2023/07/29 07:00

実家にて鶏を焼きながら『鶏』が『肉』になる過程を理解できていないなと考えていました。

縁に恵まれ奈良県にて『大和肉鶏』を育てている中家さんに鶏を絞める経験をさせて頂きました。

その時の感触は今でもしっかりと覚えています。

生命を止めて食にする感覚を料理人として、ちゃんと持ちながら歩きたいと思い罠の狩猟免状を取得して和歌山県にて猪や、鹿の捕獲から解体まで行っている中谷さんに付いて、山を巡りながら教わりました。

宮城県にて猟師の大島さんにも何度も通わせてもらい、血抜きや処理などそれぞれの考えや理念に基づいた技術をたくさん教えて頂きました。

駆除ではなく食材にするための『仕留め方』

狩猟と農耕を通じて学んだのは、野菜でも肉でも魚でも、食材としての『前』を知り理解した上で料理するものとして『責』を担うこと。

多くの先輩に教えて頂いた、僕にとってとても大事な、これからも大事に持って歩きたい大切な感覚なのです。