2023/06/16 15:13

この文章を読んでくださっている皆様、そしてクラウドファンディング開始2日目で素敵な支援をしてくださいました26名の支援者様。

どうもありがとうございます。

クラリネットとEWI奏者の水野まなです。

不安ばかりのスタートだったにも関わらず、2日目で達成率26%、本当に嬉しく思っています。


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私がクラウドファンディングを始める前、クラリネット業界を最先端で駆け抜ける同じ門下生で素敵な先輩方「AQUA MUSE」さんのクラウドファンディングの支援者となり、様々な知識を得ることができました。

自分が支援者になってみると、「応援する楽しさ」を味わうことができますし、なによりも応援する側の気持ちも理解することができました。

反対に、厳しくいうと「価値を感じていただけなければ支援をしてもらえない」とも同時に思います。

そんな目線から、今回の収録楽曲についてしっかりと言葉にしてお伝えできるように解説していきたいと思います。

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 まず、リターンプライズとなっております「Reflection」を提供してくださった素敵な作曲家、守谷勇人さんについてのご紹介と楽曲について解説致します。


守谷勇人さんとは音楽配信仲間として出会いました。

普段私はクラシック音楽の世界で音楽仲間たちとコンサートをすることが多かった中で、これまでに私が出会ったことが無いようなDTM作曲・劇伴作品を得意とする若くして才能の溢れる方を見つけました。

DTM作曲を得意とされることから、音楽界に革命を巻き起こしている「YOASOBI」さんや「ボカロPさん」たちのようなEWIに合う前衛的で、守谷さんのアイディアによる斬新な作品が出来ると思いました。またそれをクラリネットとピアノで演奏した時にどのような表現ができるのかも期待していて頂きたいです。

私は配信でEWI(ウィンドシンセサイザー)を毎日のように演奏していた事から、守谷さんの作風が電子楽器に合うのでは?!と目を光らせて依頼をさせて頂いたことで生まれた楽曲です。

また、「Refrection」はCD制作にあたり、クラリネットとピアノ用にも疾走感のある綺麗なアコースティックバージョンとしても書き下ろしていただいています。

どちらのバージョンもCDにそれぞれ収録予定で、近未来的でリズミカルな楽曲として聴き比べてみたり、多方面からこの楽曲をお楽しみ頂けると思います。


(※「Refrection」は、CDとは別のEWIの音を使用した秘蔵音源データ付きコース、特別先行入手としてDTMカラオケ音源をお楽しみいただけるコース、楽譜を特別先行入手できるコースとリターン内容があります。)


守谷勇人さん以外の作曲家の方々は根底にクラシカル要素が強くあるので、守谷勇人さんの登場によりなかなか斬新な作品が残せるのではと期待しています。

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《守谷 勇人/ Yuto Moritani》

1996年生まれ、岡山県倉敷市出身、東京音楽大学作曲科「映画放送音楽コース」卒業。

中学で吹奏楽部に入部したことをきっかけにトランペットを始める。そのころから作曲やDTMを趣味として楽しむようになり、高校生の頃に将来の職にすることを志す。作曲,和声学を小六禮次郎、糀場富美子、上岡洋一に師事。大学在学中から楽曲提供やコンサート用の作編曲などを行い、現在は劇伴作品を中心に作編家として活動中。

緻密なオーケストレーションを得意とする。

趣味はゲームと野球観戦で、好きな食べ物は白米。特技はどこでも寝られること。

[主な作品]

作曲/『プリンセスコネクト!Re:Dive』,『うまゆる』(『ウマ娘プリティーダービー』オリジナルショートアニメシリーズ)

編曲/ TVアニメ『氷菓』10周年記念フィルムコンサート, THE IDOLM@STER ORCHESTRA CONCERT

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また、今回の作品のDTM制作の想いなどをご本人に綴って頂きました。(クラリネットバージョンはまた別の解説がありますが、まずはEWIバージョンの解説から。)


Reflection》for EWI

曲名の「Reflection」は反射、反響という意味で、この曲の核となるシンセサイザーのディレイやアルペジオのサウンド、Aメロやサビでメロディーのフレーズを弦楽器で繰り返したりする様子を形容しています。

EWIのサウンドを生かしたノリの良い楽曲にするために、リズムと音色選びには特にこだわっています。

曲を通してシンコペーションのリズムを多用し、弦楽器はキメのフレーズと白玉やトレモロの部分で対比がわかりやすいように大きく差をつけました。

シンセベースはなるべくシャープな音色、弦楽器のサウンドもドライで切れ味のあるサウンド、ドラムも歯切れの良い音を目指してエディットしました。

EWIの伸びやかな音色で奏でられるアドリブソロ、後半の落ち着いたピアノソロから転調して一気に盛り上がってラストに向かう展開にも注目して聴いていただけると嬉しいです。

守谷勇人

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ここまで記事を見て下さりどうもありがとうございます。

水野まな