子供のころに感じた孤独感
小学校3、4年生の時にLGBTだと気づいて、子供ながらに「自分は普通じゃないんだ」と思いました。
本当の自分を知ったら人が離れていくかもしれない。
次第に恐怖を感じるようにもなりました。
LGBTである子供たちは何年間もそうした思いを抱えて生きていて、希死念慮もそれ以外の人と比べたら何倍も高いという統計結果もあります。
「自分が異常」と思う絶望感や、疎外感。
それはいくら人が周りにいても拭えない感情だと思います。
だから思うんです。これからの子供たちにはそんな未来を生きてほしくないと。
もっと「この自分でいいんだ」胸を張って生きられる未来を作りたい。人と少し性別が違うだけで、下を向いて歩かないといけないようなそんな社会のままにしたくないと心から思います。
「こうあらねば」を振りかざさない未来へ
少しでも生きやすい未来を作る。
そのためにこのパレードをします。
これは何も性別のことだけではありません。
他者への寛容性が低いと言われている日本人は誰しも窮屈な思いを抱えているように思います。
こうあらねばならない。
こうあるべきだ。
そんな鎖に自分を縛り付けられて、人にもそれを振りかざす。そんな状況が息苦しさを作っていると思います。
「お、そんな生き方もあるのね」と気軽に認めあえる柔らかい世の中になれば、もっと笑顔も増えるんじゃないでしょうか?
みんなが生きやすい未来を作る。
そんな想いに共感してくださる仲間が増えることは本当に心強いです。
いつも応援してくださってありがとうございます。
これからも一歩一歩進みます。
実行委員長 佐藤みどり(ドリー)