●はじめに
埼玉県と千葉県を中心に保護猫活動をしております、高野と申します。
数あるプロジェクトからこちらをご覧いただきありがとうございます。
●これまでの活動について
私たちはここ数年ほど、具合の悪そうな野良猫ちゃんや、行き場のない猫ちゃんの里親探し活動を行ってきました。
今までに私たちが保護や里親探しを支援した子達には、ハンディキャップを持っている子たちが多くいました。
例えば、目や鼻がぐじゅぐじゅな子。
酷い子は目も開けられないくらいの目ヤニに覆われ、鼻水には血が混ざっていました。
耳の穴が見えないくらい真っ黒になってしまうほどの耳ダニのいる子。
ノミが付着してしまっていて酷い皮膚の炎症で脱毛してしまっている子。
腎障害等の内臓の障害の為、食事が難しかったり、常におむつが必要な子。
そして、何らかの原因で体の一部が欠損していたり等、多くのハンデを抱えている子達を目の当たりにしてきました。
このような子達はペットショップの子達とは比べ物にならないくらい猫生にもハンディキャップを強いられているのです。
体調が悪かったり、体の部位が欠損していたり等、多くのハンデを抱えているがために、飼って貰えず挙句には捨てられたりしてしまった子達も多くいたのです。
また、最近では、2022年6月に施行された、飼育頭数(保護頭数)の縮小に関する動物愛護法の改正により、やむを得ず規模を縮小しなければならない状況に陥ってしまったブリーダーや保護猫活動をしている方から数万から数十万の猫の保護が必要になってしまったともいわれています。
実際、その時期からブリーダーの方からの里親探しの依頼も増え、また、どうやっても減らせないブリーダーの方からの相談も受けました。
保護猫団体も小規模のところでは飼育頭数に限界があり、活動ができなくなってしまった団体や新しく保護することができなくなってしまった団体も出ていると聞いています。
ただでさえ、環境省によると2021年度の猫ちゃんの殺処分数は1万2000匹ほどで平均すると1日に約40匹が殺処分されていることになるそうです。
環境省_統計資料「犬・猫の引き取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」よりhttps://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
これは、ハンディキャップのある子も、そうでない子も合計した数ですが、そのような子達が少しでも減り、幸せに暮らしていける子が増えるように出来たらと考え今まで全力で取り組んでまいりました。
そして、これからもハンディキャップのある子もない子も幸せになれるように引き続き全力で取り組み続けていきます。
これらは個人的な活動であったため、今まではSNS等は行っていませんでしたがこれからの活動については今後TwitterやInstagramなどで上げていきますのでそちらをご覧ください。
今まで私たちは個人で活動していることもあり、下記の「資金の使い道」にある猫ちゃん1か月の金額もかかり、今できることに限界が来てしまいました。
そこで、より多くの行き場のない子達を助けるためにNPO法人を設立することを決意しました。NPO法人の設立の際してPSGの資格も取得しておりますので保護活動を出来る施設(土地)の確保が出来次第、動物取扱業も取得できる状態です。
法人を設立するメリットとして、法人向けの物件を借りたり、施設での譲渡会などが開きやすくなります。
●プロジェクトを立ち上げたきっかけ
個人ではなく法人として、より多くの保護活動を行いたいと考えております。
法人設立をするにあたり、事務所代や設立の為の行政書士さんへの依頼料などがかかるようになります。
これらの費用がこちらで賄えれば良いのですが今まで保護してきた猫ちゃんへの出費が思うよりかかってしまっているのが現状な為、貯金も底をつきつつあります。
そして度重なる物価上昇で今お世話をしている猫ちゃんたちの分の食費も厳しい状況になってきてしまった為、クラウドファンディングで皆様にご協力をお願いすることにいたしました。
●資金の使い道
今回のプロジェクトでご支援いただいた資金は全て法人設立に際してのお金や猫ちゃんへ使わせていただきます。
(下記に加え、別途CAMPFIRE手数料がかかります。)
〇法人設立費
・行政書士への依頼料:30~50万円
・設備費:20万円~(月額)
・その他書類等NPO及び設立に関わる諸経費等
〇猫ちゃん10匹に1か月に使う金額
・フード(ドライフード、ウェットフード、ミルク含むその他栄養食):30000円
・おやつ:10000円
・ペットシーツ:30000円
〇猫ちゃん10匹に年間で使う金額・トリミング(シャンプー含む)(年1,2回):長毛種150000円
・シャンプー(年1,2回):短毛種80000円
・定期健診(年2,3回):100000円
・ワクチン(年1回):50000円
〇猫ちゃんにその他で使うお金
・去勢、避妊:1匹につき2~3万円
・病気によって別途治療費
・その他設備費等消耗品など
病気の子も多い為、現在猫ちゃん10匹に年間で約150万円ほどかかっています。
集まった金額次第ではより多くの猫ちゃんが安全に快適に暮らせるためにプレハブ小屋の増設等も検討しております。
〇設置費用(予定)
・土地代:500万円
・プレハブ代:500万円
・その他光熱費等
●実施スケジュール
2023年7月:プロジェクトスタート
2023年8月31日:プロジェクト終了
2023年9月:NPO法人設立申し込み及び保護施設の選定
2023年9月:ホームページ作成開始
2023年10月:サイト作成完了及びリターンのお名前掲載、リターン発送開始
その後審査機関
2024年前半:NPO法人設立
2024年前半:動物取扱業取得
※リターンにあるサイトへのお名前の掲載は法人設立申し込みが完了し次第となりますので予定よりも早まる場合がございます。予めご了承ください。
リターンの説明
リターンには、NPO法人を設立した際に作成するサイトへのお名前の記載をさせていただきます。
また、1万円以上の方からになってしまうのですが、保護猫の手形付きの葉書を送らせていただきます。
●最後に
今まで保護や譲渡のお手伝いをした子達のほとんどが新しい家族を見つけて巣立っていきました。
新しいお家の方からのメッセージやお写真は有難く、そしてとても励みになっております。
この子は生まれつき左目が欠損しており、右目も白濁があります。今は里親様のお家で見える右目でおもちゃを追いかけて遊んでいる嬉しい写真をいただきました。
(左の画像は保護時の写真、右の画像は現在の写真です。)
右目が癒着していた子もここまで回復することができ、今では里親様の下で幸せに暮らしています。
おむつをはいていた黒猫ちゃんも、里親様にこの子の病気に理解を頂き、現在、一日一日を大切に過ごしております。そして、里親様の献身的なサポートによりここまで元気に過ごしております。心より感謝いたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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