【はじめに】
はじめまして。
Miraiallかわさき代表の平松あずさと申します。
2023年春、「子どもたちの未来をより良くするために今できること」をスローガンに、絵本、音楽、子ども、女性をキーワードに様々な社会問題の解決に取り組む一般社団法人を立ち上げました。
本業は子どもたちに歌を教える音楽教室をしており、こちらは設立20年が経ちました。
音の教室カリヨン
この間、地域の子どもたち、親子とたくさん関わってきて様々な社会問題にも多く触れることがありました。
でもそのほとんどが、一般には知られていないことが多く、「もっとみんなが知っていたらいいのに」と思うことがたくさんありました。
私たちのお教室は絵本に音楽をつけ、絵本の登場人物になって歌ったり、踊ったり、絵を描いたり演じたり。。。五感をフルに使って身体中で感じて自分の好きなことを見つけるというお教室です。
「絵本+音楽」は子どもだちの想像力をかきたて、まるで自分が絵本の世界に入ったように夢中になって感じることができます。
音楽絵本を通して想像することは「自分だったらどうだろう」と考えるきっかけになります。
この力を、様々な社会問題を知ることに役立てることはできないだろうかと考えました。
そんな中で出会ったのが「ドラッグ・ロス(ラグ)」「医療のエコ活動」です。
■解決したい社会課題と私たちの想い
「ドラッグ・ロス(ラグ)」の問題とその解決をめざした「医療のエコ活動」を多くの人たちに知ってもらいたい。
この言葉をご存知でしょうか。
【ドラッグ・ロス、ドラッグ・ラグ問題とは】
海外では使える薬が、日本では開発が行われず、日本で使うことができない状況のことを「ドラッグラグ・ロス」、使えるようになるまでに長い年月がかかる問題のことを「ドラッグ・ラグ」といい、そのような薬が増えつつあると言います。実際に助かるかもしれない命が助からないということが起きています。
川崎市でも、2021年に海外にある薬が日本では承認が間に合わず使用することができず、小学生の男の子が亡くなりました。いつも遊んでいる友だちがいつそうなるかもしれない。我が子がいつそうなるかもしれない。愕然としました。
どうしてこんなことになってしまっているのでしょうか。その要因の一つに少子高齢化に伴う医療費の増大(医療にかけられる財源の不足)が関連していることを知りました。
現在では自治体によりますが、子どもは医療証があれば無料で病院で薬が処方してもらえる。
それは当たり前のことで、どんな薬でも使いたいときにすぐ使える環境にあります。
病院へ行けばすぐにお医者さんに診てもらえる。
でもそれはずっとこの先もそうなのでしょうか。。。
コロナ禍で私たちは、発熱外来がいっぱいで診てもらえなかったり、入院もできなかったり、そもそも治る薬がないという経験をしました。もし、患ってしまったら死んでしまうかもしれないという危機感を覚えました。
この状況が当たり前になってしまったらどうしよう。
本来ならば治る病気が日本にいたら治らない。。
もしかしたら将来このままでいくとそんな未来がもう来ているかもしれません。
【医療のエコ活動とは】
こんな大きなドラッグ・ロス問題ですが、実はその解決に向けて私たち一人ひとりができることがあります。
医療に関わる資源(薬やお金、医療に関わる人など)も、環境資源と同様に、実は限りある大切な資源。それをみんなで大切に使うことで、治療法がなく困っている患者さんのために、新しい薬や治療法を届けられる社会を目指した活動です。
ドラッグ・ロス問題と医療のエコ活動について分かりやすくお伝えできるアニメーション動画がありますのでご覧ください。
医療資源にも限りがあります。
みんなが健康でいるために、栄養バランスのよい食事をとること、運動をすること、感染症にならないようにうがい・手洗いをすること、検診にいって病気を早く見つけること、病気になってしまったらお薬をしっかり飲んで早く治すこと、そのどれもが医療のエコ活動です。
医療のエコ活動について多くの人に知ってもらいたいと思いました。一人ひとりの力がきっと大きな変化を生む力になります。
■これまでの活動
【医療のエコ活動をテーマにした音楽絵本を制作】
音楽絵本とは、絵本のストーリーの寄り添うような音楽が全編にわたってついていて、まるで映画を見ているように絵本を味わうことができます。
ー元気でいることが未来につながる新しい薬を作る力になるー
縁遠い社会問題を子どもたちがどうやったらワクワクと楽しい気持ちを持って、健康や医療・お薬の大切さ、困っている人を想いやる気持ちなどを考え行動できるきっかけをつくれるか。そこからこの絵本が生まれました。
主人公のポーリーとナーミーがお薬が出るステッキでいろいろな人を助ける物語で、ステッキの使いすぎで新しいお薬が生まれなくなってしまうことに気付くストーリー展開となっています。
ここで音楽絵本の読み聞かせ動画をご紹介させていただきます。
音楽絵本「ポーリーとナーミーのまほうのステッキ」
文 平松あずさ
絵 どうなつみ
音楽 丹保麻里恵
音楽付き読み聞かせ
【音楽絵本コンサートを開催】
2023年4月15日(土)に川崎市の溝の口にある高津市民館大ホールにて一般の親子向けに音楽絵本コンサートを開催しました。音楽絵本コンサート
100組募集のところ120組の応募をいただき、さらに追加公演を行うことに。
会場が一体となった音楽絵本コンサート
医療のエコ活動をしてみたいと思いましたか
コンサート終了後のアンケートより
コンサートを観劇したあと書いてくれた小学生の作文
終演後の感想
*この絵本をきっかけに子どもとドラッグロスについて考える(話す)ようにしていきたいです。きらきらの魔法のステッキがあることで、子どもにも親しみやすい内容でした。
*すてきでカワイイ話でドラッグロスについて分かりやすかったです。
*とてもステキなおはなしでもっともっと沢山の人に知ってほしいし、何度も何度もくり返し見たいし、話を聞きたいです。
*小学校にも来てほしい~くすりは身近だけどよくわからない話ですがとてもわかりやすかった。大・大・大満足です。
*とても可愛い絵本と音楽で子供もじっと見ていました。最後のお話を聞いて納得できました。
*大切な問題を取り入れるという試み、素晴らしいと思いました。
*難しい薬についてのお話を分かりやすく、親しみを持ちながら知ることが出来ました。
ポーリーとナーミーのまほうのステッキの絵本の読み聞かせとコンサート。
さらに医療のエコ活動の話を織り交ぜたことにより、子どもでもしっかりとその内容が届くものとなります。
【音楽絵本コンサートをきっかけにママさん達にもこの活動が拡がっています】
私たちの周りで人々の健康に貢献されている方々がいらっしゃいます。
体操・ヨガの先生、食に関することをお仕事にしている方、香り(アロマ等)で心と身体のケアをされている方、お仕事だけでなく、子どもたち、家族が元気でいるようにバランスのとれた食事や運動を積極的に行うようにしてるママたち。
たくさんの方々が「医療のエコ活動」に共感いただきこの活動を応援してくださっています。自分・家族のためだけではなく、そのことが未来の医療やまだ治療法がなくて困っている患者さんのために繋がっているんだということを意識して積極的に行動を起こしていくこと。
そのことが医療のエコ活動の出発だと思います。そんなみなさんにお声がけして、医療のエコ活動の座談会も行っています。
回を重ねるごとにメンバーが増えていっています。
私たちはこの「医療のエコ活動」に共感いただいたみなさんに「アンバサダー」となっていただき、一緒に普及活動も行っています。
川崎にある調剤薬局(ネコノテ薬局)さん
【ついに絵本を書籍化しました!!!】
絵本にQRコードをつけどこでも音楽が聞こえるようにしました
絵本の冒頭にQRコードをつけそれを携帯で読み取ると私たちが演奏する音楽と語りが流れるようにしました。
絵本があればご家庭で音楽絵本を楽しむことができます。
絵本があればご家庭や子供達が集まるご施設で、音楽絵本を楽しむことができます。この音楽絵本を通して全国の子ども達へ健康や医療・お薬の大切さを考え行動してもらいたい、さらに子どもから大人へとそのメッセージが拡がっていってほしいと願っています。
■このプロジェクトで実現したいこと
医療のエコ活動を伝えるために、音楽絵本を活用して2つの方法で多くの方々に伝えていきたいと考えています。
■音楽絵本+活用動画セット支援
皆様がクラファンでご支援いただく金額に応じて「ポーリーとナーミーのまほうのステッキ」の絵本が様々な自治体、支援センター、図書館、病院等へ寄付される仕組みです。
集まった資金を元に絵本を増版し、川崎市をスタートとして全国各地に寄付し、医療のエコ活動を広めていくきっかけを作ります。
だれでも子どもたちに楽しんでもらえるよう音楽絵本の活用方法をまとめた動画も合わせてご提供させていただきます。
ご支援いただいた皆様へは絵本をどこへ寄付したか、どのように広がっていくかを報告して参ります。
▼リターンについて
5000円支援いただくと、1冊をお手元にさらに1冊が寄付されます。ご支援の金額に応じて寄付される絵本が増えていきます。「絵本1冊コース」「絵本2冊コース」・・・・
すでに絵本をお持ちで全て支援したいという方にはポリナミのオリジナルリターングッズをお送りします。
オリジナルグッズ クリアファイル
*「応援しています!!」コース3000円〜ご用意しました。
■「ポリナミ医療のエコ活動SDGsコンサート」を届ける
皆様がクラファンでご支援いただいた資金で、川崎市を皮切りに全国各地でコンサートを開催していきます。コンサートではご協力いただきました企業・自治体様の協賛名を明記し、本活動の取り組みと企業・自治体様自身の医療のエコ活動の推進に繋がる取り組みと合わせてご紹介します。
▼リターンについて
1公演30万円からのコースとなります。会場の規模に応じて金額が異なります。
内容は相談しながらご希望に添う形のコンサートを実施します。
*企業様向けの「応援しています!」コース10万円〜ご用意しました。
【資金の使い道】
目標金額150万円の使い道
絵本リターン 50万(300冊)
コンサート費(会場費、人件費、交通費、滞在費)約50万円
広報費(チラシ制作費等)約30万
手数料:約20万円 (9%+税)
【実施スケジュール】
7月上旬 絵本書籍完成
7〜9月 絵本寄付先選定
9〜11月 クラウドファンディング 実施
12月上旬 リターン発送 コンサート活動開始
【最後に】
難しいテーマでもみんなが少しずつ考えていくことが、常識を変えていく力になります。
この絵本を通して、子どもたちが自分ごととして考え行動していくこと、そして子どもを取り巻く大人たちがその姿を見て行動変容を起こしていくこと。そのきっかけをこの活動で作っていければと思います。
私たちはワクワクしながらこの活動を行っていきます。キラキラのまほうの先に、助かる命があって、明るい未来に繋がりますように。みなさんのご支援でどうぞこの活動を広げてください!!
医療のエコ活動。私たちの活動を応援してください。
<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング150万ご支援いただきました!!
2023/12/05 14:35<ご報告>医療のエコ活動を伝えたい!!150万円達成しました!!ご報告が遅くなりましたが、150万円達成いたしました。たくさんの方々のご協力とご支援に感謝申し上げます。絵本をご希望の皆様お待たせいたしております。お送りしますので今しばらくお待ちください。寄付をご希望の皆様。ありがとうございます。ゆっくりと寄付先を選定させていただいております。来年も引き続き医療のエコ活動を広めるべく、この絵本を使ってコンサートなど行ってまいります。どうぞ応援してください。この度は本当にありがとうございました!!Miraiallかわさき代表 平松あずさ もっと見る
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