はじめに・ご挨拶
みなさん、はじめまして。
″ひとりぼっち"演劇ユニット「もあダむ」、主宰の阿久津京介です。
この度2023年8月、王子小劇場にて、完全書き下ろしの新作を上演する運びとなりました。
上演にあたってはオーディションや選考ワークショップを行い、100名を超える候補者の中から7名の個性的な俳優が選ばれました。また、今回スタッフに名を連ねるのは、当公演のためだけに集まった百戦錬磨の制作陣です。
このメンバーで、「今しか作ることができない演劇」を創り上げます。
このプロジェクトで実現したいこと
・このメンバーで上質な作品を創り上げること
・普段なかなか見ることのできない、演劇の「創作過程」にフォーカスをあて、
俳優・制作陣の仕事と変化、魅力を可視化する公演にすること
・演劇に触れたことのないお客様にも、演劇の良さを伝えること
プロジェクトをやろうと思った理由
今作は、ユニットで脚本を務める阿久津京介が「孤独」をテーマに書き下ろした、完全新作戯曲です。
SNSの発達によって、他者と容易につながることができる現代。生活の利便性は増しているはずなのに、心が満たされないのはなぜだろう。人と人との繋がりってなんだろう。自分って何だろう。
生きることのすばらしさだけでなく、きっと誰しもが抱える挫折、嫉妬等の複雑な感情、人間関係の難しさなどをリアルに描きました。大掛かりなセットも、派手なアクションもありません。会話だけで、舞台上にいる俳優の存在だけで、観客を魅了する。そんな作品を目指します。「孤独」というテーマの中でもがく登場人物たちの姿はきっと、みなさんの心に残るものになると信じています。
自身が俳優でもある演出家・阿久津京介が演出を担当し、演劇だから、小劇場だからこそ伝えられる作品をお届け致します。
今作では主に、実力のある若手俳優を起用し、存分に戯曲と向き合ってもらうことで、観客には質の高い作品を届けつつ、今後に繋がる、ここでしかできない経験をしてほしいと思っています。
小劇場演劇は、コロナ禍による客席減・公演中止リスク・感染症対策費用の増加などで今も手痛い打撃を受けています。
当公演は助成金の申請も行い、有難いことに認可もいただきました。
しかし、それでも、初見のお客様でも観られる値段にチケット代を抑えつつ、公演のクオリティを上げ、俳優・スタッフに満足のいくギャランティーをお支払いするためには、どうしても皆様のご支援が必要です。
今回、出演者たちからもアイディアを募り、多数のリターンを考えました。是非お気に入りのコースを探してみて下さい。
これまでの活動
阿久津京介 …… 俳優/脚本家/演出家。もあダむ主宰。
1995年8月4日生まれ。愛知県出身。
2018年4月、就職を期に上京、人材広告会社にて法人営業を経験する。退職後、舞台を中心に俳優活動を開始。
2022年3月、劇団DULL-COLORED POP『プルーフ/証明』(原作:デヴィット・オーバーン、翻訳:谷賢一)のオーディションにて、100名以上の俳優の中から主演・ハル役に抜擢され、その感性を活かした純粋かつ大胆な演技が好評を博す。同年5月、劇団DULL-COLORED POP入団、12月退団。
2021年、演出家・脚本家としても活動を開始。
〈主な出演作品〉
DULL-COLORED-POP『プルーフ/証明』-主演:ハル 役
DULL-COLORED-POP『岸田國士戦争劇集』-主演:志岐行一 役
ぱぷりか『どっか行け!クソたいぎい我が人生』-柴田大志 役 など
これまで、俳優として精力的に活動する傍ら、定期的にワークショップを行うことで、たくさんの俳優と出会ってきました。そこで注力してきたのは、自身の俳優活動の中で得た知識や見聞、演技をする喜びを、周囲の俳優に還元することです。
俳優目線を持った演出家だからこそできる演出。伝え方。言葉選び。
本公演は、そういった今まで培ったノウハウをみなさんにお披露目する、初めての機会になります。
所属していた劇団を退団し、「ひとり」になったこのタイミングで、「ひとりでは決してできないこと」をやろうと決めました。(詳しくは、こちらの記事をお読みください。)
この創作を通じて、俳優・スタッフたちと共に、より高いレベルで「創作とは何か」「演劇とは何か」を追求することを目指します。
資金の使い道
公演の質の向上のため、以下の用途に用いられます。
・稽古環境の向上のための稽古場代、および備品代として(消毒・換気など感染防止対策を含む)
・上演クオリティ向上のため、衣裳費・小道具費・その他製作費として
そして何より、上演のクオリティに最も直結する「俳優」のための「出演料」、公演に際して御助力いただく「スタッフ」のための「報酬金」として使われます。
そのほか、本公演では様々なコストカットを行い、ミニマルに現場を回すことで、創作の主体である俳優、スタッフに最も多くの予算を割く工夫をしています。
※このクラウドファンディング支援サイト・CAMPFIRE使用料として、集まった支援総額から17%(手数料12% + 決済手数料5%)(+税) がCAMPFIREに支払われます。
リターンについて
ご支援頂いた皆様に直接感謝の意を示すため、すべてのコースで「お礼メール」キャストからの「お礼動画」をお届けします。
また、本公演は全席自由席でのご案内を予定しておりますが、クラウドファンディングの支援者様限定で、「ざっくり指定席」での予約も可能となっております。是非、ご希望のお席や良席で、今作をご覧になっていただければと思います。
※「ざっくり指定席」とは席のご希望を「ざっくり」指定できるシステムです。「最前列で観たい」「出演者の◯◯さんが見やすい席」「舞台全体が見える後方席」「出入りしやすい通路席」など、ご希望を受け付けます。
なお、リターンにチケット代は含まれていないため、別途お支払いが必要になります。
また、今回それぞれの支援スタイルに合わせて以下のコースをご用意いたしました。
・創作過程を見つめるコース …… 今回の目玉! 演出家とともに稽古場に常駐する「演出助手」による「稽古場日誌」を通して、創作の変化と成長を随時ご報告、共有させていただきます。
・「もっと」創作過程を見つめるコース …… 「稽古場日誌」に加えて、創作過程で俳優が取ったメモ、演出家が書き込んだメモなど、ここでしか見ることができない貴重なものが見られるコースです。
・出演者を応援コース …… 応援したい出演者のサイン入り非売品写真 or サイン入り上演台本を受け取れます。
・差し入れコース …… キャスト、スタッフに差し入れができるコースです。ご支援いただいたお品物を実際に使用、お食事の場合は食べているお写真をお送りいたします。
・関係者コース(人数限定) …… 公演関係者の一人として、本番前日のゲネプロ(リハーサル)にご招待! 加えて、当公演の記録映像をご提供いたします!
・プレミアム関係者コース(人数限定) …… 稽古場見学が可能! 記録映像もご提供!
・スタッフワークコース …… スタッフ資料&当公演のバックステージツアーをご提供!当公演の劇伴を担当するアーティスト:Lailielによる非売品音源をご提供!
・裏話に興味があるコース …… もあダむ主宰:阿久津京介と濃厚に絡める特別特典! 一緒に記録映像を見ながら、創作の裏側をお話しできます(対面予定)。もちろん記録映像もご提供いたします!
・わがままなんでも聞きますコース …… あなたの希望になんでもお応えします!
以上、すべて複数応募可能です。
受け取りたいリターンや参加の仕方に合わせてご選択下さい!
実施スケジュール
2023年
6月下旬 情報公開&クラウドファンディング募集開始
7月上旬 稽古開始
随時出演者情報&フォトをもあダむ公式HP上にて公開!
8月3日~8日 本番の上演 @王子小劇場
8月15日 クラウドファンディングご応募締め切り
公演情報:もあダむ旗揚げ公演
『バター、トースト、ジャム』
作・演出:阿久津京介
2023年8月3日(木)~8月8日(火)-全10ステージを予定
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現代。この国のどこか。
人々は今日も暮らします。
些細な日常を、大切に
ぼんやりと、幸せになりたい、なんて考えながら
どこかで、誰かのせいにしながら。
それでも。
何かが変わる"きっかけ"は、きっとすぐそばに。
あぁ。
今日も、なにもできなかった。
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出演
(画像左から)
卯ノ原圭吾、春山椋(株式会社ギフト)、朝倉真琴、関口蒼(ASOBISYSTEM)、越前屋由隆、東宮綾音(有限会社ジャングル)、大岩世奈(株式会社N・F・B)
スタッフ
舞台美術:石井彩夏、濱崎賢二
舞台監督:峯岸沙綾
宣伝ビジュアル撮影:橋本浩祐
舞台写真撮影:上野陽立
音響プラン/操作:日影可奈子
照明プラン:緒方稔記(黒猿)
照明操作:江花明里
音楽:マリエ映茉(Lailiel)
演出助手:稲葉捺月、鄭玲美
制作:夏榠リョウ(宍戸錠事務所)、株式会社 MAD カンパニー
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
当日運営・企画・主催:もあダむ
協力:アソビシステム株式会社、有限会社ジャングル、株式会社ギフト、
株式会社N・F・B、株式会社MADカンパニー、株式会社宍戸錠事務所、黒猿、
株式会社ORIGRESS PARKS
最後に ー主宰・阿久津京介よりメッセージー
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
旗揚げ公演にもかかわらず、素晴らしい俳優・制作陣が集まってくれました。
このメンバーで、「最高峰の演劇」を作ります。
なんだか暗いニュースの多い芸能界です。マイナスなイメージのある方も多いのかもしれません。
どうなっているんだろう。どうやって作っているんだろう。その創作過程では、いったい何が起きているんだろう。
そこをすべて、包み隠さず、見ていただきたいと思っています。
もちろん、綺麗な部分ばかりじゃないと思います。
ですがぼくは、今後の演劇界を発展させていくためには、完成された/整えられた、「結果」としての上演だけでなく、その「過程」をお客様にも知ってもらう必要があると強く思います。
演劇って、本当に面白いんです。全力で、みんなで、創るんです。
健全な環境でも、上質な作品は創れる。当公演で、それを証明します。
「どうやって演技/演劇は生まれていくのか」、我々が何に悩み、考え、立ち向かっているのか。
その創作過程をお客様と一緒に味わい、楽しみ、追いかける。そんな公演にできたらと思います。
応援どうぞよろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
・リターンを受け取るために必要な会場までの交通費・滞在費・送料などは支援者様の方でご負担頂けますようお願い致します。
・リターンでお渡しする文章や画像などはお客様の方で自由に楽しみ保管して頂けますが、著作権は劇団およびそれぞれの原作者が保持します。再配布や複製・改変などは著作権法により禁止されていますのでご注意下さい。
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