spinは磁石を使った製品です。S極とN極が引き合うことで、指を軽く添えるだけで自動的に閉じます。この操作も一瞬で、かつ直感的に可能です。これまでのキーケースは、ホックなどをはめ合わせるための慎重な操作が必要でした。目で見て、あるいは「慣れ」が必要だったのです。また、うまく閉じられないときは、目で見て閉じる操作をやり直していたはずです。spinではこういったアクションは存在しません。指を添えるだけで、閉じることができるからです。
#spinの使いやすさ の付いた活動報告
押して開く。このとき革のふちに指があたります。このときの手触りも気持ちよくなるようにデザインしています。革を折り返して作ることで革の断面ではなく、なめらかな革の表面に指が当たることになります。これにより手触りと滑りが良くなります。外側と内側のパーツを分けてしまった方が、コストが下がりますし、革の取り効率も良いのですが、そうすると上記のような気持ちよさには限界があります。spinは気持ちよく開くデザインを優先しました。
人は生活の中で意識と無意識の判断を、何度も行っています。電車に何時に乗るのかは、意識的な判断。ペットボトルの蓋を開け閉めする力の入れ具合いは、無意識の判断。人は意識的な判断をするのにストレスを感じます。もっと他のことに時間と思考を使うほうが快適です。そこでspinは「開く操作」が無意識にできるようにデザインしました。開く操作は、ただ押すだけです。これまでのキーケースにあった、ホックなどの金具を操作する必要はありません。
カギを留める金具は様々です。一般的な金具は「たくさんのカギのそれぞれをよく使う」場合は、カギが選びやすいのですが、カギがそもそも少ないならオーバースペックですし、取り付けるカギの最大本数分のスペースを内側の確保する必要があります。つまり、キーケースが大きくなります。では、カギ1,2本であれば、どのようにカギを取り付けるとよいのでしょうか?usflは「組ネジ」を採用しました。カギが少ないなら、組ネジにアドバンテージがあります。操作しやすく、素早く出し入れでき、かつ収納効率が良いのです。spinは、カギ1〜2本を使う人にフィットするキーケースです。