私は東京都荒川区の自宅で2018年9月より「こども食堂サザンクロス」を運営しています。
こども食堂を始めたきっかけは24年前、
特別養子縁組で迎えた息子にあります。
コロナ禍では多くのひとり親家庭が食に困り、
生理用品をはじめとする日用品についても支援の必要性があると感じた中で、
「ランドセル」が購入できないという事実に驚きを隠せませんでした。
ランドセルのリサイクル?思いあぐねていたところ...
石川県でリサイクル活動をなさっている方と偶然 Facebookで繋がることができました。
その方にランドセルリサイクルの仕組みを伝授していただきました。
ボランティア団体で開催するパントリーにもランドセルを展示し、
実は本当にランドセルを必要としている子どもたちにランドセルを届けるにはそう時間がかからないことだったのです。
2022年の冬頃からはリユースランドセルの無料配布、
安価再販の需要が日本人ばかりでなく荒川区で暮らす外国人家庭にもあることがわかりました。
この活動は SDGs活動の仲間入りをし、
ケーブル TV をはじめ、様々なネットワークで紹介されるようになりました。
ランドセルリサイクルには「革クリーニング」「革リサイクル」「皮革商品のデザイン作成」「ランドセル 販売」など、
就労に繋がる工程が多く、
こども食堂での「食支援」と合わせた活動のできる施設はできな いものかと考え始めました。
息子はトゥレット症候群と ADHD(注意欠陥)を持って生まれ、
IQ が 83(境界知能 IQ71~84)であるとわかった時には
「進学や就職は大丈夫なのだろうか?」という気持ちばかりが先行し、顔が熱くなっ たのを覚えています。
境界知能を持つ子ども自身の認知度の低さや理解度の低さが犯罪に繋がることが 多くなっている昨今、
息子の成長と共に息子を取り巻く環境の中で、予期せぬ妊娠、万引き、衝動性からくる障害事件など、
私自身も様々なケースを目の当たりにしてきました。
そのたびに親の心はかきむしられ、
平常心でいられない日々が続き、やがて弱り果てた当時の自分を思い出します。
就労支援施設ココレは生きづらさを抱える子どもたちの居場所のみならず、
働きたいと思ってもなかな か働く場所を見つけられない障がい者の方、
社会との交流が閉ざされてしまっているひきこもりの方々、就労の継続が難しい方々の居場所でもあります。
就労の二本柱は「ランドセルリサイクル」と「こども食堂への食支援」です。
「ランドセルを必要としている小学生のために世界でひとつだけのランドセルを作ってみませんか?」
「笑顔ほころぶ、美味しいお弁当を作ってみませんか?」
今日も頑張れた、明日もあさってもココレで働らきたい!を実現させたいのです。
みなさまからの熱いご支援とパワーを頂戴し、令和6年1月「就労継続支援 B 型ココレ」を開設いたしたく、
ここにお願いを申し上げる次第でございます。
生きづらさを抱える子どもたちや若者たち、必ず目の出る種を持っています。
その種を撒き、花となるまで見守ることができる温かい居場所を創りたい、
すべては24年前に息子を迎えたことから始まってい ます。
乳児院や養護施設で目の当たりにした子ども達の懸命に生きる姿を忘れません。
NPO 法人いきば 代表南谷素子
今回のクラウドファンディングでは、施設建築にかかる資金を、想いに共感してくださった方々から、ご支援いただきたいと考えています。
施設内装費、送迎用車、トイレ、キッチン設備、ガスオーブン、冷蔵庫、冷凍庫、電子レンジ、パソコン、 プリンター、事務デスク、作業台、会議テーブル、椅子、パーテーション、靴箱、書庫、事務備品など
2023年8月8日:クラウドファンディング開始
2023年9月21日:クラウドファンディング終了
プロジェクト終了後随時リターン発送
2024年1月頃 プロジェクト公開予定
オープン場所(予定):東京都荒川区
営業時間(予定):9時〜18時(休業日:土日祝)
■人員配置や受け入れ人数
管理者1名
サービス管理責任者1名
職業訓練員2名
生活支援員3名
受け入れ人数 20名予定
「またこの場所に行きたい」「あの人達に会いたいな」そう思えるような、
安心・安全・自立を目指せる居場所を、社会を実現出来ればと願っています。
皆さまの温かいご支援をいただけましたら、幸いです。
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