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大分・別府のまちで、眠っているイスをお引き継ぎしたい!

DABURA.m株式会社は宿「HAJIMARI Beppu」を開業します。それにあたり地域の方のご自宅で眠っているイスを一部リメイク・修繕を施し、カフェラウンジでお引き継ぎしたいと考えております。リメイク・修繕費を集めるためにクラウドファンディングに挑戦。募集金額30万円を目指します。

現在の支援総額

410,500

136%

目標金額は300,000円

支援者数

45

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/08/10に募集を開始し、 45人の支援により 410,500円の資金を集め、 2023/09/16に募集を終了しました

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大分・別府のまちで、眠っているイスをお引き継ぎしたい!

現在の支援総額

410,500

136%達成

終了

目標金額300,000

支援者数45

このプロジェクトは、2023/08/10に募集を開始し、 45人の支援により 410,500円の資金を集め、 2023/09/16に募集を終了しました

DABURA.m株式会社は宿「HAJIMARI Beppu」を開業します。それにあたり地域の方のご自宅で眠っているイスを一部リメイク・修繕を施し、カフェラウンジでお引き継ぎしたいと考えております。リメイク・修繕費を集めるためにクラウドファンディングに挑戦。募集金額30万円を目指します。

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1. はじめに

はじめまして。大分県別府市にある建築設計事務所「DABURA.m(ダブラエム)」です。
私たちは「利他的な文化としての建築、空間、地域を創造し、持続可能な文明への転換に寄与する」という理念のもと、建築設計、空間再生、地域デザインに取り組んできました。

この度、自社プロデュースにて2023年9月に宿「HAJIMARI Beppu」を開業するにあたり、別府・大分のまちで眠っているイスをお譲りいただき、一部リメイク・修繕を施し、カフェラウンジや客室でお引き継ぎしたいと考えております。地域の方が大切に使われてきたものを新たな場所でお引き継ぎする本プロジェクトに、ご支援・応援お願いいたします!


2. 別府のまち/プロジェクトを実施する背景

別府のまちで見られる湯けむりの様子

HAJIMARI Beppuが位置する別府市南部エリアは、明治・大正期から戦後にかけて別府の中心地として栄えたことから歴史的名所が多く、地域の暮らしに根付いた共同温泉も多数あり、湯のまち別府の昔ながらの下町風情と生活文化を感じられる魅力があります。また、アーティストが多く移住したり、滞在制作ができるレジデンスがあったり、クリエイティブな一面もあります。しかし、同時に少子高齢化や空き家の増加も著しいエリアでもあります。

大分県別府市南部エリアの風景
まちにたくさん共同温泉があり、地元の暮らしに根付いています。

HAJIMARI Beppuで使用する家具をどんなものにするか考えていた時、地域の方からこんな声を耳にしました。

「眠っている家具は多くあるけど、思い入れがありなかなか捨てられない」

そこで私たちは、地域に空き家があるのなら眠っている家具が他にも多くあるのではないかと考えました。実際に2023年5月から地域の方に向けてお譲りいただける家具の募集を始めたところ、これまでに47点の椅子とソファベッド、テーブルが集まりました。

お譲りいただいたイスの一部

実際にイスのお引き継ぎに伺った際には、たくさんの素敵なエピソードをお聞きしました。その中で、こんな話をしてくださったことがあります。このイスはおじいさまが大切に使われていたイスの一つで、32年前にご両親が結婚の挨拶の際に座ったイスだと、いただいたお手紙に書かれていました。

これから沢山の方々に座っていただけると思うと、おじいちゃんも喜んでくれると思います。」

このように大切に使われていたものを私たちに譲っていただけることが嬉しかったですし、あたたかい気持ちになったことを覚えています。そして、ただイスを再利用するのではなく、大切に使っていきたいと改めて感じました。

上記のエピソードとともにお譲りいただいたイス宿のイスとしては、そのまま使用できるものもありますが、一部リメイクや修繕が必要なものもあります。思い出はそのままに、一部修繕が必要なイスのリメイクに、どうかご支援お願いいたします。


3. このプロジェクトで実現したいこと

今回のクラウドファンディングで集めた資金を使い、実現したいことは3つあります。

●眠っているイス・家具を一部リメイク・修繕
地域の方からは以前使用されていたイスをお引き継ぎし、一つ一つ丁寧に修繕・リメイクを施します。張り地の張り替えが必要なものには、ユキハシトモヒコ(温泉染研究所)が手がけた温泉染めの生地を使用するなど、素材も地域の作家の手によるものにしていきたいと思っています。張り替えが難しいものについてはカバーを制作するなどもいたします。それらのための費用を募りたいと思います。

イスの座面張り替えに使う温泉染めした生地を打ち合わせ中。
(写真はユキハシトモヒコ氏)
温泉染の生地で実際に張り替えの試作をしている様子●思い出のお引き継ぎ

イスを使われていた方のエピソードをまとめ、エピソード集を作成して、「HAJIMARI Beppu」館内やWebサイト上にてご紹介していきたいです。その作成のための費用にもさせていただきたいです。
上記のようなことを皆様のご協力のもと実施し、今後「HAJIMARI Beppu」を、訪れた方がお引き継ぎしたイスや家具に触れた時、新品にはない、人のあたたかさや想いを感じてもらえるような場所にしていきたいと思っています。

お譲りいただいたイスの一部
芸妓さんらが活動していた置き屋が解体された際に保管していたそう。

4. 資金の使い道

1階カフェラウンジや客室で利用するイスや家具のリメイク・修繕費にあてます。主にリメイクでは、主に座面の張り替え、脚部分の塗り替え、壊れている部分の修繕、ソファカバーの製作などの作業を行います。


5.「HAJIMARI Beppu」はこんな場所になります!

自社ビルとして活用していた元酒卸倉庫ビルだった空き物件を、現在さらに空間再生しています。街全体を宿と見立て、地域を知る”はじまり”となる宿として2023年9月「HAJIMARI Beppu」に生まれ変わります。
コンセプトは「別府の文化に出会うはじまりの場所」。お風呂ははまちの温泉。食事はまちの美味しい飲食店で。お土産は商店街や路地に店を構える素敵な雑貨屋さんで。宿自体にもさまざまな要素を散りばめ、地域の新たな交流の場となることを目指します。

HAJIMARI Beppu 1Fカフェラウンジのイメージ
ここでお引き継ぎしたイスを使用する予定。
イスを通して、宿泊される方と地域の方との交流の場ができることを期待。

【別府・大分ゆかりのアーティスト・クリエイターによる宿づくり】
宿主人(夫)が建築家であることを活かして、元酒類卸倉庫だった築46年の建物を、耐震補強を施しコンバージョン。館内では陶芸家である宿主人(妻)が作ったうつわが全客室と1階ラウンジで使うことができ、陶板ウォールアートも展示します。また、別府・大分に在住またはゆかりがあるアーティストやクリエーター達が宿づくりに参加しました。

左:宿主人夫妻
右:宿主人(妻)である陶芸家 坂本和歌子による陶板アート「凪」

6. 施設のご紹介

1F【カフェラウンジ】

1階にはカフェラウンジを設けます。地域の生産者による食材を用いたフードやドリンクを提供し、地域の人も気軽に立ち寄れる空間とします。館内パブリックスペースはギャラリーやイベントスペースとしても活用でき、ゲストと地域の人々の交流機会を継続的につくります。

左:カフェラウンジで販売する予定のスコーンとスープ
右:2021年に自社ビルの空き空間を使い実施した空間実験「アキバのあきば」の様子
(HAJIMARI LOUNGEでの空間活用の一例)


1F【うみとじかん】
「うみをこえて、時間をこえてお届けしたい素敵なものたち」をコンセプトとした、Wakako Ceramics代表で当宿の宿主人(妻)である陶芸家坂本和歌子によるうつわと焼き菓子ショップ。陶芸工房も併設されており、陶芸ワークショップも体験が可能です。

うみとじかんの店内

3・4F【客室】
約30平米〜約80平米からなる客室は全6室。すべての客室にキッチンを備え中長期での滞在も可能。作業スペースや制作スペース、ワークブース等もあり、様々な「Work」に対応しています。また、各室で今回宿作りに参加したアーティストやクリエイターの作品・選書・選曲を楽しむことができます。 

  • 客室 2人部屋 イメージパース

  • 客室 4人部屋 イメージパース

  • ※それぞれの客室についての詳細はリターンの説明欄に記載しております。ぜひご覧ください。

  • HAJIMARI Beppu概要
    グランドオープン 2023年9月25日(月)
    営業時間     チェックイン15:00/チェックアウト11:00
    住所       〒874-0942
             大分県別府市千代町5-1(別府駅より徒歩13分)

7. 参加アーティスト・クリエイター

安部泰輔(アベタイスケ)/ 現代美術家
古着やハギレを使って小さな立体(ヌイグルミ)を制作し、そのプロセスも含めて作品とする観客参加型のインスタレーションを、日本各地で展開している。

網中いづる(アミナカイヅル)/ イラストレーター
のびやかな筆致と甘いタッチの色彩が特徴的なイラストレーションで人気が高く、エディトリアルを中心に、ファッションブランドにもデザインを提供している。

氏デザイン(ウジデザイン)
グラフィックデザインを中心に、エディトリアル、V.I、Web、サイン、空間などのデザインを横断的に行なっている前田豊氏率いるデザイン集団。

Olectronica(オレクトロニカ)/ 美術ユニット
加藤亮と児玉順平による美術ユニット。「制作と生活」をテーマに、アート・デザイン・空間づくりなど幅広く活動している。

甲斐みのり(カイミノリ)/ 文筆家
旅、散歩、お菓子、手土産、クラシックホテルや建築などを主な題材に執筆している。

勝正光(カツマサミツ)/ 鉛筆画家
鉛筆素描でまちや人物を絵にする画家。別府市のアート版トキハ荘清島アパートの立ち上げを機に移住し、地域に根を下ろした活動を行う。

坂本和歌子(サカモトワカコ)/ 陶芸家・HAJIMARI Beppu宿主人(妻)
大分県杵築市に工房Wakako ceramicsを開設し、繊細で美しく、使いやすいうつわ作を目指して日々製作中。

DABURA.m(ダブラエム)建築設計事務所/ HAJIMARI Beppu宿主人(夫)
建築家 光浦高史が代表を務める、当宿館内に拠点を置く建築設計事務所。当宿のプロデュースと建物の再生を行なった。光浦はHAJIMARI Beppuの宿主(夫)。


藤田洋三(フジタヨウゾウ)/ 写真家
幼い頃より職人仕事に興味を持ち、1976年より別府を拠点に、全国の鏝絵、土壁、石灰窯、藁塚、石積み等の撮影と取材を続けている。

※アーティスト・クリエイターの過去作品は、HAJIMARI Beppuで展示予定の作品とは異なる場合もございます。


8. 最後に

私たちが新品ではなく眠っていたイスを採用するのは、地域にあるものを活かすこと、そして旅先だからこそ、使い捨てのものではなく、地域の方の様々な記憶と共にある家具に触れてもらいたいという想いからです。訪れた方にとっても「本当に必要なもの、大切なもの」について改めて想いをめぐらす機会になれば嬉しいです。
このプロジェクトを通して、これまで見過ごされていた価値を再発見し、新しく出会う方にも地域の方との何らかのつながりを感じていただきたいと考えております。この挑戦にご協力いただける皆様と一緒にイスたちのお引き継ぎを進めて、新たな場所づくりに取り組んでいきたいです。応援よろしくお願いいたします。



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  • 大分合同新聞に掲載していただきました!ありがとうございます。「新聞に載ってたよ!頑張ってね!」とご連絡くださった方もおり、とても嬉しいです!まだ記事をご覧になってない方は、こちらのURLからぜひご覧ください。↓大分合同新聞webサイト引き続き応援よろしくお願いいたします! もっと見る

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