当団体が借りているこちらの一軒家は、60年前の建物。DIYで工夫して内装は過ごしやすい空間になりましたが、外装を変えるためには多くの資金が必要…
もし外観が優しくて明るくなれば、子ども食堂をもっと身近に感じてもらえると思うのです。
クラウドファンディングを通して実現したいことは大きく3つあります。
外から見ても親しみが感じられ、近くを通るだけで、自然と入ってみたくなるような建物にしたい。そんな思いから、今回のプロジェクトを始めました。
実現したいことの1つ目
当拠点の壁面には、60年の経年劣化による割れや汚れが全体的に見られます。そのためかポイ捨ても多く、さらに人目につきにくい通りのため、過去には自転車の盗難もありました…
私達はここを綺麗な花壇に変え、子ども達の植えた色とりどりの四季の植物で彩ることで、地域の安全にもつながると考えています!
この花壇を「虹詩庭(にじうたがぁでん)」と名付けるつもりです。
虹のように人の個性もグラデーション。それぞれが自分の詩(人生)を紡げるような場になればいいなと願いを込めました。大雨(辛いこと)のあとに虹(嬉しいこと)が現れるように、子ども達や仲間とどんなことも乗り越えていきたいです。
虹詩庭を作る目的は大きく2つ。
1つ目、季節の植物と子ども達の心が一緒に育つ「植育」の実践。植物と触れ合って自分で世話をすることにより、豊かな感性と持続可能な環境づくりへの関心を伸ばす、この教育の形を「植育」と名付けました。
2つ目、この花壇を子ども達と地域を繋ぐ場所にしたいです。水やりをしている子ども達が通りすがりの人と挨拶を交わすことでコミュニケーションが生まれ、地域全体で子どもを見守る体制づくりにも繋がります。
庭の施工は、池田市の株式会社フィトライフさまに依頼させて頂きます。
同社取締役の岡山様は、私達の活動にも賛同くださっており、虹詩庭の空間づくりについて一緒にじっくり話し合っていきたいです。
実現したいことの2つ目
先にも紹介した経年劣化した壁を、学生を中心としたボランティアメンバーや、当団体メンバーみんなで塗り替えたいと思っています。
塗り替えたきれいな壁には子ども達の手形をつけ、それを毎年イベントとして実践します。「今の自分のしるし」をつけた場所は彼らが大人になっても残り、いつまでも「心の居場所」であり続けるのです。
実現したいことの3つ目
当拠点の外には屋根(オーニング)があるのですが、そこは本来、近所の子ども達や迎えに来られた保護者がお話しできる空間です。
ところが、現在のオーニングにはところどころ穴が空いており、夏は日差しが暑く、雨の日は濡れてしまい活用できておらず…
そこで、このオーニングを張り替え、素敵な空間として生まれ変わらせたいと思っています!
優しい光に包まれているように感じられる、太陽のような温かみのある黄色にしました。
子ども食堂では満席になってしまうこともあるのですが、オーニングを張り替えることができれば、外にも席を用意できます。
晴れの日も雨の日も、子ども達にくつろいでもらえる自慢のオーニングを張りたいです。
私達が今回クラウドファンディングに挑戦するにあたり、応援メッセージをいただきました。
前池田副市長 岡田正文様
池田市には現在8ヶ所程度の子ども食堂を開設いただいていますが、もう少しあれば、もっと身近で行きやすい存在になるのではないかと考えています。そのような中、子ども食堂「しんじん・るい」は、子ども達は「地域で育てる」「地域が育てる」を実践し、誰もが気軽に入れて、地域の人と交流でき、お兄さんやお姉さん達、先輩の背中が見える子ども食堂ではないかと感じています。ボランティア活動や、教育、社会福祉に興味がある阪大生に応援に来てもらって学習支援も行われており、より良い地域をつくる仲間として応援していきたいと考えています。
チャイルドラインすいた前代表 岡本祥子様
私たちは、子どもの人権を尊重するチャイルドラインの活動に賛同し、大阪府北摂地域に初めて「チャイルドラインすいた」を開設して9年になります。悲しいとき、嬉しいとき、寂しいとき、ただ誰かに聴いてほしいとき、子どもが無料で電話やチャットをすることができ、受け止めてもらえる場所です。しんじんるいの5月のイベントに参加させてもらった時、温かい雰囲気と、おとなも子どもも自分らしくいられる空気感は、誰もが心地よく安心できる場所だと感じました。そんな居場所を大切にしていけることを願っています。私たちの仲間「しんじん・るい」へのご支援をどうぞよろしくお願いします。
株式会社フィトライフ 取締役 岡山光章様
株式会社フィトライフは、2003年に創業したガーデニング会社です。当時、日本の庭は「鑑賞」を目的にしたものが多かったのですが、庭に使う植物は、鑑賞の他にも、「匂う」「育てる」「食べる」「使う」「収穫する」など多面的な楽しさを持っており、それを庭を介し生活に取り入れていただけないかと考え「使う庭」「食べる庭」を提唱し事業を始めました。「しんじん・るい」さんの「子ども食堂」での活動に参加させていただき、「食事」のみならず、食事を通じて支え合うことの大切さ感じました。この世界には数多くの動物がいますが、向かい合って、食事を分け合う動物は人間だけだと聞いております。向かい合い、話し合い、認め合ってこそ食事の意味があるのだと思いました。子供達には、食事で食べる植物を「育てる」「収穫する」「料理する」「味わう」そして「話し合う」。そのような食育ツールにしていただければ、私たちの理念の新たな実践になるのではないかと考えて、応援しています。
今回いただいた資金は、以下のように使用させて頂きます。
○庭園工事費(植栽費込): 約40万円
○壁塗装費(足場組み費込): 約30万円
○オーニング張り替え費: 約30万円
○クラウドファンディング手数料: 約10万円(9%+税)
以下の当団体ホームページに銀行口座情報も記載しております。よろしくお願い致します。
クラウドファンディングにおけるリターンは以下の通りです。
これまでは市の助成金や、地域の方々からの募金のおかげで活動を続けてこられましたが、多額の費用を要する外装については解決できず…
花壇の設置、壁の塗り替え、オーニングの張り替えが実現すれば、子ども達にとってもっと快適な場所となります。どうか皆様の力をお貸しください!
そして、このクラウドファンディングを通して子ども達にいちばん伝えたいことは、「私達はいつも、誰かに支えられて生きている」ということです。
おいしいごはんが食べられるのも、誰かが作ってくれたから。今日一日を楽しく過ごせたのは、色んな人が関わってくれているから。自分は一人で生きているわけではなく、誰かと繋がっていて応援してもらっていることを彼らに実感してほしいのです。
「この花壇は誰かがあなたのために作ってくれたんだよ」と子ども達に伝え、「壁が綺麗になったね!」と彼らが気付けば、「あなたを応援してくれている人がいるんだよ」と話すことができます。
どうか皆様、ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るテントを張り替えました!
2023/12/21 23:39こんばんは!『NPOしんじん・るい』です(^^)クラウドファンディングのプロジェクト、テントの張り替え工事が完了しました!ご支援いただいた皆さまのおかげで素敵なテントが‥⭐︎残されたプロジェクトの壁面塗装は壁の性質上、集まった資金では難しいことがわかり、、当団体メンバーの愛(ちか)さんに店頭のガラス窓にグラスアートで装飾してもらう経費に充てることになりました。少しずつ作業を進めていきます♪改めまして、ご支援いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。#ご支援ありがとうございました#子ども達のより良い居場所づくり#子ども食堂 #学習支援 #食品配布#居場所づくり #ボーダーレス#インクルーシブ居場所 もっと見る
支援者の皆さまへ謝礼を発送しました!
2023/11/01 10:15おはようございます!『NPOしんじん・るい』です⭐︎クラウドファンディングでのご支援のおかげで開催することのできた『虹詩庭(にじうたがぁでん』の植栽と支援者の方々へ贈るしおり製作イベント♪優しい想いで繋がったイベントで作ったみんなの感謝の気持ちがつまったしおりと子ども達が書いた手紙、子ども食堂お食事券を支援者の皆さまへ発送させて頂きました。(ご支援金額により内容が異なります)近々会う予定のある方へは直接お渡しできればと思っております。たくさんのご厚意に心より感謝いたします。(お庭の設置は完了しましたがテントの張り替えと壁の塗り替えは職人さんとお話し中です。更新内容があれば投稿させて頂きます。引き続き宜しくお願い致します。)#クラウドファンディング #感謝#みんなの庭 #虹詩庭 #にじうたがぁでん#インクルーシブ居場所#あたりまえはみんなでつくる もっと見る
植栽&しおり製作イベントを開催しました!
2023/10/31 17:28こんにちは!『NPOしんじん・るい』です!クラウドファンディングで支援者下さった皆さまのおかげで開催することのできた『虹詩庭(にじうたがぁでん』の植栽と支援者の方々へ贈るしおり製作イベント!おかげさまで大にぎわい♪ご参加いただき有難うございました!手で土を触って草花を鉢に植えて並べ、植物でしおりを作るアートの時間は私たち大人も夢中になりました!講師は当団体メンバーのたかしさんと、愛(ちか)さんでした。素敵な催しにしてくれて感謝ですあたたかな気持ちで繋がったプロジェクト。みんなの感謝の気持ちがつまったしおりは近日発送予定なので、お楽しみに〜!改めて、ご支援いただいた皆さまイベント参加者の皆さま、サポートしてくれたメンバーのみんな、ありがとうございました!テントの張り替えと壁の塗り替えは職人さんとお話し中です。更新内容があれば随時、投稿させて頂きます。引き続き宜しくお願い致します#クラウドファンディング #感謝#みんなの庭 #虹詩庭 #にじうたがぁでん#あたりまえはみんなでつくる もっと見る
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